徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

作品制作研究講座1 / 4日目 表現活動の準備:ステイトメント

2015年05月23日 | 研究講座


この日は
自分の制作を言語化する事について考えました。

言葉で表せないから作っているのです・・・
という話をしばしば耳にします。
確かに
そういうこともあるかも知れません。
しかし
表現活動に携わる者は
好きに見て感じてくださいというスタンスではなく
自分のおこないを説明する義務があります。



何を伝えようとするのかを記す時

制作意図に曖昧な部分があったり
目指す方向と結果が合致していなかったり
そもそも伝える内容がなかったり・・・

そのような状態では
自作についての文章を書く事はできません。



言語化する事は
第三者に対して作品の理解を促すだけでなく
自分の取り組みを客観的に認識するためにも役立ちます。



講座では
様々な分野で活動する作家さんの
ステイトメントを紹介し
その書き方について研究しました。

そして
前回の粘土による制作物に対する
ステイトメントを記す事を宿題としました。


記:徳永好恵


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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。


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銀塩写真講座1 / 2日目 ピンホールカメラ撮影・現像・プリント

2015年05月17日 | 銀塩写真講座


この日の講座では
紙箱で作ったピンホールカメラに印画紙を詰めて撮影
そして
暗室にて現像・プリント作業に取り組みました。



撮影においては
何種類かのカメラを用い
写り具合を確認しながら
カメラの特性を学びました。

例えば・・・
こちらの円筒状のカメラは
光が入る孔を2つ作りました。



ひとつは箱の蓋に孔をあけ
転がらないように靴でカメラを固定して撮影。
印画紙は箱の底部分に設置しています。



コチラは箱の側面に孔を開け
印画紙も側面に曲げて設置しています。

同じピンホールカメラでの撮影ですが
孔の位置によって
写真の仕上がりにどのような違いが生じるのか
その確認は重要な学習ポイントです。





コチラは
平たい直方体の箱を用いたピンホールカメラです。



作者によると
鹿の視線の先を視るイメージの写真を目指したいとの事で
鹿とカメラとの距離を変えて何枚か撮影されていました。



撮影した印画紙を暗室で現像すると
ネガ像が仕上がります。
そのネガ像を原稿に密着反転プリントをおこなう事で
ピンホール写真が完成します。

今回
暗室作業の記録撮影をしておらず
唐突に完成した写真をお見せする事となりますが
仕上がった写真はこのような感じです。



右端に
鹿の視線の先を写した写真が確認できますね。

受講生のリクエストにお応えして
次回も
ピンホール写真応用編の内容で進めます。


記:徳永好恵


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作品制作研究講座1 / 3日目 表現とは何か2:結果の検証

2015年05月09日 | 研究講座


下の粘土を用いて
「表現とは何か」について考えるエクササイズを
宿題としていました。



この日の講座内容は宿題の検証です。



粘土を用いて
何を伝えようとする取り組みなのか
その内容について
制作物を撮影した写真を披露しながら
語っていただきました。

下に皆さんの取り組みの一端を紹介します。
ご覧下さい。

↓↓↓



























以上、7名の取り組みです。

本ブログでは内容までは記しませんが
想像力を掻き立てられませんか?

実に様々な「伝えようとすること」がありました。



プレゼン後のコーヒータイムでも
互いの制作物についての
質疑応答が延々と続きました。

今回は
同じ素材を元にしたエクササイズでしたが
この後は
各自の制作について考えていきます。


記:徳永好恵


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銀塩写真講座1 / 1日目 ピンホールカメラ作り

2015年05月03日 | 銀塩写真講座


今回は紙箱を用いピンホールカメラを作りました。



まずは
光を通す孔を開けることから。



ピンホールカメラにとって孔は
写真の仕上がりを左右する重要な部分です。
縫い針で開けたり
プッシュピンで凹みをつけヤスリで削り出したり・・・
幾つかの開け方を試みました。

その後
スライドプロジェクターを持ち出し
孔の状態とサイズを確認。



どのように孔を確認したかと言えば



透明の定規をプロジェクターにはさみ 
壁に投影した1mmのメモリが
どのくらいのサイズなのかを計り



次に
孔のプレートをはさんで大きさを計り
実寸を確認しました。
孔の大きさはカメラのF値を割り出す時に必要です。

この時、孔の大きさと共に
数枚の孔から最も真円に近い孔を選び
カメラに設置しました。



この日の作業はカメラを作るところまで。

講座後半は
デジタルカメラやフィルムカメラを用いた
ピンホールカメラを紹介しました。





写真は中判カメラのフィルムバックを用いたピンホールカメラです。

最後は
ピンホール写真作品や資料等を紹介して
この日の講座を終えました。



次回は箱の中に印画紙を入れて撮影
そして
暗室での現像作業に取り組みます。

記:徳永好恵


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