シアタートラムで上演中の「鯨よ!私の手に乗れ」です。渡辺えりの作品。私、彼女の作品観るのは久しぶり。劇団300時代は「げげげのげ」とか観てたんですけどね。東銀之助さんなんか思いで深いですね。
さて、「鯨よ!私の手に乗れ」ポスターをのんが手掛けてます。「あまちゃん」ファミリー結束固い!
今回は、木野花 久野綾希子 銀粉蝶ら、客演多数。なかなか豪華な舞台となっています。「若い頃、同じ劇団に所属していた役者たちが、昔上演するはずだった作品の稽古を始めたが、予期せぬ事件が」という宣伝文句に惹かれて観に行きましたが、やはり、渡辺えりの作品らしく、時空を超えて、あっち行ったり、こっち行ったり。正直、そういう作品は苦手なので、ただ、ボーっと観ていた部分もありました。また、客演陣に合わせて「青い鳥」調だったり、「ミュージカル」調であったり、「アングラ」調であったり、と、この辺りは楽しめました。なかで、久野綾希子の「私、アングラはイヤ」というセリフは受けた。
療養所が舞台のこの作品、劇中、認知症の母親を抱える家族が「あと2人死なないと、老人ホームに入れないの」と訴えるシーンがあるのですが、これは作者・渡辺えりの実体験ということ。今の日本、「保育園に入る」のも大変だけど、「老人ホーム」に入るのも大変なんだ。そんなことを、しみじみ考えさせてくれる作品でした。
さて、「鯨よ!私の手に乗れ」ポスターをのんが手掛けてます。「あまちゃん」ファミリー結束固い!
今回は、木野花 久野綾希子 銀粉蝶ら、客演多数。なかなか豪華な舞台となっています。「若い頃、同じ劇団に所属していた役者たちが、昔上演するはずだった作品の稽古を始めたが、予期せぬ事件が」という宣伝文句に惹かれて観に行きましたが、やはり、渡辺えりの作品らしく、時空を超えて、あっち行ったり、こっち行ったり。正直、そういう作品は苦手なので、ただ、ボーっと観ていた部分もありました。また、客演陣に合わせて「青い鳥」調だったり、「ミュージカル」調であったり、「アングラ」調であったり、と、この辺りは楽しめました。なかで、久野綾希子の「私、アングラはイヤ」というセリフは受けた。
療養所が舞台のこの作品、劇中、認知症の母親を抱える家族が「あと2人死なないと、老人ホームに入れないの」と訴えるシーンがあるのですが、これは作者・渡辺えりの実体験ということ。今の日本、「保育園に入る」のも大変だけど、「老人ホーム」に入るのも大変なんだ。そんなことを、しみじみ考えさせてくれる作品でした。