腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



A Watch Standard という言葉があります。
時計規格。

自動巻きや手巻き式の機械式時計には公的機関やメーカー独自の規格により
精度テストを設けて時計のクォリティを証明しています。

先日修理をお受けした尼崎市在住K様(遠いところお越しいただいてありがとうございました)の
ブルガリのディアゴノ・プロフェッショナル・スクーバ。OHと角穴車交換。
写真の腕時計ですが、文字盤6時位置に

      CHRONOMETER
   OFFICIALLY CERTIFIED

と表記されていますが、この時計がクロノメーターの規格に合格していることを表します。

クロノメーター規格とは...

1951年にスイス時計製造協会が制定し、現在クロノメーター検定協会(C.O.S.C)で
15日間の試験に合格すると授与されます。
試験の内容は平均日差、3つの異なる温度差、5つの異なる姿勢差を元に
24時間ずつ計測。日差-4秒~+6秒以内が合格基準とされています。
主な取得ブランドはロレックス、オメガ、ブライトリング、タグ・ホイヤー、ブルガリ等。
公的規格としては一番普及していて有名な規格ではないでしょうか。
K様、非常に良い腕時計なので大事にお使いくださいませ。

P.S.
今日は本格的な時計のブログになってしまいましたが、昨日運転免許証の更新に
行ってまいりました。顔写真の写りは...微妙

規格にとらわれない型破りな方も腕時計修理は→トゥールビヨン




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