月イチ創作実験クラブの活動報告です。
今回の報告内容は描画シルクでモチベーションが上がるファイル作り。
描画シルクとは
手描き版で刷るシルクスクリーンプリントのこと。
このファイルは作品制作の種となるアレコレを綴るため
自分にまつわる「何か」を示す図版を原稿としました。
スクリーンに描画ペンで描きます。
インクが乾いたら
スクリーン全面に黄色い乳剤を塗布。
スクィジーを上手く扱えずムラが出ても
再度塗りなおしてリカバリーできました。
乳剤乾燥後は洗い油で描画インクを溶かします。
細部は布でなでながらインクを溶かして版を仕上げます。
版が完成したら刷り作業。
今回、黒・白・赤のインクを用意しましたが
黒はどなたも使わず赤・白での刷りとなりました。
上の写真のように手形を押す方も!
「この手で制作を進めるぞ」とモチベーションが上がること間違いなし。
画面に熱をかけると膨らむ発砲インクを使用したので
少しモコッとしています。
右上は私のファイルです。
(小学3年生の時に考案したサイン)
*
後半は
制作の進行具合を披露しあいました。
数年間継続して撮影している本シリーズ
そろそろ仕上げ段階のようです。
前回のクラブ活動のお題・フロッタージュを
自宅で進めた成果を拝見。
フロッタージュでコラージュ!
早速、刷り上がったファイルに
資料や制作物入れて持ち帰りました。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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