大寒波が迫る2月後半の3連休前の2月21日、例によってカメラを持って散歩に出かけました。最近頭上で大きな飛行音が聞こえるので、航空自衛隊入間基地の航空機が飛行訓練をしているのだろうと思いました。引退が近いC-1輸送機でも見られたら儲けもの程度の軽い気持ちでした。
僕が飛行機を撮るのは入間川にかかる初雁橋が定番です。周囲に高い障害物もないし見晴らしがいいので「飛びモノ」の撮影には持って来いです。ただ、吹きっさらしで寒いです。今回は初雁橋から川越水上公園にかけてのお散歩経路で見かけたものを時系列で紹介します。
最初に見掛けたのが大型ヘリコプターCH-47J、通称チヌークでした。だいぶ遠くを横切っただけなので、これ以上寄りで撮影できませんでした。しかしこの迷彩塗装って、陸上自衛隊の大昔の熊笹迷彩みたいに見えますね。
大型の黒い鳥がバサバサ飛んでいました。体は黒くて顔が白い。これはカワウ君です。
初雁橋の周りを飛び回っていました。止まっている時の首を縮めた姿勢と違って、普通に凛々しい感じです。
こうして見ると、なかなか堂々とした飛行姿です。
初雁橋から入間川上流に見える富士山です。大沢崩れが見えますので、山梨県側の山体です。橋の上で富士山を撮っている人をよく見かけます。
橋の下の河原にカワセミ君がいました。カワセミって自然豊かな山間部の渓流に行かないと見られないと思いがちですが・・・少なくても僕はそう思い込んでいました・・・都市部の水場でもよく目を凝らせば見つける事があります。小さな鳥でしかも動きが早いので、遠くにいるとなかなかファインダーに捉えることは難しいです。
また、カワウ君が飛んでいました。
富士山上空を飛ぶカワウ君・・・の訳はなく、望遠レンズによる画面圧縮効果でそんな風に見えているだけです。
成層圏を飛ぶカワウ君・・・・これも望遠レンズが作り出した画です。
見失ったカワセミ君を、先ほど見掛けたのと対岸で見つけました。
餌の小魚を求めて飛び立ちました。
背中側が青いのがカワセミ君の特徴です。
最大望遠ではこの解像度がやっとです。
橋の上から川の浅瀬に沈んでいるスマホを見つけました。水の中だから拾いに行くのは無理じゃないけどちょっと面倒です。落とした人は簡単にあきらめたのだろうか。
カワセミ君がいた辺りに別の小鳥がいました。これはジョウビタキ君です。
この白猫さんは桜耳なので地域猫のようです。でも、全く近づけませんでした。遠ざかる肉球です。
シジュウカラ君が飛んでいました。
頭上の高い所を飛ぶ機影は、C-1輸送機ですが・・・機首が団子っ鼻。EC-1電子戦訓練支援機です。航空自衛隊入間基地に1機だけ所属する激レア機体です。
川越水上公園のボート池外側の水路でまたしてもカワセミ君を見かけました。さっき初雁橋の下で見たのと同じ子かどうかはちょっと分かりません。水路の壁にある手掛かりに停まって水面を見ています。
水面に向かって急降下します。
小魚をくわえて戻ってきました。どうやら狩りは成功したみたいです。ご飯にありついたカワセミ君は幸せでしょう。食べられちゃった小魚君はちょっと可哀そうですが、それが自然界のあり様です。
また飛び立ちました。まだ食べ足りないのかな。
降下速度が速くて、ファインダーで捉えきれませんでした。完全な失敗写真・・ピントは合ってるんだけどな~。
この前も会った三毛猫さんです。この子も桜耳。やっぱり近寄らせてくれません。
歩き去る肉球です。こんな不愛想なのにご飯はどうしているんだろう?
先ほどのEC-1が引き返してきました。団子っ鼻だけではなく、胴体各所にも黒い出っ張りが見られます。電子戦訓練用の装置らしいです。何しろ諸元が公表されていない機体なので詳細不明です。
機体の用途は電子線訓練支援なので本来は訓練用ですが、強力なECM環境を再現する事が可能で、ECMを行う相手を味方から敵に反転すれば電子戦機になるのだそうです。実はかなり凄いぞ。
スズメ君です。市街地でよく見かけるごくありふれた小鳥さんです。
でも、あらためてよく見れば、しぐさがなかなか可愛いです。
最後に、梅の花がだいぶ丸く膨らんでいました。開花するのはもうすぐでしょう。そう言えば生越梅林の梅まつりがもう始まっています。いよいよ春ですね。