恥ずかしながらこれまでハマスホイさんという画家のこと、全く知りませんでした。
ということで、最初はスルーしていた本展、でも巷の評判良いんですよね。
そして結局この貴重な出会いとなった今回の企画展訪問へ背中を押したのはコロナウィルスの影響で翌日から休館が発表されたこと。
はい、金曜夕刻会社を抜け出しての訪問で拝見することが適いました💦
その会場、冒頭はハマスホイの奥さんとのツーショットの自画像で始まりますが、
その後はしばらくデンマークのその他の画家の作品が並びます。
ハマスホイは1864〜1916の方ですが、その作品群は19世紀前半、すなわちハマスホイさん生誕前のもの。
従いフランス印象派登場の前、こんな作品だったんだ、と拝見。
オッと興味を持ったのはデンマークって半島と島嶼部からなりますが、その半島北端の町、スケーインを舞台にそこでの漁師その他の生活を描き出したスケーイン派の作品、ほぼ印象派と同時期。
外光とある一瞬の時間を切り取ったような作品は秀逸、特にオスカル・ビュルク(
Oscar Bjorck)という画家の「遭難信号(A Distress Shot)」と「スケーインに漕ぎ出すボート(Launching the Boat Skagen(これがスケーインのデンマーク語表記のようです)」、素晴らしかったなあ…
そして19世紀末の室内画ブームと絵画史を俯瞰します。
さて、ハマスホイと周辺の人々、例えば奥さんの兄弟とか、の作品。
たっぷり並ぶのですが、フライヤーでも書かれていますが「静謐」がぴったりの作品群。
そして、後ろ姿が圧倒的に多いのですね、なんでだろう、余計な情報を与えたく無い?
フライヤー冒頭の作品に登場のパンチボールやトレイの現物も展示されていてびっくりでしたが、流石にロイヤル・コペンハーゲン✊️
さてなんだかんだとすっかり楽しんだ今回の企画展、入場料は1,600円。
これがが100円割引となって、ぐるっとパス効果は計14,290円となりました。
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