バライタ印画紙でのプリント2日目です。
まず、はじめは
前回に作成した写真の仕上がりを確認することから。
まだ練習段階とはいえ
最終的には
作品として仕上げる事が目標です。
作業台には白布を敷き、白手袋を着用して
これまでよりも丁寧に扱います。
バライタ印画紙特有の“ドライダウン”という現象を観察。
少しずつ濃度を変えた写真を見比べ
乾燥後にどのくらい濃度が増すのかを確認しました。
この濃度の変化を頭に入れて
今後のプリントを進めます。
*
授業後半は
暗室にてプリント作業に専念。
夜の9時過ぎまで頑張りました。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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これまでの授業では
技法を理解することを目的に
実習をおこなってきましたが
いよいよ今回から
個々に制作を進めます。
シルクスクリーンプリントの作業において
最も大切な事は“だんどり”です。
作業途中で考え込むなど、モタモタしていると
様々なトラブルが発生します。
事前に作業計画を立て
手落ち無く準備をおこない
基本的な動作を確実にこなす事が必須。
幾つかの作業ポイントの中で
難易度が高い作業はインク作り。
何度もインクを練り直し
色味・濃度を調整します。
見えるか、見えないかの
視覚認知の際の表現を模索中です。
作品制作は後日に・・・
愛犬をモチーフとして実用品制作。
ご家族の喜ぶ姿が思い浮かびます。
建築物の断片を合成した画像です。
創造した空間を活かす刷り方とは?
次回に期待。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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TIPA写真塾制作展への出品を意識して
作品制作をスタートする時期となりました。
今回から
バライタ印画紙を使用し
ファインプリントに取り組みます。
まずは
バライタ印画紙の特性や扱い方の説明から。
実際にバライタ印画紙でプリントした写真を手に取り
印画紙の表現力や物質感を観察。
暗室作業の工程は
これまでのRCペーパーと大きく異なりませんが
今まで以上に
丁寧に作業をおこないます。
それから
写真作品を制作するうえでは
長期保存できる状態で仕上げなければなりません。
そのため
アーカイバルウッシャーを使い
1時間以上の水洗をします。
また
ドライダウンという現象にも注意。
乾くと若干濃度が濃くなるため
その変化を考慮に入れてプリントします。
今回の作業では
どのくらい濃くなるかを体感しておきます。
次回は
本格的にプリント作業に専念します。
*
作品として成立させる場合
技術とともに
“何を表現するのか”という
コンセプトも重要です。
無意識の中で働く
自身の意識に気付くことを目的に
今まで撮影した写真を検証する試みを
ある受講生に課しました。
写真を分類して
セクションごとにタイトルをつけると
幾つかのテーマが存在している事に気付きます。
後付のテーマ設定ですが
これをきっかけに
更に内容を深める事ができればと思います。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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今年4月からスタートした
シルクスクリーン研究科は
最終日をむかえました。
この日は
通常よりも少し早く作業を開始し
講評会までの3時間
作品制作に励みました。
*
<講評会>
現在、取り組んでいる制作物を提示し
担当講師を中心に
ディスカッションをおこないました。
前期の授業で研究した
版のあわせ方や刷り方、色彩について
個人制作においても
更に研究を重ねた成果が伺えます。
シルク担当講師・清田もえ子さんによる
的確で丁寧なアドバイス
加えて
受講生同士の
活発な意見交換もありました。
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上段は文章とあわした表現を模索した取り組み。
下段はディテールにこだわった研究成果です。
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授業前半はイラストでの表現でしたが
後半は写真撮影から始める制作となりました。
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この研究科の皆さんは
授業日以外にも
熱心に自主制作に励まれたため
当初
想定していた制作物の質・量を
はるかに超えた成果をあげることができました。
今後
シルクスクリーンプリントの特性を活かし
さらに魅力ある作品が仕上がることを
期待します。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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これまでに
シルクスクリーンプリントの
一通りの工程を体験し
いよいよ
作品制作に着手する段階となりました。
まず
技法の魅力を活かす事を念頭に入れ
作品計画を練ります。
次に
徳永写真美術研究所では
写真表現の延長として
シルクスクリーンを位置づけているため
写真製版に適する製版原稿を作成します。
フォトショップ上で
適宜、画像補正をおこないます。
この微調整がとても重要。
何度も調整を繰り返しながら
原稿を仕上げます。
製版原稿の段階で画像を加工して
架空の作品世界を作り出す事もできます。
これらの原稿が
どのような色で、どのように刷られるのでしょうか。
次回が楽しみです。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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