井上芳雄&伊藤沙莉 「首切り王子と愚かな女」

PARCO劇場で上演中の
「首切り王子と愚かな女」です。
蓬莱竜太の作品。
首切り王子トルを井上芳雄
愚かな女ヴィリを伊藤沙莉が演じています。
ほかに　女王役で若村麻由美らの出演。

物語は、ヴィリが自殺しようとする場面から始まります。
一方、トルは反乱分子の首を刎ねている。
2人の出会い。
トルは、ヴィリを城に連れて行き、自分の召使いにする。
ヴィリが城で出会ったのは、かつて自分を捨てた姉のリーデン。
姉は兵士として仕えていた。
姉が仕えていたのは、実はナル王子。
トル王子の兄で、国を背負うはずだったのが、病に倒れてしまう。
仕方なく、女王が呼びよせたのが「呪われた王子」と呼ばれたトル王子だったが
これには深い事情があった。
女王　兵士　王子　女•••
彼らの抱えた事情が絡み合って•••
というお話。

さて、「首切り王子と愚かな女」というタイトル。
首切り王子は、まんまなのですが、伊藤沙莉演じるヴィリは
どうにも愚かには見えない。
で、この作品の　以前書かれたプロット読むと
完成された作品とは、ちょっと異なる部分がある。
恐らく、書き進めるうちに変わっていったのでしょう。
舞台上演するためには、劇場押さえたり　出演者押さえたり
多くの過程があります。
そんなことを感じさせたタイトルでした。