田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

トラブル旅行その5

2013-01-27 20:42:00 | その他
 札幌に定刻より4時間も遅く着いたので、予定していた行程は全部キャンセルになった。
ホテルにチェックインしたら、少し早いが夕食の時間だ。日本3大がっかりの一つ札幌の時計台もさほど遠くはないが、雪が吹雪いているのであっさりあきらめる(どうせがっかりするし)さて、カレーである。当初計画で夕食はスープカレーだったが既に北斗星の中で2食も食べているから軌道修正を迫られた。僕はカレーが異常に好きなのでスープカレーでも大丈夫だったが、札幌には他にも名物があるからそれならそれで文句はない。次善のチョイスは「ジンギスカン」である。店はホテル近くの「ヤマダモンゴル」と言ういかにもそれっぽい名前の専門店だった。関東ではジンギスカンと言えばうっす~くスライスしたマトンやラムだが、この店では普通の焼肉のように厚く切った塊肉だった。羊特有の臭みも少なく旨かったです。

 翌日は早起きして早速旅を再開。ホテルでの朝食はとらず、札幌駅を6時(だったかな?)に出る特急に乗るためだ。2日目の目的は北海道新幹線の開業で廃線が噂されている江差線の乗りつぶしだ。金曜夜から始まり昨日1日トラブル続きだったが、果たして今日は??

 駅に着いてびっくり、雪でダイヤが乱れまくっている!最終日もトラブルで始まった。
列車は遅れているが、とりあえず函館方面を目指す。雪でポイントが故障したとか何とかで先行列車が止まり、必然的にダイヤが遅れる。どうやら江差線の終点駅「江刺」まで往復する時間はもうなさそうだ。

 仕方なく一旦五稜郭駅で下車。


 空は晴れてるんだけどねぇ。五稜郭は思っていたよりは小さな平屋の駅だった。


 駅舎の中は広々している。何しろ外はすさまじく寒いのだから多数の乗客を収容する必要があるのだろう。中には売店があってお土産なんかも買うことが出来る。


 反対の角には駅蕎麦屋があった。汁のいい香りが漂ってくる。寒い中でこれはありがたい、思わず一杯食べてしまった。そば旨かったです。


 駅には近くの中学生が書いたパネルが飾られていた。早くも新幹線が走っている。


 開業100周年らしい。何の開業かな?駅それとも路線??


 少し乗り換え時間があったのでホームで通過する列車を撮影。雪を巻き上げて急行が走りこんでくる


 函館に向かう蒸気機関車。先頭にディーゼル機関車が付いて引っ張っている。函館で向きを変えられないから蒸気機関車は現時点では最後尾に頭をこちらに向けてくっ付いている。


 何かの団体列車らしいけど正体は分からない。

 ここまで遅れると本数の少ない江差線に乗り入れるのは危険だ。さてどうしよう。

トラブル旅行その4

2013-01-15 21:17:00 | 飯田線の旅
 車内で2食目(しかもまったく同じ物)のカレーを食べ終わると、後はもうすることがないのでベッドなどで思い思いにくつろぐ。このような時は寝台が威力を発揮する。つまりごろんと寝てればいいのだ。それでも4時間近く遅れて札幌に着いた。
 札幌駅は既に陽が傾き暗くなりつつあった。


 僕らの乗っていた5号車、B寝台デュエット。華麗なエンブレムの豪華客車・・のはずだが
号車表示の左上、車体の塗装が大きくはがれてペイントだけしてある。


 食堂車の車両。屋根の高さがこの車両だけ他の車両より屋根が低い。車両の系列が違うのだとみやした君が教えてくれた。絶滅危惧種で1回の乗車中に2回も食事が出来たのだ。大収穫であった。


 牽引機のディーゼル機関車重連。専用カラーの青が目に鮮やかだ。
到着後ホームにしばらく停車していたので、僕等同様札幌まで乗ってきた客が思い思いに写真を撮っている。


 先頭のヘッドマーク。ホームの余長がほとんどないので正面アングルでは撮影できない。

 荷物も多いし、雪も積もっているし降っているしで、取り合えずホテルにチェックインする事にした。夕食は名物の「スープカレー」の予定・・って、既に2食カレー食べてる!
だめじゃん。

トラブル旅行その3

2013-01-13 21:48:00 | その他
 今回外的要素でのトラブルも多々あったのだが、自分のレベルでのトラブルもあった。そもそも今回の旅行での最大のトラブルが僕の持ち込んだ旧型カメラだった。久しぶりに使ってやろうと思いお蔵入りしていた旧型のデジカメ2台を持ち出し旅に持っていった。旅行中はその2台を適当に使い分けてたんだが、その内の1台のタイムスタンプが数時間狂っていて、それに気づかなかった僕が悪いんだが、旅行から帰ってPCに撮った写真をまとめて落とした所、時間順に並ばなくなった・・。これが前回、青森と函館を混同して誤認した原因なのだ。
 前回のコメントでみやした君が修正してくれているが、青森では機関車の付け替えの為の停車であり車外には出られなかった。北斗星の運行が通常通りなら青森はまだかなりの早朝のはずだが、今回は遅れの為に充分に明るくなって目がすっかり覚めた時間に付け替えをしたのだった。

 青森で機関車を付け替え、青函トンネルをくぐり、北海道に上陸し函館でまた機関車の付け替え。これは下車して見学できた。と言うのが前回までの流れの正確な所だ。
 函館で既に2時間以上遅れている。今回の旅行計画では北斗星を途中下車して小樽に向かう予定だったのだが・・・このままでは時間的に無理そうだ。

 そうこうする内、北海道内での積雪の影響で、先行する列車に遅れが出る。当然僕らの乗る北斗星も遅れる。もうこうなると何をどうじたばたしてもらちがあかないので、先の行程をあきらめこのまま遅れている北斗星で札幌まで行く事にする。まあ、急ぐ旅でもないし、寝台車に乗るのが目的のほぼ全部だからこれでいい。

 さて、さしあたっての問題は、車内で迎える昼食の時間だ。


 個室でくつろぐ部長。部長の下の壁面に灰皿が付いているが、これもまた時代を感じる装備だ。


 お昼をどうするか?買出しの目処はたたないし・・と思っていたところに車内放送。
「食堂車でランチ営業をします」との事。やった、これでお昼の心配はなくなった上に、北斗星の食堂車で「ランチ」と言う通常ありえない体験が出来る。我々一向が食堂車に向かったのは言うまでもない。指定されたテーブルに着くとランチメニューが置いてあった。

 シンプルに「カレーライス」一品目のみ!!

 昨晩夕食に食べたのと同じ物だ。テーブル上のランプの脇にあるのがそのメニューです。


 他に選択肢はないのでもちろんカレーを注文。運ばれてきたのがこれ。いい香りのホテルテイストのカレーで、部長も少々興奮気味だ。気になるお値段は900円。昨晩のデリバリーのカレーは800円で、しかもラッキョウと福神漬けが添えてあったのに、こちらは両方なし。
 この2食カレーを食べたのが、この後に札幌の夜でボディブローのように効いてくるのだった。でも旨かったです。


 トンネルを通過中に隣の空いたテーブルを撮った。
食堂車も日本の鉄道文化から消えつつある絶滅危惧種だ。今回それを2食も経験できて良い思いでになった。

田切大掃除2013冬【速報】

2013-01-06 20:25:00 | 飯田線の旅
 前シリーズ継続中ですが、本日田切駅の大掃除が行われたので、速報として写真をUPします。

 毎度おなじみ田切駅。今年の正月は見ての通り雪が無い。


 これまたおなじみ、定位置に陣取る部長。部長の前に居るのは豊川駅で合流した「おいなりくん」今回は南回りで飯田線入りし、豊川稲荷でお参りをした。
 寒い朝で空気が大変澄んでいる。遠くの山が綺麗だ。


 気温が氷点下だから掃除に水が使えない。そこで掃き掃除を主にゴミ拾いを行った。
熱心にホームを掃く宇宙局長。


 掃除終了後の記念撮影。僕は撮影しているから写っていない。


 その昔ブームだった一時期は30人程度も集まっていた田切の大掃除だが、最近はこうして数人程度の参加者のみ。でも20年以上も続いているのだ。まね出来るもんならやってみろ。