腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



先ほどニュースの速報で高橋克也容疑者が東京の大田区内で逮捕されたようです。

やれやれです。

そりゃ、あれだけ街中に防犯カメラがあったら捕まるのは時間の問題ですねぇ。



捕まると言ったら、数日前のヤホー!トピックスの欄にプロテニスプレーヤーのラファエル・ナダルが持っていた時計をホテル従業員が盗んで捕まった記事が出てた。

今年のテニス全仏オープン男子シングルスの覇者ラファエル・ナダル選手(スペイン)が大会期間中、宿泊していたパリ市内のホテルから30万ユーロ(約3000万円)の高級腕時計を盗まれた事件で、パリ警察筋は13日、ホテル従業員の男を逮捕したことを明らかにした。男の供述に基づき、腕時計も無事発見された。
 逮捕されたのはホテルのバーテンダーで、アクセス・カードの記録から、ナダル選手の部屋に侵入していたことが判明。犯行を自供し、パリ郊外の時計の隠し場所に警察を案内した。(時事通信より)

で、そのナダルが持っていた時計がこれ↓


リシャール・ミル Ref.RM027トゥールビヨン
カーボンナノチューブケース、

2010年に発売されたので、当時の30万ユーロは日本円にして約4935万円也。
(1900万円も下がったのか...)


<リシャール・ミル>
高級宝飾ブランド、モーブッサンやレポシの経営者、さらにオーデマ・ピゲで開発プロデューサーとして辣腕を振るってきたリシャール・ミル氏が2001年に理想の腕時計を作るべく設立した新興ブランド。
リシャール・ミル社の時計作りの哲学は、最先端の素材と技術を駆使して機械式腕時計の未来を創造する「時計界のF1マシンを創る」ことにある。
同ブランドの全てのパーツは完璧な計算のもとにデザインされ、ムーブメント、ケースおよび文字盤までもが一体設計となっている。
さらに、徹底した軽量化と、ハードユースにも耐えうる高い耐久性との両立を実現。
2005年にはF1ドライバー、フェリペ・マッサの名を冠した超軽量のトゥールビヨンウォッチも発表している。


で、F1だけに留まらず、船舶やゴルフ、そしてテニス界ともコラボレーションして2010年にナダルと共同開発して誕生したのが上写真のRM027です。

重さなんと20g!
1円玉20枚と同じ。
パチンコ玉なら4個分。
表現は悪いが、スッカスカ(笑)

しかし、軽いだけなら驚かないが、G-ショックもビックリの200Gの衝撃にも耐える耐久性には驚かされる。
機械式で、しかも超複雑機構のトゥールビヨン搭載でですよ。

ナダルがテニスの試合中に着けていても全く問題ない。

で、着けたまま試合して


勝っちゃった。



また勝った。


知らない人が見たら、リストバンドがナイキだからナイキの腕時計かと思ってしまう(笑)


ま、今年の全仏オープンはホテルに置きっ放しだったんでしょうか?
着けて試合に出てたら盗まれなくて済んだのに...

あぁ、試合中に盗まれたかどうかは分からんか(^^;)


ホテル滞在時には貴重品はフロントへ預けるかセーフィティBOXへ仕舞って欲しいと願う腕時計修理専門店トゥールビヨン店主

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