田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

・・重工

2007-03-30 22:47:36 | その他
 先日○○重工に行ってきた。重工と言えば篠原とか石川島とか富士とかあるが、今回行ったのは「川崎」なのだ。名前は川崎でも所在するのは岐阜県各務原。「各務原」は、「かがみはら」だとばかり思っていたが、「かかみがはら」であることが今回判明して少々驚いた。航空自衛隊の岐阜基地に隣接した大きな工場だった。主力商品はレイバーではなく航空機。それ以外にオートバイや船やロケットなんかも全体や部分を生産している。航空機はジェットやプロペラ機以外にヘリコプターも作っていて、最近はボーイング社と提携して、旅客機の部分生産もしているそうだ。で、当社との取引品目は「ATM」つまり対戦車ミサイル。ミサイルの生産ライン・・と言ってもいわゆるコンベアーで流れる「ライン」では無いのだが、を見せてもらったのだ。ついでに航空機も見せてもらった。自衛隊の次期主力輸送機C-Xのほぼ完成状態の実機を見せてもらえた。こいつは一般の人は立ち入れない建屋の中で作っているのだが、この建屋自体がそもそもC-Xのために新たに建てたものだそうで、とてつもなくでかい。ジャンボジェット並みにでかいC-Xを3機同時に収めることが出来る床面積がある。高さは5~6階建ての建物くらいもあり、その高さ×床面積の空間に柱や壁が一切無い。つまりさえぎるものが何も無い巨大な1個の空間なのだった。そもそもC-Xは現用のC-1をそのまま巨大化させたような形状で、普通の旅客機より胴体が極めて太い。いままでCGなどでは見たことがあるが、実物を見て、改めてその巨大さに驚いた。なんか「時代が変わったナ~」と思った。C-1を作ったとき、積載量が多くて航続距離が長いと、近隣諸国に脅威を与えると言うばかげた言いがかりで、わざわざ「遠くまで飛べない、たくさん積めない」使えない輸送機を国民の皆様の血税で作ったわけだが、今回は「すっげー遠くまで飛べて、しこたま積める」ちゃんとした輸送機を作ってるのだ。これこそが税金の正しい使い方と言える。一般の皆様に実機がお披露目になるのはまだ少し先です。

2007田切冬の大掃除10

2007-03-26 22:34:57 | 飯田線の旅
 まあ、吹雪いているような気象状況だから、かいてもすぐに積もってしまうのだった。それでも1時間強で待合もホームも綺麗になった。かつては掃除している最中に駅を通過する快速や時刻表に無い貨物列車もあったが、比較的運行本数が多い北部飯田線でも本数の削減は深刻で、待合に貼られた時刻表も時間内に運行が無い空欄が目に付くようになった。実に寂しい限りだ。雪の中多数の参加者があり、活気のある無人駅になった。こんな悪い気象状況の中で、わざわざ足を運んでくださった皆様には、ただただ感謝します。

 南から帰る者は10時台の列車で去る。北に抜けるものはまだ時間の余裕があるが、それでも11時には発たないと東京まで帰れない。かように田切は遠いのだった。

 ↑飯田駅のホームでの「ミカン電車」今回のダイヤ改正で姿を消したはず。
 ↓こちらは平岡駅。こんな南部でも雪が積もっているが、見ての通り、吹雪いてはいない。積雪も少ないのが見て取れる。

 この春のダイヤ改正でJR東海エリアからはこのミカン電車が全廃された。だんだんと日本から列車のバリエーションが無くなり、どこに行っても同じ車両が走るようになる。効率や経費の面から考えるとそれが一番良いのだが、旅の風情は薄らいでしまう。・・旅人の勝手な思い入れだ。

2007田切冬の大掃除9

2007-03-25 21:51:20 | 飯田線の旅
 例によって田切には朝8時半前の列車で到着した。前日からの雪がまだ降っていて、ホームにも階段にも積もっている。
 さて、今回田切駅では大事件が勃発していたのだ!↓

 旧下村酒店のおばちゃんの話では、駅の待合で「脱糞事件」が2度続けてあったのだそうだ。そんな訳でこのような張り紙が急遽駅に張られたのである。確かにトイレは駅の下に離れているから知らない人には分かり難いかも知れないが・・・しかしねぇ。

 雪が降り続いているので、掃除と言っても、まずは雪かきをして地べたを出さないと何も出来ない。階段もホームも、総出で雪かきをする。

 地べたが出るとごみを拾ったり、また雪かきと並行して待合室の掃除をする。天井や壁を拭いて、床をデッキブラシでゴシゴシ擦る。今年は暖冬で雪も少なかったが、とにかくこの週末は大雪に見舞われたのだった。

2007田切冬の大掃除8

2007-03-23 22:34:57 | 飯田線の旅
 始発待ちの辰野駅、まだ薄暗い。辰野は飯田線の終点駅だが、書類的な所属は中央本線に属する。かつて中央本線はここ辰野を通って大きく南に迂回していたのだが、塩嶺トンネルが出来て直線ルートが開拓されると、本線ルートから外れてしまった。辰野から岡谷方面は飯田線の事実上の延長になっており、辰野~塩尻は完全にローカル化して、ミニエコーがトコトコ往復しているのだった。
 辰野駅の駅舎はさすがに元は本線の駅だけあって、大きなコンクリート製だ。かつては上の階に何件もテナントが入っていたと言う。また、写真の駅舎1階左端には駅蕎麦屋があった。今は蕎麦屋も無ければ2階には何も無い。
 待合に隣接して売店が細々と営業している。しかもこの朝早い時間にも開いている。
カップ麺の蕎麦に電気ポットに沸いた湯が置いてあるから、買って湯を注げば一応「駅蕎麦」を食べたことになるだろうか?

 正月空けてまだ1週間目なので、駅入り口には門松が飾られたままだ。
辰野町は蛍を観光の目玉として宣伝している。蛍の旬は初夏であるからまだだいぶ先の話だ。

 さて、こいつが辰野駅1番線ホームに停車中の天竜峡行き。これに乗って田切に向かうのだ。向こう側に止まっているのは快速みすず。

 これで、やっと田切に着く。

2007田切冬の大掃除7

2007-03-22 22:06:17 | 飯田線の旅
 さて、長電で写真をとったら、本日の宿である「信州健康ランド」へさっさと向かう。せっかくの(多分)温泉だから、入浴時間をしっかり取ろうという訳だ。場所は松本から少し南下して塩尻駅のそばなのだ。

 入り口の歓迎看板なのだが、中央部に注目。ちゃんと「光画部」ご一行様が歓迎されているのだ。今夜はここで宴会までする予定で、ちゃんと予約を入れてあるのだった。
 しかしまあ、日が落ちてからさらに気温が下がり、道が凍り付いている。横殴りの吹雪で、駅から健康ランドまでの僅かな距離、多分1キロ弱で遭難しちゃいそうな状況なのだ。
 健康ランドは風呂と休憩所と宿泊客用の雑魚寝スペースと、普通のビジネスホテルのような部屋があって、雑魚寝なら安く泊まれる。部屋を取ると安めビジネスホテルに泊まるのと同程度の値段だ。

 さて、宴会で軽く飲んで、早めに就寝する。なぜなら、明日の朝の動き出しが早いからだ。田切に朝8時半までに着かねばならぬので、6時前に電車に乗らなければならない。夏場ならどうって事無いが、この次期はまだ真っ暗だし、大雪の悪天候の真っ只中なのだ。こいつはけっこ厳しいぞ。

 中央線旧線で活躍する「ミニエコー」塩尻~辰野間をのどかに往復運動する。単行でロングシート仕様。前面に雪が張り付いている。車内は強めの暖房で暖かい。外がものすごく寒いので、こいつはありがたい。辰野までこれのお世話になるのだ。