何となく晴れた週末、いつものようにみかんの丘に上がった。先週も感じたのだが、このところの丘はまるでお花畑だ。これでは丘の主役がみかんなのか野草なのか分からなくなってくる。先週はホトケノザの花盛りだったが、今日はこの可愛らしい花が一面に広がって風にそよいでいた。何の花だろう、古い野草図鑑を引っ張り出して調べてみたが載っていない。おかしいな、無いはずはない。この花は我が家の周りでもあちこちで目にする。そこでWebで探してみた。
そして見つけた名前が「マツバウンラン」。この名前を先ほどの野草図鑑の索引で探してみたがやっぱり見つからない。それもそのはず。この草は北アメリカ原産で、比較的最近日本に帰化した植物だというのだ。日本で確認されたのは1980年頃だそうで、その後一気に広がり、今では東北以南の各地で見られるという。
放っておいて良いのかな。それとも駆除しなくちゃいけないのかな。ただ、在来種と言われる植物でも、きっと昔どこからか入って来たものが多いだろう。前から居た種と仲良くやっていくのなら、これはこれで良い様な気もする。