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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

スクリューボール・コメディのお手本 H・ホークス監督「特急二十世紀」

2017-01-12 10:56:30 | 日記
渋谷のシネマ・ヴェーラで上映中の「山田宏一セレクション H・ホークス監督特集」より「特急二十世紀」です。1934年の作品。ジョン・バリモアとキャロル・ロンバードの共演。スクリューボール・コメディのお手本のような映画です。
天才的舞台演出家のオスカー(バリモア)彼は、ズブの素人だったリリー(ロンバード)を、チョークを使う独特の演技指導で、ブロードウェイのトップ女優に仕立て上げます。オスカー&リリーのコンビは、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。ブロードウェイを席巻します。
が、ここで一つ問題が。オスカー 天才ではあるのですが、性格が偏執的 ついていけなくなったリリー。2人の間は険悪に。で、折れたのがオスカー。仲直りしますが、実はオスカー 探偵に依頼して、彼女を監視していたのです。それが暴露て、2人は破局。彼女は、ハリウッドへ向かいます。
何年かの月日が流れ、リリーはハリウッドでもトップスター。一方、オスカーは落ち目の三度笠。破産寸前に。逃げるようにして、公演地のシカゴから、ニューヨークへ戻ろうと「特急二十世紀号」に乗ると、なんと、同じ列車にリリーも。さぁ、リリー奪還作戦の始まりです。
オスカーとリリーの関係を縦糸に、ほとんど役に立たないオスカーの2人の部下 「二十世紀号」に乗り合わした狂人など、登場人物が面白い。さすがです。上映時間も90分ちょい。一気呵成に観てしまう名作です。