田切通信

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智光山公園へ「シナマンサク」を見に行きました

2025-02-02 14:00:04 | その他

 1月26日(日)に埼玉県狭山市にある智光山(ちこうざん)公園にシナマンサクの花を見に行って来ました。と言うのも、新聞の地方版に「シナマンサクが見ごろを迎えています」と小さな記事が出ていたからです。新聞の地方版には、全国版では絶対に紹介されないであろう記事が出るので、いろいろと面白いネタに行き当たります。

 

 智光山公園の全体図です。体育館とテニスコート以外は、広場や森や林と子供動物園などの自然が大変多い広い公園です。北の端が都市緑化植物園で、ここでシナマンサクの花が見頃という事でした。無料の駐車場に車を停めて園内を散策します。

 

 駐車場からすぐのところに蝋梅園がありました。日当たりのいい斜面に蝋梅が多数植えてあり花が咲いていました。

 

 蝋梅特有の甘い香りが漂っています。

 

 甘い匂いに吸い寄せられるのか、スマホのカメラを向けている人が多数いました。

 

 何かの虫の繭みたいに見えるこれは蝋梅の実です。この中に種が入っていてます。

 

 蝋梅園のすぐ隣に小さな池がありました。九頭竜池と名がついています。水鳥さんが多数いましたが、その中に居ました。水鳥界のアイドル、カワセミ君です。カワセミと言うと鮮やかな青い色を思い浮かべますが、青いのは背中側で、おなかはどちらかと言うとオレンジ色です。

 

 小さ目の鳥で、しかも素早く飛び回るのでフレームに収めるのは大変です。

 

 動きが早いので、シャッタースピードを上げても被写体ブレがおきます。もっときちっと止まった写真を撮るのなら、超高価な明るいレンズを使うか、ISO感度を上げてシャッタースピードを速くする必要があります。そんなバカ高い望遠レンズは買えないし、感度を過剰に上げたらノイズが多くなってざらついた画面になるし。まぁ、僕ではこれが限界です。

 

 池の周りの木の枝にとまって、池の中に小魚を見つけると急降下します。

 

 しぶきを上げて池から出てきたところです。何も銜えていないので借りは失敗したみたいです。

 

 シラサギさんと枝にとまっているカワセミ君です。大きさの違いはこんな感じです。

 

 九頭竜池から連なるひょうたん池にも鳥さんがたくさんいました。この一際大きな鳥はアオサギさんです。その後ろにはお馴染みのカモ君が居ます。

 

 こちらは全身真っ黒で顔と嘴だけ白いオオバン君です。

 

 スズメ君です。ごく当たり前の野鳥ですが、都市部で見かけることは少なくなりました。

 

 こちらはヒヨドリ君です。スズメ君よりだいぶ大型の鳥です。

 

 飛び立ったところです。このシャッタースピードでは羽は動きが早くて止まって写りません。公園内は自然が多く、多数の鳥が見られました。季節が変わればまた別の鳥さんにあえると思います。

 

 いよいよ都市緑化植物園に着きました。

 

 はしゃいだ感じの彫刻が飾られていました。特に名前とか作者とかの銘板はありませんでした。

 

 前庭にはビオラとパンジーの花壇がありました。寒いこの時期に咲く花です。

 

 横にはバラ園がありましたが、花は全くありませんでした。

さて、周囲を見回してもシナマンサクらしき木は見当たりません。新聞で紹介されるほど満開の見ごろのはずですが。

 

 こんな案内が貼ってありました。そうか、新聞に出たから来訪者がそこそこ多いのに、場所がすごく分かり難いのでしょう。よく聞かれるので作ったのでしょう。

案内にある通りに進んだらありました、シナマンサクの木。

 

 これはシナマンサクの花です。細い花弁の小さな花で、それと知らないと気が付かないかもしれません。

 

 薄い黄色い花は、どことなく蝋梅に似ています。

 

 これで満開だそうです。

 

 そしてこれがシナマンサクの木です。後ろの大きなケヤキではなくその前にある背の低い木です。このサイズの木が3本ほど植えられていました。これが新聞記事にあった「シナマンサク満開、見頃」の現物でした。頭の中で勝手に、大きなシナマンサク園があって、辺り一面に咲いているのだと想像していたので、少々・・いやかなり拍子抜けでした。

 

 植物園だけあって、他にもいろいろな木がありました。これはヒイラギナンテンの花です。

 

 これはムクロジの実です。先程のヒヨドリ君が好んで食べます。

 

 この実はいったい何かと思いましたが、ハンカチの木の実でした。

 

 最後に、園内には野外活動広場と呼ばれるキャンプ場があります。以前はサイト数が4くらいの小さなキャンプ場でしたが、改修されて大きなキャンプ施設になっていました。都心からも近く、利用料も比較的安いので人気があるようです。

 

 季節が変わったらまた別の花や鳥たちを見に行こうと思います。