お客様も店員もどっちも神様、いや、人間です

今朝も梅雨空の大阪。

湿度が高くて嫌になりますねぇ。

今朝、５時５５分にふと目が覚めてスマホの天気アプリの雨雲レーダーを見たら、６時から６時１５分まで雨雲が途切れると出てました。

！！

慌てて飛び起き、眠気眼の波平（フレブル♂７歳４カ月）をケージから引っ張り出して散歩に連れ出しました。

いつもは３０分ほど歩くんですが、今日は１５分しかない。

すぐウ〇チしてくれるかな．．．

１０分ほど歩いたら

ソワソワ　ソワソワ

プリプリプリ～

！

出た！

さあ、急いで帰ろう。

家まであと２ブロックほどの距離で急にザーザー降りになってきました。

雨雲レーダー通り。

ヒェーーーーーッ！

小走りで帰宅。

ちょっと濡れましたがギリギリセーフ。


今朝１番に来られた常連のお客様。

新しい時計を購入されたようで、金属ブレスのサイズ調整と電池交換でご来店されました。

ブレスのサイズ調整はしましたが、電池交換はお断りしました。

何故って、まだ動いてるじゃないですか。

お客様「新しい時計って、すぐに電池が切れそうな気がして」

店主「いや、すぐに切れないかも知れませんし。動いてるのに交換するのはもったいないですよ」

店主「山奥に住んでいて、１年に１回くらいしか都会に出てこない、って言うんであればこの機会に電池交換しておくのもアリですけど、お近くに住んでますよね？すぐ来れますよね？なら、電池が切れてからでいいじゃないですか。動いてるのに何故交換する必要があります？」

お客様「そうかぁ、じゃあまた切れたら来ます」

店主「お待ちしております」

ということで、サイズ調整だけさせていただきました。


「買ったばかりの時計には『モニター電池』が入っているのですぐ切れます」

なんや？モニター電池って？

入っているのは普通の電池です。

時計が工場で作られた際、正常に作動するかを確認するために普通の電池を入れます。

そして正常に作動するのが確認出来たら出荷されて店頭に並びます。

その時計が何時工場で作られたのか、店頭にどのくらいの間並んでいたのかに寄って電池寿命が変わってきます。

先週工場から出荷されたのをすぐに買った場合は２年近く持ちますし、１年半前に作られて、半年ほど店頭にあった物ならすぐ切れることもあります。

購入後すぐに電池が切れた場合は良心的なお店なら無料で新しい電池に交換してもらえる可能性がありますので、購入店にご相談ください。

その時は「おい！コラ！！この前買ったこの時計、すぐに止まったやないか！どないしてくれるんじゃ！責任者出せ！土下座して謝れ！」

と怒鳴ったりすると確実にカスハラで訴えられます。


一番最初に入っている電池はサービスで入ってるんですよ。

例えば１万円で時計を買ったのなら、その１万円には電池代は含まれていないんです。

時計本体の価格が１万円なんです。

それをすぐに切れたからと言って理不尽に切れたらアカン、ということです。


カスハラ（カスタマー・ハラスメント）がここ最近話題になってます。

「お客様は神様です」

三波春夫さんの有名なフレーズ。

三波春夫さんの本来の意味が捻じ曲げられて、「客は神だから何を言ってもいい」「神だから店側がどんな対応でもするのが当たり前」という風に思っている人が多い。

特に中高年の男性。

ちょっと前に何かのネット記事で見た、ある店員と迷惑客とのやり取りが秀逸。

客「おいこら！客に向かってその対応はなんだ！客は神様だ！神様の言うことが聞けんのか！」

店員「大声を出されると店内にいる他の神様にご迷惑がかかりますので、どうぞお引取りください」

上手い！（笑）


では、修理品のご紹介。
こちら↓

ＲＯＬＥＸ　サブマリーナ　デイト　Ｒｅｆ．１６６１０　３００ｍ防水　自動巻き

兵庫県川西市在住のＴ様所有。
分解掃除、ゼンマイ交換、２番車交換、テンプ調整、パッキン交換、防水検査を行いました。

過去に２０１０年５月、２０１５年５月と２度お預かりしていて、今回が３度目のお預かり。
いつもご贔屓にありがとうございます。
カレンダー付きのサブマリーナです。
固有番号がＳ品番なので１９９３年モデル。
これからの季節大活躍してくれること間違いなし。
Ｔ様大事にお使いくださいませ。


今の若い人は三波春夫さんを知らないんだろうなぁ、と思う腕時計修理専門店トゥールビヨン店主
♪こんにちは～　こんにちは～　世界の～国から～♪