「ぐるっとJR東日本の旅」 二日目 その2
突然子供たちの声が聞こえてきた。
振り返ると幼稚園児が引率されてぞろぞろとやってきた。

どうやら駅の見学に来たものらしい。

プラットホームまで上ってみると駅員さんが園児に説明をしているところだった。


目の前を疾走する新幹線を見て園児たちは歓声をあげている、駅員が「あれはE7系という電車で・・・」と説明しているのだが園児は説明を聞いているやら聞いていないやら、キャーキャー、ワーワーと大騒ぎ。

発車するMaxときの車掌さんも園児たちに手を振るというサービスぶり、JRの営業努力もなかなかのものである。

そうしていると私の乗る「はくたか557号」が入線してきた。

おお、ぴかぴかの新車だ。


大人の休日倶楽部パスの影響だろうか、それともいま話題の金沢新幹線だからなのか車内は満員であった。

やはり指定席を確保しておいて正解だった。


落ち着いた雰囲気の内装である。
座席の下部分にはコンセントが設けられ、乗客全員がスマホを充電中(笑)
車窓の風景を見ることも無く全員黙々とスマホを操作している姿はちょっと不気味でもある。

そういう私は常にカメラを構え、駅に停車すると駅名票の写真を撮っている・・。
「軽井沢」「長野」を過ぎて1時間10分後には「上越妙高駅」に到着。さすが新幹線は早い。
金沢駅への途中駅である「上越妙高駅」で下車する客の多いのには驚いた。
JR東日本管内の駅はここまでだから「大人の休日倶楽部パス」ではここまでしか乗れないので私もこの駅で乗り換えるのだが、こんなにもパスを使う客が多いのだろうか。

この駅も8分間の乗り継ぎ時間なので駅前を見に行くなどという余裕は無い。

他の客と一緒にぞろぞろと歩いて「えちごトキめき鉄道」の乗り場へと向かう。


「えちごトキめき鉄道」の駅は新幹線の開業に合わせて改装したのだろう真新しかった。
感心したのはこの改札口。昔風の木製の柵であった。

こういうところが鉄道ファンの心をくすぐるのである。

ホームには特急しらゆきが停まっていた。


向かいのホームに直江津行きが入ってきた。

車内は立つ人もいるほどで、まずまずの乗客数だろう。



駅にはおしゃれな駅名票があった。


直江津駅に到着。時刻は12時10分、次の電車は16分後の12時26分の発車だ。





駅の通路にあった「新潟県鉄道発祥の地」のパネルは開通120周年記念のもの。

駅前をちらっとだけ見る、駅そばのお店があった。
だが10分ほどでは食べれないような気がする。


乗り遅れると予定が狂ってしまう。
しかたなく駅構内のコンビニで弁当とお茶を買う。
いつもこんなのばっかりだなあ。

プラットホームへ行くと上のところに見慣れない標識がある。
『雪』と書いてあるが、

雪が多いから気をつけろ? ここまで雪が積もる? 除雪車はこの位置に止まれ? いったい何を意味しているのだろうか、と考えていたら電車が入ってきた。

年季が入って少し錆びが出ていてくたびれ車体がイイ感じ。
なにしろ最近の車両はきれいになりすぎて個性がないからね。
などと勝手なことをつぶやいて、長岡行きの普通列車に乗り込む。

さっそく弁当を食べながら車窓からの写真を撮る。
駅で停車するたびに写真をとるものだから実に忙しい、慌ててカメラを構えようとして弁当をひっくり返しそうになったりと大変だった。



車内は見てのとおりがら空きの状態だった。



今日も天候はさわやかな快晴。
電車は直江津駅を出るとしばらく左側に日本海を見ながら進んでいく。



左に日本海、右側には米山などが望めて風光明媚なところである。



青海川駅は日本一海に近い駅だと横断幕に書いてあった。



鯨波駅の駅名票が洒落ているので感心したり、

ちょっとレトロな駅名票もある。


すすきと豊かに実った柿、そして紅葉の山という日本の原風景が続く。



信濃川の鉄橋を渡ると間もなく長岡駅に到着だ。


長岡駅には火炎型土器のレプリカの展示があった。


火炎型土器は縄文時代のものだそうだが富山県から青森県の三内丸山遺跡あたりまで分布しているそうだ。
日本海を船で行き来していたのだろう、そう思うと縄文人はすごい人たちだな。
それにしてもなぜこのような形に?と思う。実用品とは思えない形だから葬祭用なのかな。
実は花を生けるのに使っていました、というのも面白そうだ。
『生け花の原型は縄文時代にありました』なんてね。
プラットホームには花火が描かれていた。

東京行きの「とき368号」は事前に指定席を確保しておいた。


大宮駅を過ぎて都内へと入っていく。
午後4時ころの東京都内を車窓から見ると、上空は青空だが下のほうはスモッグなのだろう灰色にかすんでいる。

あの灰色の汚れた空気をわれわれは毎日呼吸しているのかと思うとなんだか鬱陶しくなってくる。
指定席は東京駅までだが、途中の上野駅で降りて秋葉原駅まで歩くことにした。
昨日も今日も電車に乗りっぱなしである。
歩いたのは乗り換えのために駅の中だけ、なんだか足がむくんだような気がする。
少しは運動しないとね。
突然子供たちの声が聞こえてきた。
振り返ると幼稚園児が引率されてぞろぞろとやってきた。

どうやら駅の見学に来たものらしい。

プラットホームまで上ってみると駅員さんが園児に説明をしているところだった。


目の前を疾走する新幹線を見て園児たちは歓声をあげている、駅員が「あれはE7系という電車で・・・」と説明しているのだが園児は説明を聞いているやら聞いていないやら、キャーキャー、ワーワーと大騒ぎ。

発車するMaxときの車掌さんも園児たちに手を振るというサービスぶり、JRの営業努力もなかなかのものである。

そうしていると私の乗る「はくたか557号」が入線してきた。

おお、ぴかぴかの新車だ。


大人の休日倶楽部パスの影響だろうか、それともいま話題の金沢新幹線だからなのか車内は満員であった。

やはり指定席を確保しておいて正解だった。


落ち着いた雰囲気の内装である。
座席の下部分にはコンセントが設けられ、乗客全員がスマホを充電中(笑)
車窓の風景を見ることも無く全員黙々とスマホを操作している姿はちょっと不気味でもある。

そういう私は常にカメラを構え、駅に停車すると駅名票の写真を撮っている・・。
「軽井沢」「長野」を過ぎて1時間10分後には「上越妙高駅」に到着。さすが新幹線は早い。
金沢駅への途中駅である「上越妙高駅」で下車する客の多いのには驚いた。
JR東日本管内の駅はここまでだから「大人の休日倶楽部パス」ではここまでしか乗れないので私もこの駅で乗り換えるのだが、こんなにもパスを使う客が多いのだろうか。

この駅も8分間の乗り継ぎ時間なので駅前を見に行くなどという余裕は無い。

他の客と一緒にぞろぞろと歩いて「えちごトキめき鉄道」の乗り場へと向かう。


「えちごトキめき鉄道」の駅は新幹線の開業に合わせて改装したのだろう真新しかった。
感心したのはこの改札口。昔風の木製の柵であった。

こういうところが鉄道ファンの心をくすぐるのである。

ホームには特急しらゆきが停まっていた。


向かいのホームに直江津行きが入ってきた。

車内は立つ人もいるほどで、まずまずの乗客数だろう。



駅にはおしゃれな駅名票があった。


直江津駅に到着。時刻は12時10分、次の電車は16分後の12時26分の発車だ。





駅の通路にあった「新潟県鉄道発祥の地」のパネルは開通120周年記念のもの。

駅前をちらっとだけ見る、駅そばのお店があった。
だが10分ほどでは食べれないような気がする。


乗り遅れると予定が狂ってしまう。
しかたなく駅構内のコンビニで弁当とお茶を買う。
いつもこんなのばっかりだなあ。

プラットホームへ行くと上のところに見慣れない標識がある。
『雪』と書いてあるが、

雪が多いから気をつけろ? ここまで雪が積もる? 除雪車はこの位置に止まれ? いったい何を意味しているのだろうか、と考えていたら電車が入ってきた。

年季が入って少し錆びが出ていてくたびれ車体がイイ感じ。
なにしろ最近の車両はきれいになりすぎて個性がないからね。
などと勝手なことをつぶやいて、長岡行きの普通列車に乗り込む。

さっそく弁当を食べながら車窓からの写真を撮る。
駅で停車するたびに写真をとるものだから実に忙しい、慌ててカメラを構えようとして弁当をひっくり返しそうになったりと大変だった。



車内は見てのとおりがら空きの状態だった。



今日も天候はさわやかな快晴。
電車は直江津駅を出るとしばらく左側に日本海を見ながら進んでいく。



左に日本海、右側には米山などが望めて風光明媚なところである。



青海川駅は日本一海に近い駅だと横断幕に書いてあった。



鯨波駅の駅名票が洒落ているので感心したり、

ちょっとレトロな駅名票もある。


すすきと豊かに実った柿、そして紅葉の山という日本の原風景が続く。



信濃川の鉄橋を渡ると間もなく長岡駅に到着だ。


長岡駅には火炎型土器のレプリカの展示があった。


火炎型土器は縄文時代のものだそうだが富山県から青森県の三内丸山遺跡あたりまで分布しているそうだ。
日本海を船で行き来していたのだろう、そう思うと縄文人はすごい人たちだな。
それにしてもなぜこのような形に?と思う。実用品とは思えない形だから葬祭用なのかな。
実は花を生けるのに使っていました、というのも面白そうだ。
『生け花の原型は縄文時代にありました』なんてね。
プラットホームには花火が描かれていた。

東京行きの「とき368号」は事前に指定席を確保しておいた。


大宮駅を過ぎて都内へと入っていく。
午後4時ころの東京都内を車窓から見ると、上空は青空だが下のほうはスモッグなのだろう灰色にかすんでいる。

あの灰色の汚れた空気をわれわれは毎日呼吸しているのかと思うとなんだか鬱陶しくなってくる。
指定席は東京駅までだが、途中の上野駅で降りて秋葉原駅まで歩くことにした。
昨日も今日も電車に乗りっぱなしである。
歩いたのは乗り換えのために駅の中だけ、なんだか足がむくんだような気がする。
少しは運動しないとね。