自動車博物館は、クラシックカーがメインの展示でした。車種も多く見応えがありました。そんな中から幾つか紹介しましょう。
自転車用補助エンジンと説明文があった古い自転車です。こちら側からだと何だか良く分からないです。
反対側を見ると後輪の上部にこのように補助エンジンが取り付けてありました。後輪のリムの内側にゴム製の台車を押し当てて駆動する仕組みです。戦後のバイク不足を補うために普及したそうです。
ウイリスMBジープ。軍用車の愛好家には人気が高く、今でも路上でたまに見ます。
コンパネの一番左についているスイッチは、一般車にはついていないものです。日本では管制スイッチと呼ばれるものでヘッドライトやらウインカー等の灯火の点き方を切り替えるものです。戦場でライトをビカビカ点ける訳にいかないので、普通に点く状態から無灯火まで4段階に切り替えます。この手の車種が市販される場合は、制限灯火の方にレバーが回らないようにボルトなどを打ち込んで固定します。
スカイライン2000GT-R、いわゆるハコスカです。これはレプリカではなくレースに出た実車だそうです。
同じくレースマシンのタイレルP34。「ティレル」と発音するのが正しいでしょうか。これがレースに登場した時は衝撃でした。現在のF-1レースのレギュレーションでは、このような6輪車は禁止されています。
ポルシェ356Aです。「ポルシェ」と名乗った最初の車種だそうです。
展示の後半は俗に言う「スーパーカー」が並んでいました。フェラーリ365GTB/4です。
そしてフェラーリと言えばまず思い浮かぶ車種がこれ。フェラーリ512BB。12気筒水平対向エンジン搭載で、スーパーカーブームの時には子供に大人気でした。
そしてスーパーカーブームでのもう一方の人気車がこのランボルギーニカウンタックでした。もっともこの展示車はLP500Sで、当時子供たちが見ていたのはマイナーチェンジ前のLP400でした。
展示されていた一部を紹介しました。1年の内で8月しか開館しないマニアックな博物館です。