先日、車椅子でアーケード街を進んで行くと新しい店を発見しました。
立ち食いステーキ屋さんです。
熊本では、まだ珍しいと思っていたら、もう数件あるそうだ。
出歩かないヒゲだけが、知らなかったってことでした。
それから数日後、熊日新聞でも記事になっていた。
何か、昔のチョボ焼きの店で喰っている様な雰囲気。
高級感とは、ずいぶんかけ離れている気がします。
ヒゲが中学生になった頃、やっと熊本でもステーキを食べさせる店が現れた。
当然、今の立ち食い屋さんとは、180度違う高級感が漂っていました。
なぜか、ヒゲの親父は、ステーキ屋によく連れて行ってくれました。
焼きあがるのを待っていると、父親の説教が始まります。
「 ええか、コウイチ。
大東亜戦争で日本が負けたつは、日本人がステーキば喰わんだったせいだ。
だいたいね、アメリカ人より日本人の方が頭の良かッだけんね。
だから、ステーキさえ喰うとったら日本は負けンだった。 」
こうして、『 大東亜戦争敗因 = ステーキ 』 説を聴かされていると、
肉が焼けてきます。
サーロインと云う名で、肉周りには、タップリの脂肪がついています。
そして、憧れ(!)の 『 ナイフとフォーク 』 のセット。
ほとんど、洋画の中でしか観ることがなかった道具。
それが、今や、目の前に!
さぁて、少年ヒゲは、映画のシーンの様にナイフ&フォークを手にします。
そして、ナイフをステーキに押し当てますが、跳ね返されます。
おかしいな? こんな感じで、外人やカウボーイが肉を食っていたけど?
周りの客を見渡して、暫く観察すると、みんな右手が動いている。
ヒゲも真似して、右手のナイフを動かすと、少し肉に食い込みます。
アッ、なるほど!
更に、今度は上から力を加えながらナイフを動かすと、肉が切れたのです。
ほんの少し、ナイフの要領を理解した瞬間でした。
普通なら、ステーキ屋を訪れる機会はあまり無いハズ。
しかし、父親の『 敗戦=ステーキ説 』 のおかげで、
少年ヒゲはふんだんに食べるチャンスが持てたのです。 (笑)
これによって、小学生時代は栄養不足ぎみだったヒゲも、
体力を取り戻すことが出来たのです。
更に、ステーキ肉を切る時、ナイフの上下運動と右手人差し指の押え加減のバランスで、
肉の切れ具合がずいぶん違う事を体得したのです。
すると、思いも掛けない事に気付かされます。
スムーズに切れた肉の方が、微妙に美味いことが分かるのです。
これは、大きかった!!
この写真、ヒゲの長男の2・3歳頃か?
ヒゲの親父が、箸も持てない時から連れまわしていました。
ナイフとフォークの英才教育!? (笑)
http://blog.with2.net/link.php?1046790
↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。
立ち食いステーキ屋さんです。
熊本では、まだ珍しいと思っていたら、もう数件あるそうだ。
出歩かないヒゲだけが、知らなかったってことでした。
それから数日後、熊日新聞でも記事になっていた。
何か、昔のチョボ焼きの店で喰っている様な雰囲気。
高級感とは、ずいぶんかけ離れている気がします。
ヒゲが中学生になった頃、やっと熊本でもステーキを食べさせる店が現れた。
当然、今の立ち食い屋さんとは、180度違う高級感が漂っていました。
なぜか、ヒゲの親父は、ステーキ屋によく連れて行ってくれました。
焼きあがるのを待っていると、父親の説教が始まります。
「 ええか、コウイチ。
大東亜戦争で日本が負けたつは、日本人がステーキば喰わんだったせいだ。
だいたいね、アメリカ人より日本人の方が頭の良かッだけんね。
だから、ステーキさえ喰うとったら日本は負けンだった。 」
こうして、『 大東亜戦争敗因 = ステーキ 』 説を聴かされていると、
肉が焼けてきます。
サーロインと云う名で、肉周りには、タップリの脂肪がついています。
そして、憧れ(!)の 『 ナイフとフォーク 』 のセット。
ほとんど、洋画の中でしか観ることがなかった道具。
それが、今や、目の前に!
さぁて、少年ヒゲは、映画のシーンの様にナイフ&フォークを手にします。
そして、ナイフをステーキに押し当てますが、跳ね返されます。
おかしいな? こんな感じで、外人やカウボーイが肉を食っていたけど?
周りの客を見渡して、暫く観察すると、みんな右手が動いている。
ヒゲも真似して、右手のナイフを動かすと、少し肉に食い込みます。
アッ、なるほど!
更に、今度は上から力を加えながらナイフを動かすと、肉が切れたのです。
ほんの少し、ナイフの要領を理解した瞬間でした。
普通なら、ステーキ屋を訪れる機会はあまり無いハズ。
しかし、父親の『 敗戦=ステーキ説 』 のおかげで、
少年ヒゲはふんだんに食べるチャンスが持てたのです。 (笑)
これによって、小学生時代は栄養不足ぎみだったヒゲも、
体力を取り戻すことが出来たのです。
更に、ステーキ肉を切る時、ナイフの上下運動と右手人差し指の押え加減のバランスで、
肉の切れ具合がずいぶん違う事を体得したのです。
すると、思いも掛けない事に気付かされます。
スムーズに切れた肉の方が、微妙に美味いことが分かるのです。
これは、大きかった!!
この写真、ヒゲの長男の2・3歳頃か?
ヒゲの親父が、箸も持てない時から連れまわしていました。
ナイフとフォークの英才教育!? (笑)
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