田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

秩父鉄道フェスタ7(最終回)

2010-05-30 20:43:00 | その他
 もうすぐ6月です。6月と言えば衣替えなんだけど、関東はもう暑くて、街行く女学生なんか、既に真っ白な夏服になっている。
 秩父鉄道フェスタも今回で最終回です。
写真のサムネイルの大きさを元に戻しました。何かこっちの方がしっくりくるので。

 台車交換を見学したら後は帰るだけだが、まだ乗車開始まで少々時間がある。そこで会場入り口のイベント舞台のあるエリアに戻ってみたら、この3人組が上がっていた。この晴天の暑さの中で大変だろうと心配するが、左端のコバトンが異様にハイテンションだった。さてイベントは、この日2回目になるらしい「パレナとじゃんけん大会!」
 え~っ!パレナってパーしか出せないじゃん。チョキだけ出せば楽勝だ!と思ったが・・・


 そこまで甘くはない。パレナの前に置いてある青い箱に、長い柄の付いたグーチョキパーが1個書かれた札が入っていて、パレナがそれを選ぶことによりじゃんけんをするのだ。ルールはじゃんけんでパレナに勝った人だけ生き残り、あいこと負けの人は即退場である。副部長息子は1回戦で敗退。副部長は4回連続で勝ち決勝進出を果たした。あと1回勝てば商品(秩父鉄道グッズの詰め合わせだったらしい)をもらえるところだったが5回目で負けてしまった。残念。


 仮にも鉄道会社が設置している臨時駅なんだから、駅名板はある。


 こんなのもあったが、展示してあるだけで動いていない。少しでも動けば面白いのに。


 さて、広瀬川原駅から出る列車は見ての通り、熊谷方面に2本、寄居方面に1本の3本だけ。その他は1キロ弱歩いて広瀬野鳥の森駅まで行かないと列車に乗れない。この3本のうち僕らが乗るのは14:00発の羽生行きだが、乗るのは熊谷までの一駅だけだ。


 と言うわけで、到着した臨時列車に乗る。臨時のホームの利用状況は見ての通り。 


 晴天に恵まれて本当に良かった。おみやげもいっぱいもらったし、楽しい1日でした。

秩父鉄道フェスタ6

2010-05-25 21:46:00 | その他
 整備工場の建屋で、台車の交換作業の展示が始まる。
その前に、台車の大きさを確認。トラバーサーの上の台車のすぐ前に小学校低学年くらいの子供が立っている。比較して大きさが実感できるだろうか?因みに台車は2台分置いてある。


 作業開始直前。1台の車両の側面にトラ縞に塗られた大きなジャッキが2台。反対側にも同じように2台あって、合計4台で車両を持ち上げるのだ。


 ジャックを人力で車体下にスライドさせ、息を合わせて少しずつ持ち上げる。ジャッキの動力は電動の油圧式のようで、特に体力は必要ない。1台のジャッキに若手の作業員が1人着いて、年長の親方が全体の指揮を執りつつ作業を進めていた。作業員の足下に転がっているシャフト状のパーツ類は台車と車体の連結パーツらしい。これが外してあるので、ジャッキが起動すると簡単に車体が持ち上がって、台車が分離される。


 一定の高さまで持ち上がったら、仮台車を人力で奥に片付ける。このような作業は人力でやるようだ。ここまで車体が持ち上がると、普段は見られない下面の機械類がよく見えて楽しい。


 外から、本物の台車を待たしても人力で持ってくる。こっちは重量がかなりあるようで、4人がかりで押してきた。


 ごろごろ、ごろごろ。


 台車の位置は地面に印が付いているが、最初はやはり粗々で合わせて、車体を下ろし始める。結合寸前に、親方が見極めて微妙な修正を行いきっちりと合わせ、車体を下ろす。これで車体と台車は結合完了だ。


 最後にジャッキを人力で片付ける。これで展示は終わり。拍手が起こる。簡単にやっているようで、実に熟練の技なのだろう。特に親方は、一般の観客が見ているので、丁寧な言葉を選んで指示しているのが随所に感じられた。きっと普段客がいないときは、怒号と罵声が飛び交うのだろう。


 良いものが見られて良かった。また少し経つと今度は正規の台車を外して、仮台車に交換する作業を展示するのだ。作業員の皆様お疲れ様でした。

秩父鉄道フェスタ5

2010-05-24 22:00:00 | その他
 写真小さくしてみました。クリックすれば大きい画像が見られるはず。
さて、台車の取り替えは定時で何回か実演されるようで、その時間が手書きの張り紙で壁に貼ってあった。それによるとまだ1時間弱ある。そこでもう暫く外を見学することにした。
 車両工場の一番奥に機関車の向きを変える転写台がある。パレオエクスプレス牽引用の蒸気機関車C58の向きを変えるのに使われていて、現役だ。C58は入り口付近にどで~んと展示してあるので、ここでは小型の電気機関車D15と救援車が載っていた。機関車のあたまにはヘッドマーク付き。


 たまに、ぐるりと一周します。


 ぐるぐる、ぐるぐる


 こんなファンサービスも、なかなか粋だと思うんですけど、何せ場所が車両基地の一番端っこの、しかも建物の影の目立たない場所とあって、それ程人集りになってない。写真撮るには都合良いんだけどね。真っ黒の救援車が主要被写体になると車体を黒くつぶさないために、背景の空が白く飛びます。


 さて、会場にはこんな3人組が闊歩してました。「ローカル戦士 センガタン」秩父鉄道沿線の平和を守る正義の味方だそうです。秩父鉄道労働組合が裏で糸を引いているらしい?? 


 これは何かと言うと、子供達が持ち寄ったてるてる坊主。何しろ野外のイベントなので、雨は大敵!予備の開催日もないことから、晴天を願っててるてる坊主を持ち寄るのがイベントになっている。秩父鉄道のマスコットに合わせ、水色とピンクのてるてる坊主が大半だ。


 息子が持ち込んだのが写真中央付近の目のないタオル地の水色&ピンク。受付で提出すると引き替えに缶バッチをくれて、その後こうして展示される。


 台車交換の時間が近づいたので、工場の立て屋に戻る。

秩父鉄道フェスタ4

2010-05-23 21:35:00 | その他
 さて、昨日はJR大宮工場の公開があって、多くのファンで賑わったようだけど、息子の運動会もあって、親としては息子の運動会が当然優先なのだった。

 3両横に並んだ光景。黄色の編成のすぐ外側には通常の営業路線が走っているので、この場所で気長に待っていれば4両並んだ写真だって撮れる。とは思うが、シャッターを切るタイミングが劇的に難しいだろうねぇ。


 機関車の前にこんな足場を大々的に組んで、記念撮影に開放している。小学生くらいまでの子供が着る秩父鉄道の制服が用意されていて、それを着た子供がこの台上に上がって撮影されるわけだ。親子連れの長い列が出来ていた。小さな子供のために安全を確保したいのは分かるんだけど、ここまでごてごて前景があると、機関車が目立たなくなって、余りうれしくない。去年はこんな足場はなかったと記憶しているんだが、どうだったろう。


 車両基地の奥へ進む。これは12系の客車だろうか。すっかり廃車で雨ざらし、ボロボロだ。手前の車輪も廃品だが、この付近はこのようなゴミ置き場になっていて、少々もの悲しい。


 トラバーサー(横移動機)に載せられている台車。現役バリバリの台車だけをこんな晴天下で見たのは初めてだ。こんな状態の台車が間近で見られるのも車両基地ならではですね。


 トラバーサーの全景。丁度車両が1両乗るだけの長さがあり、これが横移動して上に載せた物を平行移動させる。去年は来客を乗せて横移動させていたが、今年は台車がどで~んと載ってるので、無可動だ。


 今年はトラバーサーの先にある工場の建屋内で台車の交換作業を展示した。そのために外した台車が避けられていたのだ。

秩父鉄道フェスタ3

2010-05-19 22:29:00 | その他
 蒸気機関車を別の角度から。煙突両脇の除煙板が門デフと呼ばれるタイプに付け替えられている。どうしてこうなったかは、M下君に解説してもらおう。


 そうこうするうち、次の臨時列車が着いた。こちらは秩父鉄道の旧塗色。あれっ?先頭車の最後尾と2両目の先端のドアが開いている。そうか、実際の臨時ホームの位置はこれが正しかったようだ。ロングシートの通勤型車両のが3両編成だから、結構な輸送力がある。


 機関車が綺麗に整列していたので、横から撮った。このような大きなモノを律儀にそろえて並べるのは日本人に独特の気質らしい。


 さて、お腹も空いたので、昼食にする。鉄道フェスタ限定の駅弁で、会場で売っていた。まあ、パーケージが特別なだけで、中身は幕の内弁当だけど。これで1個800円。駅弁としては安い部類です。


 蓋を開けるとこんな感じ。お米もおかずもぎっしり詰まった弁当でした。これで800円は安いよな~。実は弁当を入れていたレジ袋の中で、箱が縦になっちゃってたんだけど、中身は全然片寄ってない。それだけ隙間無く詰まっているのだ。休憩用に停まっているパレオエクスプレスの客車に入り、ボックスシートを1つ占領しての昼食タイムだ。車内は空調が効いていて快適だ。


 臨時列車が3編成並ぶ。一番左の列車も休憩室になっていた。 


 会場内の売店では、弁当以外にもホットドッグや蕎麦・うどん、焼きそばやパンなどの食べ物が売られていて、食事に困らなかった。