腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



いつも大体が天気の話とか野球の話とかコロナの話ばかりを重箱の隅をチマチマとつつくように書いている当ブログですが。

よく考えてください!!

ここは腕時計修理専門店のブログですよ!

何が線状降水帯ですか!

天気の事は天達さんか蓬莱さん、百歩譲って良純さんに任せておけばいいんです!


野球!?

巨人ちょっと調子が上がってきたじゃないですか!

今日から甲子園での3連戦は勝ち越しが必須条件。

負け越し、もしくは3タテ食らったら終わりと思って必死のパッチで頑張っていただきたい。

ん!?

「必死のパッチ」は阪神さんの毎年のスローガンじゃなかったっけ?(笑)


いや、天気も野球もいいんです!

時計の話をせんかい!

というお声が多数あるとかないとか。

ということで、今日はちょっと真面目に時計の話。


昨日ご来店されたお客様との会話。

お客様「この時計(オメガ)、暫く使わんから電池抜いといて」

店主「かしこまりました」

お客様「使わん場合は電池抜いておく方がエエんやろ?」

店主「そうですね」


この場合、3ランクに分類されます。

まず第1位の最高ランクは

電池が切れたらすぐ交換する。

次に第2位のまあまあ良いのが

電池を抜いておく。

最下位で最悪なのが

切れた電池を入れっ放し。

切れた電池をそのまま入れっ放しにしておくと、電池から液漏れを起こしてしまうことがあります。
漏れ出た液がムーブメント(機械)に回ってしまうと故障の原因になります。

オーバーホールとなると数万円かかってしまうこともあります。

特に海外ブランド等の舶来品は外国製の電池が入っていることが多く、品質があまりよろしくないので割とすぐに液漏れを起こしやすいので、切れたらなるべく早く交換することをお勧めします。

長期間使わないのであれば電池は抜いておく方が液漏れの心配がないのでベターですが、やはり機械物。

長期間不動ってのもダメです。

モアベターなのは動かしてあげること。

そしてベストなのは使ってあげることです。


その旨をお客様にお伝えすると

お客様「じゃあ、交換しといてもらおかな」

店主「よろこんで!」

大事にお使いくださいませ。


では、修理品のご紹介。
こちら↓

オメガ コンステレーション クォーツ

大阪府八尾市在住のM様所有。
巻き真交換、電池交換、防水検査(日常)を行いました。

オメガの婦人用ドレスウォッチ、コンステレーションのクォーツモデルです。
巻き真(リュウズの軸)が折れたということで交換になりました。
コンビは更に上品な感じですね。
M様大事にお使いくださいませ。


ちなみに電池を抜くだけならお代金はいただかない腕時計修理専門店トゥールビヨン店主

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