TIPA写真塾制作展の搬入です。
「展示作業を学ぶ」という目的をもって作業をおこないました。
展示においての絶対的なルールがある訳ではありませんが
経験上、このようにすると良いであろうと感じる事を紹介しました。
最初は額紐の結び方から。
昔、画材屋さんでアルバイトをしていた時、
店長から教えて頂いた結び方を紹介。
負荷がかかることで結び目が締まり、
解く時は片方の紐先を引っ張るだけで
魔法のように解ける結び方です。
コレは日常生活の中でも便利です。
次は会場構成。
会場の動線の確認、並び順を検討します。
いよいよ展示作業。
よく問題になるのが“高さ”の決め方。
国によっても、その基準が異なる事を
Takayukiの実体験を交えながら解説。
その後、効率的な展示方法について。
手作りの展示道具を紹介しました。
協力しながら手際よく展示が進みました。
作品が壁面に掛かっていく様子を見るのは
自作でなくとも気持ちが高まります!
他にキャプションの作り方や付け方について
様々な事例を紹介しました。
最後はライティング。
作品に照明をあてるだけでなく
会場全体の光の廻り方にも気を配り
何度も微調整をしました。
展示作業終了です。
適宜、レクチャーを交えながら
所要時間、約3時間半。
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TIPA写真塾制作展vol.2「写真表現の探求」
出品者
木村康子 小西直美 滝みつる 徳永隆之
徳永好恵 山口宏美 吉原祥子
2010年2月1日(月)~14日(日)
*7日、11日は休廊
10:00-18:00
最終日は15:00まで
会場
ギャラリー京終
奈良市中辻町80-8ナガノカメラワーク2F
皆さまのお越しをお待ちしております。
作品の仕上げ作業に取り組みました。
写真や版画の仕上げ方には幾つかの方法がありますが
今回はブックマット形式での仕上げを学びます。
ブックマット形式とはどのようなものか、
実物を紹介しながら説明しました。
*
そして
作業にとりかかります。
まずは“フラットニング”。
バライタ印画紙は乾燥するとカーリングするので
ドライマウントプレス機という
大きなアイロンでプレスして平面状にします。
次は“スポッティング”。
写真面にあるホコリの跡をスポトーンで修正します。
この緻密な作業には集中力が必要です。
いよいよ“マッティング”。
作品のサイズを計り、図面を書きます。
ミュージアムボードにカットラインの目印をつけます。
マットカッターで窓枠を開けます。
この作業、なかなか難しいです。
実は私(Yoshie)は未だに上手にカットできず、いつも人任せです。
情けない・・・。
窓枠を開けたオーバーマット
と
写真を貼り込むアンダーマット
を
リネンテープで接合してブックマットが完成。
そして
写真を三角コーナーで固定。
これらの工程を終えてやっと完成です!
最後に
作品タイトル・コメントを考えて授業を終了しました。
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<お知らせ>
TIPA写真塾制作展vol.2「写真表現の探求」
出品者
木村康子 小西直美 滝みつる 徳永隆之
徳永好恵 山口宏美 吉原祥子
2010年2月1日(月)~14日(日)
*7日、11日は休廊
10:00-18:00
最終日は15:00まで
会場:ギャラリー京終
奈良市中辻町80-8ナガノカメラワーク2F
本格的に作品制作に取り組む時期となりました。
年末・年始にかけて
撮影・フィルム現像・プリントと
一連の作業に励んでいます。
水道の温度が低く、温度管理に気を配りながら
慎重に暗室作業に取り組みます。
バライタプリントはしっかりと水洗をおこなわなくてはなりません。
ご覧のようにバライタウォッシャーが賑わっています。
プリント乾燥台も満杯です。
(このプリント乾燥台は大工の友人に作ってもらいました。家具のような立派さです。)
まだ、完成には至っておらず、
ラストスパートにかける段階です。
頑張って下さい!
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今年のTIPA写真塾制作展には、
シルクスクリーン専科の受講生も有志で参加します。
作品にサインを記入しようとしますが
なかなか書き方が定まらず何度も練習。
その甲斐あって
サイン入りの作品を額に入れると立派に見えました。