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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

松重豊 「空洞のなかみ」

2021-07-20 10:09:59 | 日記
貴重なバイプレイヤーとして、また「孤独のグルメ」の五郎さんとして
活躍する松重豊さんの本です。
週刊誌で連載していたエッセイ集と、
折からのコロナ禍で出来た時間に書いた短編小説を組み合わせて
1冊の本にしたもの。

前半が「愚者譫言(たわごと)」という短編小説集。
後半が「演者戯言(ざれごと)」というエッセイ集で
構成されています。

前半は、松重さんが、数々の役を演じる現場での話。
プロローグとエピローグがついて、他に全10話。
演じる役柄も
被疑者(取調室) 裁判官(ガベル)など多種多様。
さすが、長年役者として活躍する松重さんです。

後半は、エッセイ集。
「設定を変えてしまうほど
自白に影響を与える食べ物の存在」
「昨日ニンニクさんざ食った奴の
臨終に立ち会う気分は如何」など
タイトル見ただけで、面白そうなエッセイが25編。

いずれも短い文章なので、一気読みしてしまいました。
プロフィール見たら、松重さん 文学部のご出身。
納得です。