凄い!
ぐるっとパス2011Part2攻略戦略を考えている時、練馬区立美術館のサイトに訪問して、その作品に魅かれました。
礒江さんの経歴は、こんなHPを見付けましたので、そちらでご覧下さい。掲載されている作品は一部を除いて今回展示されていました。
それにしても、ここに見られる「鮭」の前では思わずニヤッと笑ってしまったな
で、中村橋に降り立ちました…
スペイン、マドリッドのAcademia Atrium Penaという写実画の学校で学び、その後もマドリッド郊外で仕事を続け、Gustavo Isoeという名前で知られたそうです。
今回の展示でビデオ紹介にこの学校の入口が出て来て、一目でマイヨール広場を囲む一角にある、と分かりました。
その後もスペインのリアリズム派の巨匠などとの交流含めその画業を追及されたそうですが、
リアリズム、具象、精緻、究極のテクニック、色々と彼の作品を語る言葉はあると思いますが、作品を実際に拝見して、でもその先に行っている”何か”をしっかり感じ取りました。
対象を在りのままに描く中で、見付け出すべき何かを選ぶ個性、とでも言うのかな…
まあ、生意気なことはこれ位にして、正直鳥肌が立つような凄みを幾度となく感じました。
上の絵はイワシ、ですが、”猫跨ぎ”のように食べるにはナイフとフォークでなくお箸…
なんて突っ込みは兎も角、凄いでしょ?
このモデルの髪の毛、セーターの網目。
そして、展覧会1階から2階への階段踊り場にあったこの作品のシャツの布地の質感…
未完となっている、今回最後に展示されていたベッドに横たわる女性の絵。
いずれの作品も素晴らしかったです。
最後に苦言…
キュレーターの方は、絵にもの凄く近寄って見る方が多いので、とおっしゃってはいましたが、今回からLEDに切り替えたライティングのせいもあるのか真正面に立つと自分の姿の方が良く見えてしまって正直困りました。
ご改善、お願いしたく
と、区立美術館として思いっ切り頑張った本展の入場料は500円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計2,400円となりました。