田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天ぷらへの誘い〜プレミアム野菜③

2021-08-30 14:38:35 | 田園ものがたり
稀に、丸々(?)と太った蓮根が手に入った時にだけ(!)する仕事がありました。
泥の付いた蓮根にタワシをかけて洗い、両端を切り落とします。
固茹でにして、岡揚げしておきます。
天ぷら盛りの注文が入ってから、仕事開始!

先程の茹でレンコンを、かつらに剥きます。
             
そう、一回転半ぐらいの長さで、端っこに溶き衣を付けて、つなぎにします。
その後、全体にコロモを付けて揚げます。
衣が固まるぐらいの揚げ加減で充分。
クラウン型に揚がった蓮根は、不思議な造形美を醸し出しているのです。
穴の開いた部位と胴体の部位の大きさが違うのが、まるでメビウスの輪を見てるようだ。
                 
この透かし模様の蓮根リングを見ていると、中央の空いた空間に何か入れたいような衝動が起きます。(笑)
              
天然ダラの芽の茎が伸びてる物、フノコ海老、長いGアスパラなんて。
或いは、新銀杏を3個串にして翡翠に揚げたもの。
まぁ、この蓮根リングに、何か入れたが良いか? そのままの形状を良しとするか?
料理人の感性が、試される瞬間ですかね!

ところで、以前、京都の料理屋は、油物(揚げ物)に苦心する話をしました。
どうしても、天ぷら物になってしまうと。
「 ひょっとして変化をつけるなら、変わり衣があるではないですか? 」 の意見も。
なるほど、白ゴマをまぶして揚げる方法で、ゴマキ揚げ!
当時の人気歌手・ゴマキちゃんに因んで ・・・ (笑)
                     
青のりを使っての磯辺揚げ ・・・ ほら、のり弁のちくわを揚げてあるみたいなもの。 
三色あられ揚げ ・・・ 綺麗ですが、上品さに欠けるか?
春雨揚げ ・・・ よく見るかな?
      
こんな変りものもあります。
              
目先が変わって悪く無さそうですが、そう単純ではありません。
誰でも考えそうな仕事は、京都では評価されないのです。
いやはや、オトろしい処ですわ。 (笑)

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沁みる夜汽車⑤〜長い旅路

2021-08-28 18:24:55 | ヒゲの毒舌
さて、駅弁相手にコップ酒を楽しんだ学生ヒゲ。
壁にもたれて聴こえる枕木のリズムは、酔いどれ共の子守唄。  
ヒゲはたちまち眠りに落ちて、夜行列車はそのまま広島〜山口へと進みます。
        
但し、うつらうつらの長い旅路は、楽なものではありません。
最近の豪華カシオペア号の優雅な座席を思い浮かべるのとは大違いです。 (笑)
もっと悲惨な・・・そう、松本清張のTVドラマ『点と線』に登場するような狭苦しく、
蒸し暑い座席をイメージして下さい。
刑事たちが乗った、風通しも悪く、汗臭い国鉄の列車内を。
            
そんな乗客たちが黙り込んだ夜汽車は、やがて関門海峡を通過します。
トンネルを抜けると、アラッ! 不思議? 列車内が少し明るくなる。
ちょうど、夜明けに近いのでしょう。
         
眠り込んでいたオジさんは、あくびの後、ポケットからタバコを取り出し火を着ける。
やれやれのため息が聞こえそう。
さぁ、眠気覚ましの一服を終えて、窓際に設置されているポケット型の灰皿に捨てます。

トンネル通過から暫くすると、列車内の雰囲気が徐々に変わります。
なるほど、朝の光もあるでしょう。
しかし、客席のざわめきが違ってくるのです。
故郷が近づいて、福岡の女性たちの華やいだ声が聞こえてきます。

だが、熊本県が目的地の客は、まだ押し黙ったままです。
これからが、長〜い筑豊線が始まるのを知っているから。
各駅停車だけでも時間がかかるのに、時々は待機線で車輌通過待ちさせられることも。
           
まるで鈍行列車並みの進行を数時間経たら、空気が変わります。
山々の緑色が一気に増えるのです。 「 やった~、やっと熊本県に入ったゾー! 」
そそくさと荷物を棚から降ろす人たちが、妙に嬉しそう!
やっとやっと、故郷の人たちに逢える。
更にそこそこの時を経て、列車がゆっくりスピードを落とすと、終着駅が近づくのが分かる。
          
やれやれと、学生ヒゲも連絡橋の階段を踏みしめて、改札口を出ます。
其処には、彼女(現・カァちゃんです。念のため)が待っているはず。
姿が見えると、13時間という長旅の疲労感も吹き飛ぶのでした。
           
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守銭奴たちの宴

2021-08-27 16:29:04 | ヒゲの毒舌
此処は、日本の某ホテルのローヤルスイート・ルーム。
バッハ会長とIOC幹部が、ご機嫌で酒盛りを繰り広げています。
        

バッハ 「 ワッハッハーッ! コーツ君、銀ブラの後の酒は美味しいね~ 」
コーツ 「 しかし会長、そんな派手に出歩いて、ルール違反と日本人が騒ぎ出しませんか? 」
バッハ 「 なーに、あの大臣タマヨが言うハズだ。
     『 この愚か者の民衆どもめ!
       アレはですね、銀ブラではなく、金ブラと云うんですよ!
       会長は、ご自慢のキン〇をブラブラさせただけだから無罪です。 』
      なぁーんて、茶化して言う手筈になっとるのだ。 」
           

バッハ 「 それにしても、俺様が宣言した通りだな。
      五輪が始まれば、イエローモンキーは狂喜乱舞の大喜び。
      反対が8割なんて忘れて、金メダル狂騒曲でメディア報道もそれ行けドンドンの手のひら返し。
      今じゃあ 『 演って良かった 』 の感謝の嵐。
      なんて日本人は、浅ましい人種なんだ。 ワハハハハー 」
        
  
コーツ 「 開会式での、会長のロングスピーチ。
      日本人は、随喜の涙で聴いていたと言います。
      TVを観ていた試聴者からは、特別席で天皇陛下と会長が並んでいる光景が素晴らしいと。
      まるで、進駐軍マッカーサーと陛下が並んだ写真みたいだとも。
      これで、会長の偉大さ・ありがたさが日本人に認識出来たでしょう! 」
        

バッハ 「 そうそう、悪役になったガス総理とハシモートに、オリンピック栄誉賞でも
      恵んでやるがイイ。 あいつら歓喜雀躍するに決まってる。 」
コーツ 「 そう言えば、会長が広島を訪問すると、県知事が手下のように出迎えていましたね。
      会長の平和祈念公園訪問は、県民一同にとって歴史的な善行ですからね。
      コレで、ノーベル平和賞は間違えないところ。
      メダルを首に掛けて、次はどこかの大統領ですね。 」
バッハ 「 まぁ、これで、次回の中国での大献金が期待出来るハズ。
      つい、チャイナ・マネーの束が目の前にチラついて、国を言い間違えたのはお笑い種だな!
      それにしても、芸者ガールのシミーズが遅いな? 
      インタビューなんぞ断って、此処に来てお酌の接待をしろと言ったが ・・・ ? 」
                   

こうして、日本の国費を湯水みたいにタレ流しながら、ご機嫌バッハと五輪貴族たちの祝宴は、
深夜にまで及んだそうです。
同じ様なシーンが、漫画 “ 美味しんぼ ” の記憶から思い出されました。
お笑い下さい!

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救世主〜YK35②金賞を目指せ

2021-08-25 15:07:33 | 田園ものがたり
昭和40年代当時の日本酒事情は、今と大きく違います。
日本に流通するほとんどの酒は、灘・伏見の大手メーカーの物でした。
いわゆる、テレビCMに登場するナショナルブランドの酒ですね。
では、地方の酒蔵はどうか?
その頃の日本人は、CMに紹介の品こそが正しく信用できる。
テレビにも出ない地方の酒なんて、胡散臭い商品としか思われませんでした。
    

売れない酒を在庫に抱えて困った酒蔵に、大手メーカーがささやきます。
「 困っているなら、私どもで全て買い取りましょうか? 」
地方メーカーからすると、渡りに船の提案だから、癖になってしまいます。
そんな風潮が当たり前だった時代、心ある酒蔵や杜氏は模索することに。
自分たちで醸した日本酒を、自分達で売ってみたいと願うところも。
こうして、あるメーカーは、辛口の本醸造を安く買えるようにした。
 ( 以前のブログ ≪ 救世主〜二級酒 ≫ に書いた記事ですが )
或いは、地元の消費者が気安く呑めるように、二級表示で価格を工夫した。
『 一の蔵・超辛口無監査 』や『 八海山・二級 』がその代表的な酒でした。     

今日紹介するのは、このメーカーとは真逆に近いやり方を試みた酒蔵です。
究極の日本酒を求めて奮闘した蔵元の話。
漫画・夏子の酒にも登場する “ 東京・滝野川 ” で行われた新酒鑑評会。
   
       
そのコンテストで金賞を獲ることを目標にします。
なぜ金賞を取るのに血道をあげるのか?
今度のオリンピックで分かる様に、日本人は金メダルに弱いのです。
ある意味、TVコマーシャルを盲信する権威主義的な傾向でしょうか?
     

さて酒蔵が、儲かりもしない大吟醸に血道をあげるのには訳があります。
金賞を獲ると、マスコミを通して全国に酒蔵の名前が紹介されます。
地方の無名の蔵にとっては、滅多にないチャンス。
“ 金賞受賞蔵 ” として名声が広がると、消費者のブランド信仰が追い風になる。
受賞蔵の酒ならば、“金賞受賞酒”でなくても、美味いに決まってると信じ込むからです。
コレが、有り難い!
蔵元と杜氏にとって、一年間の酒の出荷量が保障されたようなものです。
飲食店的に言うと、一年分の予約が入ったようなうまい話か。

では、その “ 滝野川 ” で金賞を得るような酒をどうやって醸し出すのか?
各メーカーは、首をひねった ・・・・ !?
                         ~~~ つ づ く ~~~

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飲み仲間

2021-08-23 16:19:25 | 銀&Marc物語り
黄昏世代の呑み助にとって、飲み仲間は宝物。
飲み屋と言うバトルフィールドでは戦友であり、同志と語り合って飲む酒は格別。

さてさてと、先ずは、この怪しい写真をご覧いただきたい。
              
水差し風な容器に、頭を突っ込んでいる生物。
YouTubeなら、大ウケかもしれません。
その入れ物は陶器のビールジョッキですが、今はヒゲ用の水差しになっている。
ところが、愛猫マール(♀)がテーブルに上がると、何故かその容器の水を飲みたがる。(笑)
つまり、ヒゲとマールは、同じジョッキで水を飲む、同器の桜みたいなモノ。
この薄桃色の釉薬が特徴のビールジョッキは、熊本の年配の作家さんの逸品です。
田園では、カウンターのみで使ってました。
マールのお気に入りになってしまったので、カァちゃんが木製の蓋をした。
だが、器用なマールは、前右足で蓋を取ることが出来た! 「ヤッターニャン 

このマール、冬場はヒゲと昼寝仲間。 
多めのランチを摂ると、直ぐに眠気に襲われるヒゲ。
で、しょうがないから布団をかぶって横になる。
すると、足音を立てて追いかけてくる者がいます。
マールが、ヒゲの足元から布団を踏みつけてやって来るのです。
そして、ヒゲの右肩をチョンチョンする。
「 布団を開けてくれ~ 」 と言っているのです。
トンネル状に布団を持ち上げてやると、嬉しそうに潜り込んでゴロリ。
           

昨年末から足の不自由さが増したヒゲの後を追うように、二匹の猫も老齢化が進み始めた。
病院通いも増えて、カァちゃんは三人の介護をする羽目に。
そして遂最近、マールとヒゲは、オムツ仲間(苦笑)になった。
後ろ脚が不自由になったので、トイレがままならないのです。
それでも、前脚を使って何とかヒゲのソファーによじ登ろうとします。
もがく相棒を、ヒゲが手伝って引き上げてやると、嬉しそうに伏せます。
痩せた身体を撫でてやると、ヒゲの腹の上で丸くなって眠るのでした。
やがて、銀(♂)まで、オムツが必要になりました。
      
               ≪ 亡くなる数日前の二人 ≫
一緒に産まれたギンとマールは、15年と6か月間をずーっと一緒に過ごしました。
弱っていくのも、ほぼ同時進行。
歩くのが弱々しくなって撮った写真が、二人の最後の立ち姿になりました。
             

お盆入りの8月13日朝、カァちゃんが目を覚ますと、ギンが旅立っていました。
眠ったままの静かな別れは、突然なものでした。
前日の夕食には、大好きな鯵も食べたのに ・・・ 。
そして、マールにも変調が見えてきたので、13日と14日はカァちゃんが一緒に寝ます。
お盆の送り火の15日朝、ギンの元へ。
大好きなハーゲンダッツが最後の晩餐になり、ギンと一緒の壺に納まる事に。
                

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ミッドウェーのカウボーイ

2021-08-21 17:52:03 | ヒゲの毒舌
8/14、WOWOWでの久しぶりの戦争映画を楽しみにしていた。
新作映画 『 ミッドウェー 』 (ローランド・エメリッヒ監督)です。
やたらにCG臭くない、史実風な描き方が嬉しい。
以前の 『 パールハーバー 』 みたいに、ラブストーリー的な要素が少ないのもイイ。
アップテンポな展開ながら、各シーンは決して粗雑ではなく、丁寧に描かれている。
しかも、主役(?)は、 “ エンタープライズ号 ” 。
小学生ヒゲが、最も勉強(?)した米国空母です。
念のためですが、カーク船長率いるエンタープライズ号とは別物です。 (笑)
            
いきなりの真珠湾攻撃から、映画は始まります。
そして、Fルーズベルト大の意向で、ドーリットル隊の東京空爆。
報復爆撃したBー25は、中国に向かいますが、燃費切れで脱出。
そして、中国人に捕まり絶体絶命。
このシーンを観たヒゲは、熊日朝刊の記事を思い出す。
終戦間近、熊本県宇土・松橋が爆撃された。
その時、故障で落下するBー25から、乗組員は脱出したのだが ・・・ 。
捕虜になった乗組員たちは、斬首されたという熊本の戦史に残る事件がありました。
無差別爆撃に対する報復だからしょうがない事だが、さまざまな倫理上の問題を抱えている。
          
その事件を取り上げた記事の中、空襲に使われたBー25を、“ エアパッチ ” と書いてある。
これが、ヒゲの腑に落ちないところ。 ヒゲ少年の記憶と違うのです。 (笑)
そんなモン、 “ ミッチェル ” に決まってるヤン。
取材のミスではないか?
ヘリのアパッチは知っているが、エアパッチなる兵器は聞いたことない。

さて物語は、真珠湾で一敗地にまみれた米軍は情報戦に力を注ぐ。
そして、ミッドウェー島の水道設備がピンチと云う罠で、日本側の標的を特定する。
ほら! ここのブログ “ ヒノクニ・トーカーズ ” でも紹介してます。
           
ジョン・フォード映画監督まで待ち構えるM島に、日本軍の第一次攻撃が。
その頃、問題が起きる。
米軍の機動部隊を発見したからです。
「 空母を葬るのは魚雷を使う!? 」 のが、定石だと信じ込む指揮官が迷う。
そのためらいが、ロス・タイムを生む有名な局面。

やがて、飛来する米軍雷撃機を、ゼロ戦がバッタバッタとたたき落とす。
当然ですが、日本側の空母群は、魚雷が走行する足元の海面を注視していたのです。
その時、第二の主役・米ドーントレス急降下爆撃機が上空に現れた。
この急降下こそが、ロデオで鍛えたカウボーイだけに出来る芸当や。
暴れ馬から急降下するみたいなアタックで、爆弾をリリースする。
赤城艦長役の國村隼が、頭上の敵機に気付いて視線を下から持ち上げる演技がとても秀逸。
あのぎょろ目でジワーッと天井を見つめるシーンが、この海戦の行く末を暗示している。
日本側の魚雷が誘爆するシーンが派手です!
        
それにしても、こんなマニアックで詳細なミッドウェー。
戦史を熟知しない一般の観客は、解説無しで理解出来るのか?
その筋の、戦争オタクのヒゲはたっぷり楽しめたが!

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酒飲みは諸悪の根源!?

2021-08-19 22:11:11 | よもやま話・酒編
さて、現在の日本では “ 飲酒行為 ” こそが、まさに諸悪の根源とされています。
ここ2年近い間に、現自民党政権のおかげで、非難の矛先は善良な呑助に集中です。
酒呑み行為と飲食店こそが、「コロナ感染の元凶」と繰り返し訴えれば、自分らの失策を隠せるとでも?
「 悪いのは酒であり、自民党政権ではありません! 」 なんと、巧みな摺り替えでしょう。

挙げ句の果ては、「自粛しない飲食店には、酒類の取引き禁止を求める通達を全国に出す。」と、
ウルメ鰯大臣が暴挙に出る。
「 いや、それはスガ内閣みんなの総意だから 」 と暴露。
所が自民党閣僚曰く、禁酒令はあのイワシ野郎の独断専行で勝手にやった事だと。
俺たち善良な(笑)者は預かり知らぬことでと、トカゲの尻尾切りの術で自己保身に汲々の有り様。
こんな奴らに、 “ 悪いのは酒飲み ” だなんて、言って欲しくない。

ヒゲ達は酒を煽りながら “ 口角泡を飛ばし ” て、坂本龍馬みたいに日本の将来を論じます。
           
悪政を憂い、明日の正しい日本を目指して、何を為すべきか? 
天下国家を論じるヒゲ達は、悪党でしょうか?
酒宴が悪いと決めつける下手な国会より、よほど実があると思えるのですが? 
  
成る程、口角泡を飛ばすから、取りようでは、コロナを飛沫感染させる悪行為にもなる。
  
そんな悪人どもの溜まり場(笑)たる居酒屋は、当然だが悪の巣窟だ。
「 直ちに閉店させろ! 」 と、西村が言う。
じゃあ、五輪会場で大声をだしてのコーチ陣の声援は?
競技場周りに群れをなして騒ぐ連中は?
更に、2F幹事長と公明党の会食は良いのか?
アレは会食ではなく、黙食だから問題無いんだと~~ (怒💢)

熊本でも、コロナ認証店のルールが表示してある。
    『 マスクをしたまま飲み食いする 』
店主 「 アッ、お客さん困ります。 マスクのまま呑んで下さい。
     マスク外して良いのは、金メダルにかぶり付く時だけですヨ! 」
               
   『 お酌は御法度!? 』 
ついに、お酌という日本の食文化が、コロナのせいで消されようとしている。
最初は、風営法なるいかがわしい法で悪役にされた!
次は、禁酒令でアンタッチャブル!?
嘆かわしい世の中だ。
もうすぐ、お酌の所作は時代劇でしか見られなくなるのだろうなぁ!? 

余談だが ・・・
ヒゲのプロフィール写真を更新した。
古稀祝の宴席で、お酌されているシーンだ。
美人の顔は隠したが、シラウオの様な手が見えている。 (笑)

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合いの子を見たや?

2021-08-17 18:45:50 | ヒゲの毒舌
先ずは、タイトルに差別用語を使ったことをお詫びいたします。
ヒゲ世代の子供時代のリアル感を出すのに、この言葉しかなくて。

平成16年、熊本大地震に見舞われた時のブログを思い出して下さい。
余震本震の激しさからして、「 今度揺れたら、このマンションも崩壊しますよ!? 」
とのアドバイスをする物知り気なオジサン。
飲み仲間の奥さんからも、「 避難しましょうよ! 」 と誘われる。
しょうがなく、指定された避難所に車椅子で向かうヒゲ夫婦。
初めて行く場所のはずなのに、「 そこを右へ、次は左へ 」 と誘導するヒゲ。
首を傾げながら、車椅子を押すカァちゃん。
  「 なんで? こんなややこしい狭い道を知っているのかしら? 」

実は ・・・ ヒゲにとっては、およそ57年ぶりに通る道なんです。
まるで、TVドラマ的展開ですね。 (笑)
昭和30年代、ヒゲが通う城東小学校が火災に遭います。
勉強好き(?爆笑)なヒゲ小学生は、途方にくれます。
で、勉学に励めるようにと、本荘小学校の一室を間借りすることになったのです。
そんなある日の校庭で、ヒゲ達が目撃した生徒は衝撃的でした。
すらりと背が高いので目立ちます。
しかも、彼の頭髪は黄金色に輝いてました!
「 なんて、武者ん良かっだろうか! 」
                
当時の言葉では、 “ 合いの子さん ” です。
生まれて初めて視る、違う人種(!?)に驚くヒゲ達。
子供達は、「 ジュンな(君は)、合いの子ば見たや? 」 と騒々しくなりました。

つい最近のこと、同じ空間で、この合いの子さんを見ただろう人物を新聞で見つけた。
熊日新聞の 『 わたしを語る 』 コーナーです。
今回登場は、京大名誉教授の山室 信一氏です。 【 アジアの時空を歩く 】
ヒゲとは一学年違いの世代で、自宅の近隣描写も手に取る様に理解できます。
つい、懐かしい共感を覚えてしまったのでした。
で、彼氏の記事から、一部分を紹介いたします。

 さて、本荘小学校に入ってからの楽しみと苦痛の時間は、
 おそらく同世代の人なら同じ感想を持たれると思うが給食の時間だった。
 校舎の西の端にあった給食準備室の横には、紙製の樽のようなものが置かれていたが、
 それが脱脂粉乳だった。
 脱脂粉乳は、文字通り牛乳から脂肪分をほぼ全部抜きとった脱脂乳からさらに水分を除いて
 粉末にしたもので、それをお湯で溶いて出された。
      ・・・・・・
 多くの生徒は嫌いで残す人も ・・・ 最後まで私は苦手だった。
 評判が良かったのは竜田揚げなどの鯨料理 ・・・・

            
クジラがとてつもなくご馳走だった時代の、共通の思い出です。
IWCのクソ野郎、鯨を食わせろ~!  (笑)

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上げ膳〜据え膳

2021-08-16 20:13:04 | よもやま話・料理編
先日のブログ『NHK杯将棋の違和感』で、 “AIの形勢判断表示” の事を書きました。
コレって、ヒゲみたいな者には “ありがた迷惑” なサービスですと。

そうしたら、最近見たAbemaのCMで、将棋観戦のコーナーでは特別なサービス(?)があると。
プレミアム会員(!?)になれば、このAI判断数値が表示されない画面が提供出来るそう。
コレまた驚きです!
今の時代は、なんでも情報を目一杯に出して、ディスクローズするのが当たり前の潮流。
それに真っ向に反するサービスです!?
「 上級会員になったら、情報無しの素の画面が見られますよ! いかがですか? 」
つまり、「サービスが無いのがサービスだ!?」と言わんばかりだからヒゲはビックラぽん!

1970年代の熊本の和食業界。
仕事は、もうクローズ(隠し)が当たり前でした。
だから、見習いが上司の仕事を学ぶのは大変なこと。
見習いが仕事を見ようとすると、上司は “ショルダー・デフェンス” で応じるからです。(笑)
まるで、チェスのフィルダー・デフェンスを彷彿とさせる技法。
肝心な調理ポイントを “肩で視界をさえぎる” のです。
だから、見習いの心得は、盗み見して覚えること。
               
現在のスカート盗撮とはチャイまっせ。
自分の眼で、チラ見するしかありません。
見習いヒゲは、素知らぬ顔して鍋洗いしながら、一瞬後ろを振り返り残像に焼き付きます。
直ぐにトイレの大便コーナーに飛び込み、頭の中で今視た残像を繰り返して覚えました。
                     
今の料飲界は、もうこんな苦労は要りません。
先輩方が “手に手を取って” 教えてくれるからです。
下手したら 「スマホで動画撮影しても良いヨ」 と、優しい指導かも? (笑)
人手不足の今、時代が人材の促成栽培を求めるからでしょうか。
               
ネットでは、レシピ紹介の動画があふれ、料理本もたくさん出版されている。
まさに、情報の洪水(?)とも云うべき恵まれた時代。
さて、問題は咀しゃくする側の人間。
汗もかかず手にした情報が、身になっているのか?
             
レトロ昭和時代によく聞いた格言(?)を紹介したくなった。
「 ただ酒は旨くない 」 「 自前で買った本でないと身につかない 」
「 イージー・カム イージー・ゴー 」 「 悪銭身につかず!? 」
なんでも自腹を切って、血・汗をかいて学習しないと、(内容が)自分の物にならない。
どちらが良いのか? ヒゲ達には判りません。
楽をし過ぎている現代日本青年。
願わくば(!)、韓国・中国人には負けないで欲しいけど。 (苦笑)

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青天の霹靂〜薩摩藩

2021-08-12 19:50:33 | 田園ものがたり
NHK大河ドラマ 『 青天を衝け 』
物語の流れ上(?)か、薩摩の人間が、やや悪役風に描かれてる! (笑)
まぁ、しょうがないことなんだが、少し違和感もあるヒゲ。

さて、渋沢栄一たちが選ばれてパリ万博に赴くと云う、この物語最大の見せ場。
         
しかし、用意された日本会場には、なんと、すでに先客(?!)が居座っていた。
栄一たちには、 “ 青天の霹靂 ” な展開。
           
先客とは、薩摩藩!  徳川幕府の天敵です。
その薩摩藩のブースの一隅が、きらびやかな光を放っている!?
当時、薩摩が尽力していた工芸品の、黄色を中心にした “ 薩摩切子 ” たちでした。
          
この薩摩切子たちは、その後歴史の荒波に翻弄されます。
数年後、薩摩藩の大名行列の前を、馬に乗ったイギリス人が横切りました。
血の気が多い薩摩武士、無礼者とばかり「ちぇすとー」と切り捨てた “ 生麦事件 ” 。
英国は謝罪と補償を求めますが、「カゴンま者は、そげなコツで謝りもさん!」と断固拒否。
すると、英国は報復の為、海軍を鹿児島湾に派遣して “ 薩英戦争 ” に。
英国の軍艦の艦砲射撃を受けて、 “ 集成館のガラス工場 ” は灰塵に帰することに。

第二次大戦後、ずいぶんと経って、尚古集成館が再建された。
やっと、昔の薩摩切子を造れると技術者は喜んだ。
やがて、青紫や緑色などの色被せ切子が復元が出来るようになる。
しかし、どうしても復刻出来ない色がありました。
黄色です! 不可能だとも言われました。
なにしろ、イギリスの艦砲射撃で、製造の秘伝書は工場と共に焼けてしまっているのです。

数年後の1990年のある日、思いも寄らない電話が掛ってきました。
常連のS村さんからです。
 「 ママちゃん、俺、オルたい。 今、鹿児島に来とっとタイ。
    そっで、この前、話に出た復刻の黄色薩摩切子が見つかったもん! 」
田園ママ 「 わあー それは是非ひとつ欲しいですね! 」
S村さん 「 そるがたい、値段がねえ〜 一個4万円もすっとタイ! どぎゃんする? 」

青空から雷が起きたみたいな突然の連絡!?
ママ(カァちゃん)ひとりでは、決断出来ません。
なにしろ、とつけむにゃあ価格ですから、ヒゲに諮ります。
小さい冷酒グラス一個が4万円! ヒエエエ〜
普段、太っ腹な(?)ヒゲも、突然の提案に慌てふためきます。
どうしよう?
ダイソーなら、100枚の食器を四種類も購入出来ます!? (笑)
              
やがてやって来た、桐箱入りの薩摩切子。
その初代・黄色の輝きは、文句なしの人気者に。
         
その後、黄色切子を数個手に入れるのだが、初代物の黄色は特別・別格な色合いです。
そして今、熊本大震災を奇跡的に耐え抜いて、ヒゲ家の棚に鎮座しています。
こうして、生麦事件からさまざまな歴史の荒波をくぐり抜けた切子たち。
引き継ぐ子供や孫達からも、大事にしてもらえるのだろうか?
ひょっとして、使うこともなくメルカリに登場してたなんて!? (苦笑)

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コメント (4)
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