腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



2008年も折り返し地点に差し掛かりました。
今日から7月。
腕時計のカレンダー、31になってませんか?

1年ほど前だったか、30日で終わる“小の月”の翌月になると必ず

「日付がずれますねん」

と言って時計を持ってくるおばあちゃんがいましたが、そう言えばここ最近来られません。
カレンダーの合わせ方を習得したのでしょうか?
それとも諦めた?


それにしても月が変わる度にガソリンがグイングイン上がりますね(怒)

天気の良い日は極力自転車通勤。
もちろん今日も自転車。

高校生の頃は自転車通学でした。
家から学校まで30分くらいでしょうか。
3年間ほとんど毎日1台の自転車を乗ってましたから(日曜日はクラブ活動でした)、3年生の終わり頃には自転車が体の一部のようになってました。
行き帰りを一度もハンドル握らず、手放し運転できたほどです。
いや、ほんと。
90度の曲がり角も普通に手放しで曲がってました。

何故手放しかって?




高校生のガキだから...

今から思うと危ないこと極まりない。

当時、よくクラスメイトの自転車のサドルを隠したり、駐輪場に自転車を逆さまに置いておいたりというお茶目ないたずらをしました。
念のため言っておきますが、決してイジメではありません。


自転車逆さまってのは、精神的なショックが結構強いものです。
整然と並んでいる駐輪場の自転車の列の中で、自分の自転車だけ逆さま。

下級生の女の子がクスクス笑う中、顔を真っ赤っかにして元に戻す時の屈辱感。
どこかで悪友が爆笑しながら見てやがる!

ちっくしょ~~~~!

感受性の高い年頃。心の内面から何かがガラガラと崩れていく音が聞こえます。


そう、お察しの通り店主も被害者(><)

ある時など、近くの大木の枝に自転車がぶら下がってたこともありました。
これは店主の自転車ではありませんでしたが。

皆一度は経験しています。
そうして大人の階段をまた一歩登るんです...


では修理品のご紹介。
こちら↓
 オメガ スピードマスター プロフェッショナル Ref.3570.50 手巻き

大阪市浪速区在住のU様所有。
分解掃除、テンプ調整、パッキン交換、防水検査、外装研磨しました。

またまた出ました。
スピードマスターのプロフェッショナル。
手巻きです。
1957年登場以来、基本的なデザインは変わらず、1969年の月面着陸時に使用されてからNASAの公式採用時計として第一線を走り続けています。

U様大事にお使い下さいませ。


大人の階段をまだ4段目くらいしか上がっていない気がする腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
結構登ったと思ったら、時々逆に下りたりなんかしますし...
というわけで、明日は休みです。

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