徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

作品制作研究講座1 / 4日目 ステイトメント

2014年05月31日 | 研究講座




シャッターボタンを押すと
誰しもが画像を生み出せる時代になりました。
電話でも撮影ができる時代です。
しかし
その画像は何なのでしょうか。
何をもって作品となるのでしょうか。
また
何を目標に作品制作を進めるべきでしょうか。

この日は
幾人かの作家の資料を読みながら
ステイトメントについて学びました。

本講座では
自作を客観的に認識するために
自分の制作活動について
言語化することは必須と考えます。

次回までに
これまでの制作物を見直し
ステイトメントを仕上げる事を宿題としました。
 

記:徳永好恵

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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写真講座1 / 4日目 ピンホール写真制作 撮影・現像

2014年05月25日 | 銀塩写真講座


2回目のピンホール写真制作では
三脚にカメラを固定して
構図にこだわる撮影にも取り組みました。



カメラを向けた先には高層マンション。





今回は暗室にて
ネガ像をポジ像に反転する作業もおこないました。



反転作業では
引伸機の扱いも重要な学習事項です。





仕上がりはコチラ



暗室作業終了後は
ネガとポジを並べ、制作物を検証しました。





次回の講座内容はモノクロフィルム現像。
その準備として
フィルムをリールに巻く練習をして授業を終えました。



記:徳永好恵

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シルクスクリーンプリント講座1 / 4日目 プラスアルファの魅力作り

2014年05月18日 | シルクスクリーンプリント講座

シルクスクリーンプリント技法は
水性インクを使う場合
スクリーンや道具類を水洗いする作業が多くあります。
通常、水洗いのあとは
エアコンの前に置いて乾燥させますが
お天気の良い日はベランダで天日干しする事もあります。



日光浴する道具たちを見ていると・・・
清々しい気持ちになります。(私だけかな?)





この日は
前回に作った手描き版を刷ることからスタート。

その後・・・



刷り上った画面の上に
カッティング原紙を乗せてトレースしました。

そして



トレースした線を切り抜き
オープンスクリーンに貼り付けて
更なる刷り重ねに挑戦。





この日の刷り作業では
部分的に熱で発泡するタイプのインクを使用しました。



画面にあて布を敷きアイロンで熱をかけると





発泡インクで刷った部分のみ膨らみました。



記録写真では認識できませんが
発泡部分は質感も変化しています。



次回は
これまでの実験結果をもとに
あらためて刷り計画を立て、作業を完成させます。

記:徳永好恵

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作品制作研究講座1 / 3日目 自作の検証1 客観的に視る

2014年05月17日 | 研究講座


作品制作研究講座は
講座名の通り、作品制作について研究します。

「表現とは何か」を考える
エクササイズを終えて
いよいよ
講座は本題へと進みます。

この日は
制作物を持ち寄り
客観的に視る事に取り組みました。



また
目指すところを見極める資料として
自身の制作活動の延長線上にあると思う
作家の資料も併せて提示していただきました。







進行中のプロジェクトの説明と試作をプレゼン。
そして、次なる展開を検討・・・



近年の制作物から、自身の関心がどこにあるのかを読み取り
目指す方向を探るディスカッション・・・



これまでに制作した幾つかのシリーズを提示。
作品として内容を深めようとする取り組みはどれかと思案・・・



自己紹介として仕上がった作品を提示。
この講座では
今までとは異なる視点での制作に取り組む予定であるとの事。





それぞれの課題を持って
これから
自分の作品制作について研究していきます。


記:徳永好恵

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写真講座1 / 3日目 ピンホールカメラ作り&原理を学ぶ

2014年05月11日 | 銀塩写真講座

2日間かけてピンホール写真課題に取り組みます。

初日は、原理を学ぶ事から。



様々なタイプのカメラ・オブスクラを覗き
像を結ぶ現象を観察した後・・・



印画紙をカメラに装てんするタイプの
ピンホールカメラを作成し撮影。



撮影後は研究所に戻り、暗室での実習に取り組みました。

記録写真はありませんが
この実習では
暗室体験も重要な学習項目としています。

赤いライトの中
現像液→停止液→定着液→水洗→乾燥

一連の現像作業に取り組んだ結果がコチラ



今回、仕上がった画像はネガの状態です。

次の授業では
引伸機を使って階調を反転させ
ピンホール写真作品を完成させるところまでをおこないます。

記:徳永好恵

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シルクスクリーンプリント講座1 / 3日目 製版&刷り作業に取り組む

2014年05月04日 | シルクスクリーンプリント講座

前回の講座で
写真製版用に加工したデータを
透明フィルムに出力して・・・



感光フィルムを貼ったスクリーンに焼き付け・・・



水洗・・・



乾燥・・・



製版作業完了。



そして
できたての版を用いた
刷り作業に取り組みました。



まずは、スクリーンにマスキングテープを貼り・・・・



スキージーにインクを盛り・・・
刷り作業の記録写真はありませんが・・・



講座初日に刷ったベタ面の上に
2度目の刷り作業をおこないました。

そして、その後・・・



更に
もう1版の刷り重ねに取り組みました。



次の版は写真製版ではなく・・・



手描きによる版作りに挑戦。



この描画版が、先ほどの写真画像に
どのように刷り重なるのか?
乞う、ご期待。

記:徳永好恵


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作品制作研究講座1 / 2日目 表現とは何か2 結果の検証

2014年05月03日 | 研究講座

前回の講座にて

「表現とは何か」

ついて
学びました。

そして・・・宿題として

<何か>を認識するための課題に
取り組んでいただきました。






宿題の一部を紹介します。



言葉にすると複雑な状況を
抽象化した画面で伝える取り組みです。
確かに言葉がなくとも
制作意図を読み取れそうです。



作品制作をおこなう上で
まずは対象物を観察・分析することは大切。
与えられた白い粘土を様々な角度から
観察した結果を見る事ができます。



粘土の変幻自在な性質に着目して形成。
脳内に存在する形にならない形を排出する取り組みです。
この行為は何を意図するのか、次の段階を期待します。



クリストの制作方法に着想を得たとのこと。
先人の取り組みを踏まえた制作は意味深いことです。
視覚と触覚の認知の仕方について考える内容に展開できそう。



以上、宿題の発表でした。
 

「・・・を感じていただけたら幸いです。」
という
受け身な姿勢ではなく
白い粘土で何を表現したのか?

この「何を」を作品で伝える事が
表現者としての制作では重要であると
今回の講座で確認しました。

次からは
与えられた課題ではなく
皆さんのこれまでの制作を見直し
深めていくことに取り組みます。


記:徳永好恵

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