文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

学校林とセミの脱け殻調査

2005-08-08 09:30:20 | 水質浄化:東京湾、船上からの報告
 ことしも、3年目ですが、文京区の柳町小学校内の林(学校林)でセミの脱け殻調査を、お手伝いしています。ボランティアで派遣されている生徒の指導員である方を介して、アブラゼミ、ミンミンゼミの脱け殻を収集して、種とオスメスを同定を行い、個体数をカウントしてきています。
 学校林は、学校の四隅の植えられた林が、この小学校で立派に管理され、自然林に近く、元気に育っています。周辺がマンションや工場等で覆われ、セミもここに
集中繁殖してきた結果だと思います。
 アブラゼミが7割、ミンミンが3割。ほかの種類は知られていません。
一昨年と昨年とでは、発生期間が2週間もずれました。今年は一昨年と同様なパターンで推移しています。
 この小学校では、クロメダカが珍しくも生息していることでも知られています。
本当にめづらしい所です。それは地下水が豊富で、池にポンプで地下水を供給出来ているからだと思います。木の元気なこと。蝉の数が半端でないことも関係していると思われます。

本日朝、はじめてクマゼミが文京区の公園で鳴きました

2005-08-08 09:18:53 | 東京の街角からモニタリングでわかること
 2005/8/8 早朝、都内文京区本駒込4丁目の動坂公園から、アブラゼミやみんみんゼミに混じって、クマゼミのシャーシャーという鳴き声を聞きました。この地域では初めてです。
 元々、この地域では、ここ数年セミが昼間ほとんど鳴かなくなって、夜間特に丑三つ時に、まずアブラゼミが一斉に鳴き出すことが常態化。明け方、かわってみんみんゼミが鳴き出しています。ある面で近所迷惑な状態です。
 どうも、羽化直後にカラスやヒヨドリ(小型のセミが)に食害されてしまい、結果として夜間に鳴く修正の群れだけが生き残ってしまったという推測がなされています。
 その上に、カラスが急速に減ってきています。セミが食害されることも減った模様で、今年は昼間も元気に鳴いています。
 結果として、昼も夜もセミの声を聞くことが出来るようになりました。