田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

久しぶりに「かえる神社」に行ってきました

2025-01-28 07:50:26 | その他

 1月13日(月・祝)久しぶりに、かえる神社に行って来ました。かえる神社と言うのは僕が勝手に呼んでいる名前で、正式には「水宮神社」さんです。埼玉県富士見市に鎮座しており、祭神は、天照大神(あまてらすおおみかみ)・素戔嗚命(すさのおのみこと)・木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)・誉田別命(ほおだわけのみこと)・大國主命(おおくにぬしのみこと)・罔象女神(みずはめのかみ)の六柱です。で、かえるさんはこのお宮に使えているのだそうです。

 

 今年は巳年で、巳(へび)と言えば「かえる」、それなら久しぶりに行こう!と、何だか良く分からない思い付きで出かけました。入口の門柱をかえるさんが支えています。何年ぶりだろう、前に来た時とだいぶ変わっていました。駐車場が広くなって、その駐車場の前に神社本殿とは別のお宮がありました。

 

 こちらです。かえるさんがさり気なく左から入る(進む)ように指さしています。案内に従って左から進みます。この通路の中央には黒い石板が並んでいて、様々なカエルの絵が刻まれていました。つまり左から入ってそれを見ながら進んで奥の祠にお参りしたら、今度は右側を通って石板の裏面の絵も見るような作りになっています。

 

 一番奥に小さなお宮があります。六堂と呼ばれている祠で、修験者の役小角(えんのおづぬ)の木製座像が安置されていました。

 

 狛犬?の場所に居たのはかえるの風神・雷神です。

 

 祠前にいるこのかえるさんは、右側がお賽銭箱で、左側はおみくじが口の中に入っています。おみくじの代金はその横の賽銭箱風の箱に納めます。

 

 祠の扁額にもすごい笑顔のかえるさんが居ました。かえるが座ったこのお馴染みに姿って、あの漫画のキャラクターが元になっていると思います。

 

 入口まで戻って、あらためてこちらが水宮神社さんの本殿に至る参道です。両側にカエルの石像がずらりと並んでいます。

 

 小さなかえるさんは、それぞれに違った姿で、人生についての教訓を形にしています。

 

 突き当りに居たのは、おなかに穴のある大きなかえるさん。茅の輪ではないでしょうが、これをくぐれば何かご利益があるのかも。特に案内は出ていませんが取りあえずくぐっておきました。

 

 本殿前に来ました。大きな巳の絵馬が出ていました。え~、何も考えないで「絵馬」と言い続けていましたが、そもそも馬が描かれているから「絵馬」なのではないかと、ふと疑問に思いました。そんな細かい事を気にしても仕方ないか。とにかく、縁起が良いとされる白へび君です。

 

 形の少し変わった鳥居前に顔出しパネルがあります。お祓いをする神職さんと、舞う巫女さんですね。

 

 その脇の地面に転がっていたもの?よく見たら昔の遊び道具でした。右からコマ、ホッピング、フラフープ、箱の中はけん玉でした。自由に遊んでいいみたいです。コマを回しましたが、うまく床(四角い板)に乗らなかった・・・腕が落ちている。

 

 ここでも花手水でした。

 

 本殿前にも顔出し看板がありました。右のやつは「冬」とあるから、恐らくあと3枚、春・夏・秋があるはずです。左の七福神は、顔を出した人を含めて八福神になる仕掛けです。

 

 ご本殿です。狛犬は宮のお使いのかえるさんです。

 

 ちゃんと、吸う息・吐く息の阿吽になっています。

 

 鈴もなかなかお洒落でした。涼やかないい音がしました。

 

 絵馬(くどいけど馬じゃない)は、ぴょん吉でした。さすがにかえる神社だ。こいつだよ、座ったかえるの原型。

 

 社殿自体はそれほど大きくありませんが、ひっきりなしに参拝者が訪れていました。観光地としても人気があるようです。自転車で来ている人も結構いました。

数が多いので写真で紹介しきれなかったかえる君たちがたくさんいます。ぜひ参拝して実際に見て欲しいと思います。今年は特にご利益があるかも?です。


所沢航空記念公園 蝋梅園

2025-01-26 10:19:08 | その他

 1月12日(日)の午後、蝋梅を見に行ってきました。蝋梅は関東平野では1月中旬~2月中旬が見ごろになる花です。埼玉県内でも蝋梅の名所と呼ばれているところが多数ありますが、どこもそれほど大きな規模ではありません。これは実を取るために栽培されている梅と大きく違う点です。もっとも梅と蝋梅は名前に同じ「梅」が付いていますが、全く別の種類の植物です。そんな中で比較的規模が大きいのが、所沢にある航空記念公園内にある蝋梅園です。まだ満開ではありませんが、もう咲き始めているというので早速出かけてきました。

 

 航空公園の駐車場に車を停めます。公園の駐車場は2時間まで無料です。蝋梅園を見学して、更に公園内をざっと見て回ってちょうど2時間くらいです。

 駐車場から緩やかな坂を登っていくと、正面に見えるのは公園のセンターにある放送塔です。ここから公園全域に各種案内の放送が流されます。

 

 蝋梅園がありました。濃厚な甘い香りが漂っています。

 

 整備された敷地に蝋梅が植えられています。シーズン初めなのでまだ咲き始めでした。

 

 まん丸いつぼみがだいぶ大きくなっていましたが、満開の見ごろ迄はも少しかかりそうです。

 

 でも、日当たりがいい辺りでは咲いている花もありました。大きなレンズのカメラを持って写真を撮っている人が多数いました。

 

 蝋梅園から見える大きな飛行機は航空自衛隊で使われていたC-46中型輸送機です。その後方にある建物は「航空発祥記念館」という飛行機関係の大きな博物館です。

 

 蝋梅と一口で言っても種類は様々あり、花の色や形も違ったものが植えられていました。

 

 案内がありました。少なくても2種類の蝋梅が植えられているようです。

 

 こうして並べて見ると、黄色の濃い花と白っぽい花があります。厚みのある花弁はビニールのような質感があり、白くて薄い花弁は蝋細工のような感じがします。

 

 陽のひかりに透かして見ると、花弁が輝いて見えました。成人式であろう晴れ着で記念写真を撮っている人や、フィギアを並べて撮影している人がいました。楽しみ方もいろいろなようです。

 

 蝋梅園に隣接して日本茶が楽しめる茶室「彩翔亭」があり、抹茶と高級和菓子のセットがお安く楽しめます。現在改装工事中で、入り口が変わっていました。

 

 C-46の近くに来ました。中型輸送機との事ですが、近くで見ると結構大きいです。野外展示機ですが、大変良い状態に保たれています。

 

 横顔はなんか大型魚類に見えます。

 

 後ろ側に回りました。柵に囲まれていて外見だけの公開です。でも年に1回くらいは内部公開しないかなぁ。したら見に行くんだけどなぁ。

 

 すぐ後ろの路上にはポケモンのマンホール蓋があります。航空公園内だけあり飛行機と羽のある龍です。

 

 広場にある利用案内の看板です。最近の公園は球技全般が禁止とか、何をやって遊んだらいいんじゃい!と憤るほどに規制だらけですが、ここは流石に飛びモノ遊びに寛容で、模型飛行機や紙飛行機を飛ばしているグループをよく見ます。

 

 園内は四季を通じて色々な花が楽しめるようで、案内看板がありました。ちょっと見まわしたところ、梅や桜の木がありましたので、春先はおおいに賑わうでしょう。

 

 鳩ばかりが目立つ中で、シジュウカラ君がいました。

 蝋梅をじっくり見て、ついでに園内を少し散策して2時間以内で収まりました。駐車場代も無料でした。


川越七福神巡り2025 その4 二番・一番 最終回

2025-01-24 09:38:05 | その他

 喜多院さんで大黒天様へのお参りを済ませたら二番の天然寺さんに向かいますが、その経路上にも見るものが多々あります。

 

 喜多院さんと続きの敷地にある仙波東照宮です。徳川家康公を神とする東照大権現をお祀りする神社です。この階段を上った先が社殿ですが、大きな三つ葉葵の御紋(さすがに徳川)が付いた扉が閉ざされていました。正月は営業していないぞ!という事でしょう。

 

 苔がびっしり生えた木がありました。

 

 蝋梅が咲いていました。特有の甘い香りが漂っています。

 

 こちらは中院さんの正門です。先程の喜多院さんは、かつては北院(読みは同じ”きたいん”)と表記されていたようで、北院~中院と何かつながりのあるようです。でも南院はありません。中院さんは喜多院さんに比べたら全然観光客が来ない落ち着いた場所で、四季折々の花が美しい庭園があります。

 

 正門の屋根の下の石に、恐らく雨だれが開けた穴が並んでいました。どれだけ長い時間を経て穴が出来たのだろう、歴史を感じます。

 

 この時期は特に咲き誇る花がありませんでしたが、この白い花だけが控えめに咲いていました。葉の感じから多分ビワだろうと思います。

 

 二番の天然寺さんに着きました。すぐ前を交通量が極めて多い国道16号線が通っています。ここに鎮座されているのは寿老人様です。

 

 定型の看板もちゃんと出ています。但し、このシリーズで定型看板の写真がない場所は、単に僕が見落としているだけかもしれません。

 

 ここは花手水でした。

 

 本堂とは別のこの小さな祠に寿老人様がいらっしゃいます。左右に並んでいるのは、いろいろなおみくじです。天然寺さんのおみくじは大変種類が多く見ているだけでも楽しいです。

 

 寿老人様がいらっしゃいました。酒を好む頭の長い長寿の神様です。酒が好きとは、僕と気が合いそうです。酒を酌み交わしたら、さぞかし面白い話が聞けることでしょう。

 

 ここにも干支の巳が多数いました。左側の巳は目が飛び出しているので、顔だけ見たらカエルです。

 

 天然寺さんを後にして川越駅方向に進むと、いよいよ一番の妙善寺さんに着きます。

 

 階上に本殿があるこのモダンな建築が妙善寺さんです。コロナ以前はこの階段の右脇で焼き芋を売る出店が出ていました。

 

 定型看板が出ています。ここに鎮座されているのは毘沙門天様です。

 

 二階の本殿内にいらっしゃいました。毘沙門天様は四天王の一神である多聞天様と同一の神様で、本来は戦の神です。でも、武運以外にも五穀豊穣・商売繁盛・家内安全、長寿・出世等の現世利益をもたらす多角経営のありがたい神様です。

 これで七福神様すべてにお参りが終わりました。寄り道しなければ半日で余裕で回れます。僕は他の神社やら観光施設にもフラフラ立ち寄ったので、もう少し時間が掛かりました。ご利益あるといいなぁ・・いやいや、神頼みだけでなく、努力だって必要ですね。

 

 川越駅に戻りました。改札内にこんなものがありました。埼玉県内の秩父ミューズパークで開催予定の「第75回全国植樹祭」の開催日までのカウントダウンボードです。川越工業高校作成、植樹祭なので木製です。

 

 天気に恵まれて楽しい散策でした。平年と逆の経路で回ったので、違った景色が楽しめたように感じました。見てくれた皆様にも小さなご利益がありますように。


川越七福神巡り2025 その3 四番・三番

2025-01-23 20:43:41 | その他

 五番の蓮馨寺さんを裏口から入って正面口から出ました。次の四番は成田山川越別院さんですが、結構離れています。移動経路の途中に熊野神社さんがありますので、立ち寄ります。

 

 八咫烏さんと烏天狗さんの形のおみくじが売られていました。右の烏天狗さんは失礼ですが天気予報キャラクターのクモジローに似ている。金色は100円高いです。

 

 参拝者の立場によってお参りの作法が違うようで、漫画の説明看板がありました。

 

 まだ正月七日なので、初詣での参拝者が多数いました。この巳の絵馬は今年1年間飾られます。ここにも弁財天様がいらっしゃいます。七福神巡りとは違う「銭洗い弁天」で金運を求めて現金を洗っている参拝者が多数います。

 

 今年は巳年、白蛇ニョロニョロ。皆様にもご利益がありますように。

 

 手水が新春仕様になっていました。この熊野神社さんは、開運・縁結び・厄除けに御利益があります。特に縁結びを求める参拝者が多いみたいです。

 

 新春仕様で、お獅子も飾られていました。縁起が良さそうです。熊野さんを出て少し進むと四番の成田山川越別院さんに至ります。

 

 成田山川越別院は、名前の通りにあの有名な千葉にある成田山の別院で、不動明王様がお祭りされています。本家成田山と同じで2月節分の豆まきは盛大に行われます。

 境内に四番の恵比寿天様がいらっしゃいました。元々は漁業と商いの神様ですが、総じて福の神とされています。

 

 定型の看板が出ていました。恵比寿天様は鯛を小脇に抱えて釣竿を肩に担いだお姿で表されるのが一般的です。

 

 本堂とは別に境内にあるこの祠に鎮座されています。

 

 祠の中にいらっしゃいました。ん・・・二柱いらっしゃる??左がタイと釣竿を持った恵比寿天様、右は打出の小槌を持っていらっしゃるので大黒天様ですね。この二柱の神様は一組で信仰されることが多いそうです。お参りを済ませたら三番、喜多院さんに向かいます。

 

 成田山の正門を出ると、すぐ右の先に喜多院さんの脇道参道があります。喜多院さんは川越観光では川越状本丸御殿とツートップの超有名観光施設です。

 

 境内にはたくさんの露店が出ています。

 

 だるまさんの出店がありました。川越大師喜多院指定指定だるま!だそうです。他に開運熊手を売っている店もありました。

 

 多宝塔の前にある小屋(失礼します)が第三番大黒天様です。正面の額に書いてありますが「期間 元日~正月七日まで」とあるので、この扉が開いて大黒天様にお会いできるのは、1年でこの7日間だけという事らしいです。確かに12月に来た時は開いていませでした。そうか、これ以外の期間に七福神を巡ろうとしたら、四番の成田山で二柱あわせてお参りする事になるのか。

 

 いらっしゃいました、大黒様です。お名前の大黒(だいこく)が大国(おおくに)と音が同じなので、大国主命(おおくにぬしのみこと)と混同されることもあります。食物特に農産物の豊穣と財福を司る神様です。

 さあ、残りは二番・一番となりました。

 その4に続く。


川越七福神巡り2025 その2 五番

2025-01-22 08:09:09 | その他

 七福神巡り次は五番の蓮馨寺さんです。蔵造の一番街を本川越駅方向に進みます。

 

 一番街には道に面して蔵造の商店が並んでいます。電線も地下化されて空が広いです。小江戸と呼ばれる景観が残る一角で、観光客が多数訪れています。

 

 観光駐車場の奥にある防災備蓄倉庫もレンガ造りの蔵風建築になっていますが、文化財指定の表示があったので、もともと古い蔵だったものを再利用しているかもしれません。

 

 倉庫の前にこんな像がありました。のけぞっているカバさん・・だよな。フライング・ヒポポタマス君と呼ぼう。

 

 駐車場の入口にある大きな像は「歌姫」で、川越市出身の彫刻家の作品だそうです。

 

 蔵造の建物だけでなく、洋風の建物も多く残っています。これは看板建築の長屋です。これ等の古い建物はほとんどが閉店した空家で少し荒れていましたが、ここ数年でリフォームされ新たな店として再スタートするものが増えてきました。

 

 石造りの大きな建物もあります。

 

 多くの商店の店頭のウインドーで、この様に「まちかど博物館」として、懐かしい物を公開しています。

 

 路地に入るとホーロー看板が出ている店がありました。これもまちかど博物館の一つでしょうか。定番のアリナミンCとオロナインですね。

 

 こちらもド定番のハイアースとアース渦巻です

 

 その他の小物看板です。

 

 一番街を抜けて五番の蓮馨寺さんの裏口に着きました。

 境内の端に団子屋があります。川越にはこのような焼き団子屋が驚くほどやたらにあります。蓮馨寺の境内はそこそこ広くて、川越祭りの際には多くの露店と、お化け屋敷が出ます。

 

 梵鐘の右横の小屋は、川越名物「太麺焼きそば」の店です。太麺焼きそば元祖のまこと屋さんの出店です。イベントの時だけでなく通年で営業しています。

 

 本殿は呑龍堂と呼ばれています。大正初期の建築で、呑龍上人の像が安置されているようです。

 

 こちらの手水は普通でした。まあ、これが当たり前なんですが。

 

 本殿の軒下にいらっしゃる「おびんずる様」、漢字で書くと「賓頭盧様」です。自分の体の悪い所と同じ場所をなでると良くなると言われています。僕もあちこち撫でまわしましたが、はたから見たら「全身に何か問題を抱えているおっさん」そのものですね。

 

 さて、本来の目的の七福神様ににお参りします。五番の福禄寿(ふくろくじゅ)様。人々に幸せをもたらし、財を築き、健康で長生きするという三徳を具現化した神様だそうです。

 

 お札の他に干支の巳の置物が売られていました。なにしろ「ヘビ」ですから、あまりリアルにすると嫌がられるのでしょう。かわいく造形されています。

あらためて写真を見直したら、七福神巡りの定型看板を撮っていませんでした。恐らく蓮馨寺さんの裏口から入ったので見逃したのでしょう。

 

 その3に続く。