goo blog サービス終了のお知らせ 

プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

七月大歌舞伎 中車 「あんまと泥棒」猿之助 「蜘蛛の絲宿直噺」

2021-07-29 10:27:39 | 日記
今日千秋楽を迎える「七月大歌舞伎」です。
久しぶりに3階席へ行きましたが、残念ながら名物「めでたい焼き」は、
まだ再開していませんでした。

私が観たのは第一部。
中車と松緑の「あんまと泥棒」
猿之助が6役の早替わりを見せる「蜘蛛の精宿噺」です。

「あんまと泥棒」
因業なあんま秀の市の家に、人の良い泥棒の権太郎が盗みに入る。
だが、口の上手い秀の市に、うまく丸め込まれて•••
というお話。
村上元三の作品。
舞台は、秀の市が、揉み療治を終えて家路に着くところから始まる。
暗い夜道、野良犬に付き纏われる秀の市。
追い払った後で
「しまった!向う脛でも噛み付かさせておけば、幾らかになったのに•••」
こんな男だから、権太郎ごときの脅しには、びくともしない。
とうとう、秀の市のウソの身の上話に同情して
有り金全部渡してしまう。
秀の市演じた中車さん さすがの上手さです。

「蜘蛛の絲宿直噺」
女郎蜘蛛の精を演じる猿之助。
45分ほどの上演時間で6役の早替わり。
女童 番新 太鼓持ちなどなど。
そして千筋の蜘蛛の絲で、相手を幻惑する。
セリフに
「疫病が•••」など、現在を彷彿とさせるものがいくつか。
コロナバージョンとも言うべき狂言でした。