シルクスクリーンプリント技法で4色を刷り重ね
カラー印刷を体験する作業に取り組みました。
サイズはポストカードサイズ、枚数は30枚。
トンボをつける作業など、ちょっとした下準備も
枚数が多いため時間がかかります。
今回は既製のインク(イエロー、マゼンダ、シアン、ブラック)を
原色で使用するので
インクの調合作業はありません。
故にどんどん刷ります。
4色刷りで30枚、計120刷りする事になります。
まるで100本ノックのようです。
*
コチラ、4色を重ねた状態です。
画面には各色存在します。
なかなか魅力的な図柄ですが
何なのか解りません。
遠目に見ると
モチーフが認識できるはず・・・。
刷り実験の結果一覧。
コチラは看板をデフォルメした図柄です。
一枚の完成形の魅力よりも
刷り実験の全様を眺める鑑賞法がオモシロイです。
印刷の工程を手作業で体験することで
新たな見方を発見できたと思います。
身の回りの印刷物を
あらためて
近視眼的に凝視したくなりますね。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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作品の方向が定まり
制作を進める段階となりました。
一見、完成した作品のように見えますが
こちらはパソコンから出力した刷り計画図。
作業を予習できる点はメリットですが
ゴールが見えてしまうのではないか?
と
思われるかもしれません。
しかし
スクリーンにインクを通す作業により
その存在感は別格のものとなります。
情報としての画像に
物質的魅力が付加されるという事。
この魅力こそが
現代において
シルクスクリーンプリントに取り組む目的と考える
徳永写真美術研究所です。
インク作りは
五感を研ぎ澄まし
調合、濃度の調整をおこないます。
注意すべき点は
時間をかけすぎると
インクが硬くなるトラブルが発生します。
集中力を高めテキパキと・・・。
刷り作業は段取りよく、一気に進めます。
テキパキ・テキパキ
!
完成まであと一歩。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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展示に向けての制作段階となり
各自のペースで
撮影、暗室作業の反復、作品内容についての思索を繰り返します。
限られた期間で作品をまとめるには
フィルム現像の一連の作業は確実におこない
失敗なく作業を進めたいところ・・・。
まだ、少々のミスはあるものの
経験を重ねる毎にスムーズに作業が進むようになりました。
この日の学習項目は
写真の仕上げ方について。
本講座では
ブックマット形式の仕上げ方を実践します。
この仕上げ方は
長期保存に適した方法です。
各自の作品サイズ、点数にあわせて
展示プランをたてました。
*
講座後半はこれまでに仕上げたバライタプリントの検証。
バライタ印画紙は乾燥すると濃度や黒の見え方が微妙に変化します。
今後、暗室作業の段階で乾燥後の状態を考慮した表現ができるよう
じっくり、その変化を観察しました。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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前回の授業にて
カラー写真を色分解した原稿を元に
今回は
シルクスクリーンプリント技法を利用し
刷り合わせる作業に取り組みました。
下の写真はアミかけした製版原稿です。
C(シアン)版、M(マゼンダ)版、Y(イエロー)版、K(ブラック)版と4色の図柄。
手際よく4版の製版作業をおこない
刷り作業の準備に着手。
まず、版合わせ用のトンボを記す。
何度も試し刷りをして“刷る”動作を体得。
そして
刷り作業の一連の動きを入念に確認。
何事もだんどりが大切です。
刷り作業、開始。
まずはY版から。
刷り損じが発生することもありますが
躊躇することなく30枚を連続して刷ります。
今回はM版を刷るところまでおこないました。
C版、K版は次回に。
4色刷り合わせた段階で
30枚中何枚
完璧な状態で仕上がるのでしょうか。
結果は後ほど。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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TIPA写真塾では学びの成果を
展示する機会を設けています。
その機会は2月
シルクスクリーンプリント技法を学ぶ
この講座も集大成となる制作に
着手する時期となりました。
徳永写真美術研究所は
写真表現の中に
シルクスクリーン技法を位置付けているため
写真を原稿とした版表現を進めます。
原稿作成においては
画像ソフト(フォトショップ)を使い
製版に適する状態に加工します。
画像の加工は
必ずしも自分でおこなわなくともよいと考えていますが
作者の意思をダイレクトに反映させるには
やはり自分の手で全てを進めたいところ。
本講座では希望があれば
原稿作成に必要な機能のみを抜粋して
ソフトの操作を解説します。
皆さんの目指す表現が完成するよう
お手伝いをしながら
制作の行方を見守っています。
記:徳永好恵
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大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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