プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

ブリー・ラーソンのアカデミー主演女優賞獲得に納得「ルーム」

2016-05-26 14:39:22 | 日記
母親役のブリー・ラーソンが主演女優賞を獲った「ルーム」観てきました。確かに、母親役のブリー・ラーソン アカデミー主演女優賞にふさわしい熱演でした。
7年間監禁されている母子。息子のジャックは、もう5歳になっています。ジャックにとっては、狭い「ルーム」が「全宇宙」。母親も、ジャックにそう教えています。部屋の中で運動を繰り返す母子の姿が切ないです。2人にとっては、週に1度訪ねてくる監禁男だけが、外界との唯一のつながりです。
ついに母親のジョイは、ここからの脱出を決意します。5歳の息子に「ルーム」の外にはなにがあるのかを教え、怯える息子を励ましながら、何度もシュミレーションを繰り返し、いよいよ脱出劇スタートです。私、ここでハラハラドキドキするものだと思っていましたが、意外にあっさり脱出は成功します。
ようやく普通の日常を取り戻したジョイ母子。これから幸せな生活が待っているかと思いましたが、事は、そうは簡単に運びませんでした。度重なるマスコミの取材攻勢 周囲の眼 ジョイを守るべき両親は、既に一緒には住んでいませんでした。とうとうジョイ 精神を病み入院してしまいます。このあたり、息子を守る母 親にたてつく娘 ブリー・ラーソン熱演です。一方、慣れない祖母の家で、母の帰りを待つジャック少年が健気です。5年間「ルーム」の中でしか生きて来なかった少年が、なんとか周囲の状況を受け入れようと頑張ります。
ようやく、体調を取り戻した母。ジャックとともに「ルーム」を訪れます。ちょっと前まで、そこが「全宇宙」だった少年の眼に、いま「ルーム」は、どう映っているのでしょうか?

確かに評価分かれる「グランドフィナーレ」

2016-05-25 15:13:37 | 日記
「グランドフィナーレ」観てきました。何人かの知人に感想聞いたら「面白い」と「つまらない」が真っ二つ。で、観終わって「なるほど」と思いました。
前宣伝見ていたら「引退を決めた音楽家が、最後に人生の真実を見つける」ような映画らしい。私、そういうの好きです。で、実際観てみると、確かにそういう映画ではあるんですが、決してそれだけではない。かといって、その違う部分が、前述した映画の内容を補完するならいいんですが、かえって分離しているようにも見える。私、この監督の作品観たことがなかったので、「この監督の作風は、そういうものなんだ」と言われれば、ぐうの音もでませんが。
さて、内容です。引退した音楽家のもとへ、女王陛下(もちろん イギリスの)から彼の代表作「シンプル・ソング」を演奏してほしいという依頼がきます。が、彼は頑なに断ります。なぜか・「そこに秘密が・・・」とあるのですが、私、大した秘密とは思いませんでした。彼が今過ごしているのは、アルプスの高級ホテル。セレブ達が集っています。アルプスの景色が、また綺麗。この風景は、この映画にマッチしています。その一方 時々、幻想的というか観念的というか、そういった画像が混ざります。私、この部分についていけませんでした。私の場合、主人公たちに感情移入しようとしても、その場面が入ると、それが妨げられてしまう感覚でした。
一方、下世話な部分もあります。主人公の人生の友ともいうべき映画監督。彼は、いま次回作に取り掛かっています。主演は、彼が手塩にかけて育てた大女優。映画終盤、女優が監督のもとへ姿を現します。「ようやく脚本ができた」という監督に女優は「出演拒否」を伝え「最近の作品はクソだ」と罵詈雑言して去っていきます。この役 ジェーン・フォンダが怪演しています。また、ホテルでディナー中に大ゲンカしたセレブ夫婦。もう分別盛りの年齢ですが、妻が夫に平手打ちを食わせて、その場を去ります。そこに居合わせた音楽家 食事を終え、ホテルの周囲を散策していると、そこでは、先ほどの夫婦が青姦しています。こうしたシーン一本で押してくれれば、もっと私の好きな作品になったと思います。ただ、ラスト「シンプル・ソング」をスミ・ジョーが歌うシーンは圧巻でした。

実話の持つ強さと弱さ「スポットライト」

2016-05-24 07:20:10 | 日記
アカデミー作品賞 脚本賞に輝いた「スポットライト」観てきました。「ボストン•グローブ」紙といえば、日本でもよく聞く名前です。この新聞の「スポットライト」欄という特集記事を担当しているチームが新しく着任した編集局長のもと、カトリック協会の神父様の幼児性的虐待事件に取り組んでいくという話。
事件が事件なだけに派手な展開があるわけではありません。一般の市井の人々を、新聞記者たちが地道に取材していくという話。私 カトリック信者ではありませんし、生活の周りにキリスト教が根付いているわけでもありませんので、「うちの定期購読者の半分以上がカトリック信者だ」「教会は強硬に反撃するぞ」というあたりは、そんなに伝わってきません。なにかアメリカというと、ものすごく都会的なイメージがあるので、「このスキャンダル暴くと、この街には住めなくなる」という記者たちに対する脅しもピンとはこない。
実話ですから、実はこの男が裏切り者だったとか意外な展開があるわけでもない。ただ、逆に言えば、それだけに、巨悪を暴こうと奮闘する新聞記者たちのプレッシャーが伝わってくる映画でした。

白鵬の隠れた大記録

2016-05-23 05:42:55 | 日記
昨日は千秋楽に行ってきました。場所毎に、お客さんの出足が早くなっているようで、13時半過ぎには国技館着いたのですが、既に名物のアンパン売り切れ。あれ、美味しいんですけどね。
さて、肝心の相撲は、14日目で優勝が決定。13日目までには考えられない展開になっていました。それでも、稀勢の里の横綱挑戦は継続されるようですから、ま、良しとしましょう。
先場所ブーイングを浴びた白鵬の優勝インタビュー。今場所は、大歓声に包まれていました。今後も、稀勢 白鵬のマッチレースが続くのでしょうか?さて、その白鵬 来場所初日に勝つと30連勝を達成します。これが、自身6度目の30連勝以上。過去には、大鵬が4度達成していますが、また白鵬が記録更新です。
私、これ隠れた大記録だと思います。30連勝といえば、単純に連続全勝優勝するということ。これを6度も。いかに息の長い横綱か分かります。因みに北の湖 貴乃花 朝青龍 千代の富士ら名だたる大横綱たちは、皆1度だけしか達成していません。改めて、白鵬の偉大さが分かるというものです。

「オークス」シンハライト チェッキーノの1 2着付けで勝っていれば

2016-05-22 16:47:44 | 日記
オークス ダービーと盛り上がるG1戦線ですが、私の方は負け続けで、盛り下がる一方です。
まず、オークス。なんとか負けを取り戻したいと、選んだ本命はチェッキーノ。藤沢厩舎には、以前何度か儲けさせてもらいましたし、このオークスを狙ったローテーションも気に入りました。
で、悩んだのは、1着流しにするか、このメンバーに入れば1番強いであろうシンハライトと 2頭を1 2着のフォーメーションにして買うかです。確率からいけば、フォーメーションの方が高いことは分かりきっているんですが、スケベ根性で1着流し。自爆です。
このところG1勝ちきれなかった池添騎手が勝利。そうか、ならば来週のダービーは、あの人だ。