腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



今日は店の前に“チャイニーズバーガー”の店が来ています。
こちら↓


チャイニーズバーガー?

饅頭のことか。中国語では包子(パオズ)。
包子を初めて作ったのが三国志の諸葛孔明らしい。

包子というと、ジャッキー・チェンの初期の頃のカンフー映画を思い出します。
具の入っていない真っ白な包子。


例の中国餃子問題が起こってからあまり餃子を食べなくなりましたが、実は中国で餃子というと、蒸し餃子か水餃子のことを指します。
では、日本の焼き餃子は中国では何と言うのか?

“鍋貼”(グゥオーティエ)と言います。←カタカナ表記には限界があります。
形は餃子と言うより春巻きに近い。

餃子の王将で、餃子を注文すると、ウエイトレスさんが厨房に向かって
「コーテル リャンガ」と言うのを聞いたことないですか?
リャンガと言うのは2個。つまり餃子2人前のことです。

店主の推測ですが、このコーテルはグゥオーティエから来てるのではないかと。
しかしコーテルって...

更に言うなら、このわずか2ワードの短いセンテンスにも間違いがあります。

そう、中国語は先に数量を言わないといけません。

正しくは
「リャンガ グゥオーティエ」

中国語は英語とほぼ同じ文法。
アメリカのマクドナルドで商品を注文するとき
「トゥー バーガーズ & スリー コークス」てな具合に言いますよね。
これに対し日本人観光客は
「ハンバーガー...ツー  それと...コカ・コーラ スリー」←これ最悪。
しかもツーの時には大きくピースサイン。

やばいよ~、やばいよ~!(出川風)
初めて新婚旅行で海外に行って、旦那さんがこれだと成田離婚間違いなしですよ。


話は餃子に戻って、中国の餃子(蒸し餃子、水餃子)にはニンニクが入っていないのが定説。
ニンニクは各テーブルに生のまま置かれていて、ちょっとずつかじりながら餃子を食べるのが正解。

「老板!20個水餃!」(おっちゃん!餃子20個!)と注文してテーブルに着き、醤油と酢を小皿に入れて、目の前に置かれている生ニンニクの皮を剥いて待つわけです。
待つこと数分。
茹でたてでプリプリの水餃子が大皿にドン!と置かれ、蓮華ですくって酢醤油を付け口の中へ。
肉汁がはじけます。
そして生ニンニクをちょっとかじる。
至極の一時。


数年前、テレビでタモリさんが、餃子のタレにラー油を入れるヤツはバカだ!と言ってました。
ラー油入れたら、折角の餃子の味がわからなくなるじゃないかと。


タモリさんに一生付いて行きます。


久しぶりに王将の餃子が食べたくなった腕時計修理専門店トゥールビヨン老板。
コーテル...もとい!グゥオーティエ リャンガお願いします。

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