本の話が続きます。植草甚一さんの「シネマディクトJの映画散歩 アメリカ編」です。私、植草さんの本読むのは、初めてです。勿論、映画評などを読んだことはありますが、まとまったものを読むのは初めて。
この本に載っている映画、50年代のものが多く、さすがに、私、観ていないものが多い。が、例えば「欲望という名の電車」とか「七年目の浮気」とか観たことのある作品について読むと、その評の素晴らしさが分かります。
「欲望という名の電車」では、名匠エリア•カザン監督の演出法を「エモーショナル•リアリズム」という観点から捉え、マーロン•ブランド ヴィヴィアン•リーの演技を解説していく。また、「七年目の浮気」では、舞台版と映画版の演出の違いについて書いておられる。これ、当時のパンフレットに載った文章らしいのですが、当時のパンフレットというのは、読み応えあったんですね。
この本には、他にウィリアム•ワイラー ジョン•ヒューストンなどの名監督の作品について語られていますが、愛情溢れる評には、植草甚一さんのお人柄が表れているように思います。
この本に載っている映画、50年代のものが多く、さすがに、私、観ていないものが多い。が、例えば「欲望という名の電車」とか「七年目の浮気」とか観たことのある作品について読むと、その評の素晴らしさが分かります。
「欲望という名の電車」では、名匠エリア•カザン監督の演出法を「エモーショナル•リアリズム」という観点から捉え、マーロン•ブランド ヴィヴィアン•リーの演技を解説していく。また、「七年目の浮気」では、舞台版と映画版の演出の違いについて書いておられる。これ、当時のパンフレットに載った文章らしいのですが、当時のパンフレットというのは、読み応えあったんですね。
この本には、他にウィリアム•ワイラー ジョン•ヒューストンなどの名監督の作品について語られていますが、愛情溢れる評には、植草甚一さんのお人柄が表れているように思います。