渋谷のシネマ·ヴェーラで、F·フェリーニの処女作「寄席の脚光」観てきました。1950年の作品。タイトル見れば分かる通り、劇場で生きる芸人たちの話です。
ケッコを座長に、旅回りを続けている劇団。そこに、若いダンサー·リリアーナが入団を志願します。野心たっぷりの彼女 劇団員たちは、これ以上人数増えたら、自分たちの食い扶持が減ると反対しますが、小屋主のプッシュもあり入団。何より、座長自身が彼女に夢中。リリアーナに言い寄ろうとする上客からも、自ら身体を張って彼女を守ります。とうとう、周りの忠告も聞かず、彼を一途に思うメリーナを捨て、リリアーナに入れあげる始末。そんな座長ではうまくいくわけもなく、劇団の行く末もおぼつきません。が、ケッコは、リリアーナ中心の劇団で、国中で成功することを夢見て、一座の維持に努めます。しかし、若いダンサーからすれば、ケッコのような冴えない中年男は、自らのステップアップのための踏み台に過ぎない。彼女は、彼の人脈をうまく活かして、新たな一歩を踏み出します。ラスト、リリアーナは、業界の大物と巡業地へ。列車が出発しようとした時、彼女、同じホームにいるケッコを見つけます。別々の道を歩み始める2人。が、ケッコ また、新たなターゲットを見つけたようです。
フェリーニ夫人でもある「道」でお馴染みのジュリエット·マシーナが、男に捨てられても許す健気なメリーナを演じています。ああいう女性に巡り会いたいと、心底思ったアラカンの私です。
ケッコを座長に、旅回りを続けている劇団。そこに、若いダンサー·リリアーナが入団を志願します。野心たっぷりの彼女 劇団員たちは、これ以上人数増えたら、自分たちの食い扶持が減ると反対しますが、小屋主のプッシュもあり入団。何より、座長自身が彼女に夢中。リリアーナに言い寄ろうとする上客からも、自ら身体を張って彼女を守ります。とうとう、周りの忠告も聞かず、彼を一途に思うメリーナを捨て、リリアーナに入れあげる始末。そんな座長ではうまくいくわけもなく、劇団の行く末もおぼつきません。が、ケッコは、リリアーナ中心の劇団で、国中で成功することを夢見て、一座の維持に努めます。しかし、若いダンサーからすれば、ケッコのような冴えない中年男は、自らのステップアップのための踏み台に過ぎない。彼女は、彼の人脈をうまく活かして、新たな一歩を踏み出します。ラスト、リリアーナは、業界の大物と巡業地へ。列車が出発しようとした時、彼女、同じホームにいるケッコを見つけます。別々の道を歩み始める2人。が、ケッコ また、新たなターゲットを見つけたようです。
フェリーニ夫人でもある「道」でお馴染みのジュリエット·マシーナが、男に捨てられても許す健気なメリーナを演じています。ああいう女性に巡り会いたいと、心底思ったアラカンの私です。