田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

負けるな!小田急電鉄

2011-09-25 20:39:00 | その他
 今月最後の日曜日で天気にもそこそこ恵まれたので、写真を撮りに行ってきた。行き当たりばったり撮影を思い立ったので、何を撮りに行くか少々考えて、小田急線のドラえもんラッピング車を撮る事にした。こいつは向ヶ丘遊園地跡地にオープンした藤子F不二雄ミュージアムにリンクして走りはじめた列車で、たった1編成しかないので、どこで行き会うか情報がつかめなかった。まあ、同じ場所で2時間粘れば、確実に目の前を通過するだろうと予測し、場所は向ヶ丘遊園~新百合ヶ丘の間がいいのではないかと考え、午前中早くから出かけた。結局、新百合ヶ丘駅のホームの小田原寄りの外(駅の構外)に陣取って、ひたすら現れるのを待ったのだっだ。特段景色のいい撮影地でもなんでもなく、目の前に線路があって、すぐそばにトイレがあって、まあ、そんな単純な立地条件でそこになっただけだ。

 なんで、ドラえもん列車かというと、今月末で運行中止になるというニュースを見たからだ。東京都が条例違反とかでくだらない横槍をいれて、小田急電鉄はそれに素直に従って運行を取りやめるという。果たしてこのラッピングが「広告」にあたるのかどうかは、恐らく担当役人の個人的な判断によるのだろう(お役所とはそういったモノだ)。その程度の事で運行停止ってのも、いかにもお役所的で粋でない。江戸っ子てのは「粋」が売ウリだったはずだが・・・・。

 とにかく来るまで待つが基本姿勢だが、通過する列車も当然写真に撮る。小田原方面から来たロマンスカー50000系VSEだ。新型の白い奴。まだこれには乗った事がない。是非先頭車の最前列に乗りたい。


 でも、ロマンスカーと言うと、こっちの「赤い奴」の方を思い浮かべてしまうのは人間が古いからか。赤い奴のうち10000系HiSE。


 撮影場所からすぐそばに見える新百合丘駅のホームの端っこに、撮影鉄が急に集まり始めて、場所がないくらいになった。ほんの10分前まで2人しか居なかったのに??おかげで「もうすぐ来るな」と予測がついて、万全の準備が出来た。撮影開始から待つ事90分!遂に小田原方面から現れましたドラえもんカー。


 ドラえもん・・といいつつ、他の作品のキャラクターも多数。車体の扉の一部はどこでもドア風にラッピング。これは子供達が喜ぶ訳だ。全面キャラクターラッピングだが、どこにもミュージアムの宣伝文句はない。これが広告???だろうか。


 入線するホームの端に、撮影鉄が群がっているのが分かりますね。例によってストロボをバシバシたいている奴が居た。うす曇りとは言え軽く順光で明るさは充分、なぜにしてストロボ?しかもカメラ内臓のガイドナンバーが小さい。迷惑だから止めろってーの!


 撮影していた鉄のうち半数くらいがそのまま乗り込んでいった。車内もかなり凝った装飾になっているらしいから、それもまたうなずける。 


 これが今月末で運行中止。それも予定されていた終了ではなく、急遽中止。撮影鉄も焦っただそうが、そんな趣味人の嗜好より、子供達の夢をいきなり奪う東京都のやり方には腹が立つ。小田急電鉄は反骨精神を見せて、東京都に入らないで神奈川のエリアだけで運行を継続してはどうだろう。負けるなよ小田急!


サバイバルゲームに行った2

2011-09-18 20:08:00 | その他
 サバゲーに参加するのに関して服装の問題について。
基本的な防護装備としてのゴーグルさえしていれば、今回のようなオープン参加式の定例会は、他の服装は一応自由である。ただし、ゲームの内容によって一般的にドレスコードと呼ばれる服装(装備品)規定が極めて厳しいゲームも存在する。それはヒストリカルゲームと呼ばれる歴史再現重視のゲームで、実際にはコスプレメインでゲームはおまけという場合が多い。今回はドレスコードが極めて自由な、いわば対極に位置するゲームだった。

 ゲームエリアを望遠で取った写真。見ての通り、迷彩服以外に普通の服装の参加者が居るのが分かる。みな一様に両腕に巻いている黄色い帯は「マーカー」と呼ばれる識別サインで、こちらのチームが黄色、相手側が赤色となっている。せっかく迷彩服着てるのにこんな目立つ物を着けたら意味ないんじゃないの?と思われるかもしれないが、実はこの程度の面積なら意外なほどに目立たない。むしろあまりに目立たなくて、味方から誤射されることさえある。(今回僕は横合い数メートルから味方の弾を喰らって痛い目を見た)
 写真左端に立っている青と白のチェックのシャツの参加者は、頭まで白色系だから当然のように目立つ。また、その手前の背中を向けているゲーマーも白色系だから、色自体が目立つのだが、更に目立つ要素は、全体が単色だという事だ。では、逆に極めて地味な黒一色で統一したら目立たないか?と言うと、やはり全身黒の単色で固めてしまうと、実はすごく目立つ。一定以上の面積が1色のみというのは、その色合いに無関係に目立ってしまうのだった。そこで迷彩服の何色か入り混じった斑柄が好まれるわけだ。


 ゲーム前半、午前中の僕と友人。どちらも大戦中のドイツ軍のレプリカ服だ。色合いは地味だが、やはり単色系だから、迷彩服を着ているゲーマーに比べると多少目だってしまう。


 目立つとなんでいけないか?と言うと、それは遠くから見つかってしまうからに他ならない。更には物陰や草むらに隠れているのに、それでも見つかってしまうのだからたちが悪い。見つかると相手チームが群がってくるし、射程距離に入る前から集中砲火を浴びる。

 最後に集合写真。これを見ればどんな服装が目立っているか良く分かりますね~。
最前列真ん中の青いマスクをかぶっているのと、その横の黒一色に編笠をかぶっている2人は、問答無用に目立ちました。これは昼に撮った写真だが、僕も昼前からドイツ軍じゃなくなったので、物凄く目立って、めちゃくちゃに集中砲火を浴びてしまいました。どれが目立っている僕かは写真で確認の事。


 さて、このフィールドでは、服装やゴーグルや銃迄、装備の一式をレンタルで貸してくれるので、体一つでもゲームに参加できます。汗をかくから着替えのシャツは必要だけどね。 

サバイバルゲームに行った

2011-09-15 21:30:00 | あ~るコミック
 え~、最近は旅の記事ばかりを書いているので、鉄道旅行以外には趣味がないのでは?と思われているフシもあるんだが、ただ紹介してないだけで、他にもいろいろと遊びに行ってます。そんな中から、先日埼玉県川越のゲームフィールドで行われたサバイバルゲーム定例会・・長いのでサバゲーと省略・・に参加してきた。
 近年首都圏郊外にサバゲー専用のフィールドが多数出来ていて、埼玉中~西部には大きな野外フィールドが2箇所、小さな屋内フィールドが1箇所ある。(僕の知る限りだが)
 その中で川越の入間川河川敷にある屋外フィールド「デザートストーム川越」のフィールド主催の定例会に参加してきたわけだ。

 サバゲーと言うと、「戦争ごっこ」と生理的に毛嫌いする人と、「いい歳した大人が・・」と呆れる人も多いが、最近はいろいろと環境が整備されてきた事もあり、野外のゲームとして多少は市民権らしき物の端くれを得てきたように思う。まあ、趣味の問題だから好き嫌いがるのは当たり前なのだ。

 あ~るのコミックでも、光画部室攻防戦で生徒会と光画部がサバゲーらしき撃ち合いをしたのを記憶している方もいるだろう。僕自身はまさにあの時代とシンクロしている世代なのでコミックを見返すと、キャラクターたちが使っているエアガンにどれも見覚えがある。

 で、最近のサバゲーはというと、以下の理由で初心者が参加しやすい環境がそろっている。
1 法整備&メーカーの自主規制で違法に強力な銃が市場になくなった。
2 専用のゲームフィールドが増えた。
3 ゲームフィールドでも自主規制を強化して、違法な銃の締め出しを図っている。
4 ゲームフィールドが更衣室やトイレなどの設備の充実を図り、その結果女性の
  ゲーマーが増えた。
5 初心者を歓迎する気風が高まった。
 等等、その昔を知っている身には羨ましくさえある好条件だ。

 前置きがいつになく長くなった。

 フィールドの紹介。
真ん中の通路を挟んで左側の青い網の方がゲームフィールドで、通路を含んで右側はセーフティエリアと呼ばれる管理&待機(準備)場所だ。フィールドを見下ろせる見晴台があるのが分かる。


 その見晴台の上からの眺め。づらっと並んだテント屋根が待機場所。この日は100人を超えるゲーマーが集まった。


 待機場所の一部に陣取って準備をしつつ、くつろぐ2人。僕と一緒に参加した友人達だ。一人は大戦中のドイツ軍、もう一人は少し前のアメリカ軍だ。こうして軍服を着る理由は、気分が盛り上がるというのが一義的にあるが、動きやすく、機能的で、目立たないという理由があるからだ。最後の「目立たない」は特に重要な要素だ。だから目立たなさを無視すれば、ジャージだろうがジーンズだろうが動きやすければそれで良いわけだ。


 フィールド内は大きく2種類の毛色のエリアに分かれている。向かって左側が「砂漠フィールド」だが、この時期は夏草が伸び放題でとても砂漠には見えない。


 真ん中に障害物や草のない少し開けたベルト地帯がある。このラインが距離的にちょうど真ん中を分ける事になり、結果として激戦地になる。


 右側はうって変わって「市街地フィールド」草は少なくベニヤの建物が並ぶ。
ゲームはこの全域を使って行われる。


 ゲーム開始直後の様子。ゲーマーが走っていい位置を確保しようとしている。これを見ると「砂漠フィールド」は土山の起伏があるのが良く分かる。その土山に草が生えているのだ。


 基本的には戦争ごっこだが、ゲームである以上ルールやマナーが存在するし、何でも好きにして良い訳ではないのだ。だがその反面、無理に軍服を着て軍隊的規律や所作をまねる必要はない。次回はそのあたりを紹介しよう。


大井川鉄道旅行おしまい

2011-09-13 20:49:00 | その他
 いよいよ大井川鉄道のたびシリーズも最終回だ。

 新金谷の駅の1番線ホームに、金谷駅からのSL列車が到着した。待ちに待った観光客がどよめく。彼らの旅はこれから始まるのだ。(いいな~)


 僕らは2番線ホームから、金谷駅行きの普通列車に乗る。21000系のズームカーだ。なぜにしてズームカー??元南海電鉄の急行・特急用との事。例によって車内に自動販売機がある。販売機のある車端部はロングシートだが、・・・


 他は転換クロスシート。やはり旅はクロスシートがいい。


 わずか一駅だから、すぐに金谷に着いた。ちょうど昼飯時間だったんだけど、駅前には何も食事できる店がないので、JRに乗り換えて静岡まで行って昼食タイムにするとしよう。
 ここで局長とはお別れだ。大井鉄道とうって変わり近代的な造りのJR金谷駅。


 昨日来た時は、移動時間の兼ね合いもあり、豪華に新幹線利用だったが、帰りは青春18切符の鈍行旅だ。東海道本線は、強力な競争相手である名鉄がある豊橋以西は豪華な車両を使ったり、快速を多めに運行したりするくせに、豊橋から東側は、競争相手が居ないだけでなく、自社の新幹線が並行して走っているから、意識的にサービスが悪い。
↓これだよこれ!本線の長距離区間に通勤用のロングシート車。


 快適さを求めるなら金を出して新幹線に乗れという事だろう。貧乏人は人扱いされない。
 念願の大井川鉄道に乗れて、その点は大満足の旅だった。ただ、基点になる金谷が遠いから、そこまでの移動にくわれる時間が多くて、肝心の大井川鉄道を堪能する時間を削らなければならなかったのが残念だった。

大井川鉄道旅行その8

2011-09-12 21:47:00 | その他
 さて、懸案のプラザロコなのだ。見ての通りパチンコ屋か大きなスーパーマーケットに見える。これがまあ、SLに乗る観光客の為の待合施設を兼ねたミニ博物館なのだった。


 建物の中は区切りのない大きなフロアになっていて、お土産物屋や観光案内にチケット売り場があり、古い駅舎を再現した撮影セットのような駅の展示がある。まあ、大井川鉄道の駅はどれもそれなりに古いから、あえて古い駅舎を再現せんでも・・と思うが、その中で面白かったのはこれ。丸い郵便ポストは今でも結構現役選手が居るが、そのお隣にある古い電話ボックス。頭の赤い「丹頂鶴」と呼ばれるタイプだ。公衆電話そのものが絶滅しつつある現在、まさに貴重な産業遺産だ。屋内展示なので常態もすこぶる良い。ダイヤル式の電話機が青いです。


 古い蒸気機関車。大井川鉄道との関係は分かりません。


 こちらはトロッコ客車。現用の物に比べて、幅がだいぶ狭い。いわゆるナローゲージといわれるサイズのようだ。


 室内はかなり広く、この時も大人数の観光客でひしめいていた。観光バスで来た客が、ここでSL出発までの時間を潰すのだ。これなら寒い時期や、逆に暑い時期、それに雨だって安心だ。ついでにおみやげ物も売れていい事ずくめ。
 1枚目の写真の入り口で、地元野菜を売っていた。きゅうりやナスの中にないやら見慣れない物が?まくわうりだった。なんと!懐かしい。これを見るのは37~8年ぶりだ。思わず買い求めてしまいました。旅行が終わり家に帰ってから食べたが、これまた懐かしい味だった。まくわうりを知らない人のために書いておくと、見た目は瓜だが、味はメロンに近い。甘味のかなり少ないプリンスメロンの少し固い奴といえばイメージできるかな?店のおばさんは、「砂糖をつけて食べるといい」と言っていたが、砂糖なんか必要ない。そのままの味を堪能するのが良い。

 駅に戻ると、格納庫付近で準備中だったSLが、働く為に出てきたところだった。


 ホームを待避線でパスし、本社屋前を通過。 


 少し先の踏切を越えた辺りまで行って、今度はバックで帰ってくる。


 運転士は後ろ向きで操作している。こうしてホームに入ってきて・・


 待ち構えていた客車に連結。


 SL第2便の準備が完了。この状態で金谷駅までバックで行き、改めて新金谷に帰ってくる。帰ってきたらプラザ・ロコに待機している乗客を乗せて千頭駅に向かうのだ。


 転車台がないから、こうやって線路を使い機回しをするのだった。
いよいよ僕らの大井川鉄道の旅も、あと一駅、金谷駅に戻るだけとなった。