田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

鎌北湖を見に行った 埼玉県毛呂山 

2022-01-20 19:50:00 | その他
 関東平野は晴れても寒い日が続いています。
さて先日、毛呂山一の観光地(異論もあるだろうけど)である鎌北湖に行ってきました。
何でも「乙女の湖」と呼ばれているとか。でも湖ではなくて農業用の溜池です。


 大きな案内看板がある。流石は随一の観光地だ。ここを右に進めば着くらしい。
途中で、自動車道2.3キロ、歩行者道2.3キロと案内が出ている分岐点があった。同じ距離だから車が来ない歩行者道を行こっと。


 歩行者道は綺麗に整備されていて歩きやすい。所々に休憩用のベンチがあるが、中には半壊しているベンチもある。これもそうだ。ちょっと古い写真が展示されている。
こういったのがちゃんと維持管理されれば、もっと一流の観光地になるんだろうな。


 歩行者道の終点は急な登り階段。これが大八木川を堰き止めて鎌北湖を作った築堤(ダム)です。


 登り切ったところがダムの堰堤上。案内の看板があった。天然温泉レストラン・・公共の宿があるようだ。あまり大きな湖面ではないが、ぐるっと一周できる道はないらしい。


 この凝った構造物はダムの放水口。規模のそう大きくない農業用の溜池なのに凄く手が込んだ建築だ。


 堰堤の自動車道側にあるこの建物はうどん屋の「おたか」が経営している土産物屋・休憩所のようだ。おたかはこことは別な場所に製麺所兼食堂があるうどん屋さんで、毛呂山名物の柚子を練り込んだ麺でそこそこ有名だ。
 冬のこの時期には鎌北湖は完全なオフシーズン。4月~10月くらいがオンシーズンで、ヘラブナ釣り客でにぎわうらしい。オフシーズンだからか閉まっている。


 このモダンな小屋は湖水の管理施設。建物からの眺めもよさそうだし、カフェでも併設すれば受けるだろうに。まったくの無人施設でした。


 オフシーズンで働いていないスワンボートが係留中。


 あとで知ったんだけど、このスワンボートがたまっている上あたりにかつては円形の建物があり、それが山水荘と言う名の旅館だったようだ。不審火で全焼して右側の箱型の建物だけが残ったそうだ。これが、意外に有名な心霊スポットだそうだ。現在はここに至る道の入口から立ち入り禁止になっていて近づけない。


 さてさて、こちらが看板にあった公共の宿「鎌北湖レイクビューホステル」の建物です。
名前から察しが付くがかつてはユースホステルだったものが公共の宿に鞍替えしたらしい。
見た感じ完全閉店した廃墟なんだけど、廃墟と言うにはそこそこ手入れがされていて、建物そのものはさほど荒れていない。しかも2階の食堂の様なホールの天井灯が点いている。


 なかなか不思議な施設だ。一説では予約があれば営業するらしいと噂されているが・・・う~ん、実際どうなんだろう?


 最後に、湖畔にあった食堂。これもオフシーズンで閉まっている。店頭の自販機は全く新しいし、これもオンシーズンには営業するのだろうか?

 オフシーズンに行ったのが悪かったのか、釣り客は一人もいない(多分この時期は釣り禁止なのだ)し、ひっそりとした寂しい湖だった。なんか、もっとうまく活用すればいいのに。


田切駅冬の大掃除

2022-01-10 14:03:00 | 飯田線の旅
 令和4年、あけましておめでとうございます。
今更言うまでもないですが、新型コロナウイルスが世に蔓延して以来、様々なことが憚られるようになり、我ら田切りネットワークの恒例かつ主要行事である「田切駅の大掃除」を自粛して早くも2年。ワクチン接種も進み事態も沈静化し、いよいよ活動再開か!と思われた矢先に変異型ウイルスが出現と、なかなか事態は安定しないですが、この度感染防止対策を出来る範囲で万全にして、大掃除を粛粛と行いました。その活動を報告します。

 普段ならSNS等を通じて事前に大掃除実施を宣伝して広く参加を募るのですが、今回は感染防止の観点からそれは行わず、いわゆるネットワークの身内だけで内々に計画を進めました。結果として活動開始初期からのいわゆる「初期メン」の集まりになりました。


 1月9日(日)朝、さてこの見慣れた景色。これでさえ生で見るのは2年ぶりです。


 駅のホーム上から見る中央アルプスの雪景色。何時だって「電線が邪魔だ!」と言われていましたが、これはこれで田切らしくていいじゃないですか。


 ホームの飯島寄りから伊那市方向を臨む。当たり前の景色だが、これを生で見る事が出来る幸せをかみしめる。


 さてさて、駅の階段最上部。元はコンクリ(正確にはモルタルだ)が打ってあったものが、剥がれ落ちた後は特に補修もされないで、下地の鉄骨(鉄板)がむき出しでした。一応錆止めペイントは塗ってあるけど、そりゃあ風雨にさらされたら錆びる。その上、冬時期は凍結防止の塩化カルシウム剤を撒いてあるからなお更だ。
 駅の掃除とは守備範囲が違うが、何とかしたいよな。


 掃除中の写真は少ないです。自分も掃除してますんで。
階段は掃き掃除。


 ホーム上も吐き掃除。待合室の壁や窓は拭き掃除。
以前は大仕事だった落書きが最近は無くなったので、その分掃除は楽になりました。
ただ、落書きが減ったのは、来訪者そのものが少なくなったからか?寂しい感じはしますね。


 待合室の下の築堤に降りてゴミを拾う。以前はたばこの吸い殻だらけだったが、それも少なくなりました。禁煙化が進んだのか、それとも利用客が減ったのか?
 上を見ると青い空。


 ホームの下からも中央アルプスが見える。


 ミラーに写り込む待合室。


 列車時刻を確認し、十分に安全に配慮した上でホーム下のごみも拾う。やはりたばこの吸い殻が多い。この絵面はあ~るのOVAに出てましたね。


 清掃が終わったら駅下の下村さんにご挨拶に伺う。下村酒店・・酒屋はすでに廃業しています・・と轟天号が走り抜けた左の道。少しは変わってけど残り少ないOVAの景色です。でも、見ておくなら今のうちですよ。


 参加者みんなで記念撮影。

 さて、まあ、このご時世だからこうした活動そのものに対しての批判もあるだろうけど、何をやっても、あるいはやらなくても、反対意見はある。それはそれでいい。

 今回、最も印象的だったのは、下村のおばちゃんが僕らの来訪を大変喜んでくれたことだ。春には皆でわいわい集まって掃除ができるようになるといいな。