ヒゲが、一人でやっていた栄通り時代の田園。
ある時、“ つくね芋(つくり芋) ” と云う名の、熊本産の丸い芋を手に入れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/a3/9fb9f1a7b9f199d5bf0d0f692fb5daf5.jpg)
京都でお目にかかる “ まる芋 ” 。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/bd/00df7712897f0e85497331a3a97a9457.jpg)
或いは、 “ 伊勢芋 ” みたいな大きさ形です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/70/67ef533429c1379ed818d8d11929b1b5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/28/5b2b70bb5b109b421a06bcfb0680935f.jpg)
早速、すりおろすと、粘りの力がスゴい。
卵と合わせ出しで伸ばしても、充分なリキがあって、味も悪くない。
しかし、アクが強いのでしょうか? 変色も早い。
薄い灰色と云うか、見た目がワルい。
ストレートに小吸い物で提供するには、ためらいがあります。
「 何とか使えないか!? 」 と考えるヒゲ。
そんな機会が、偶然にもおとずれます。
九月に入り、「 中秋の名月が近いなぁ。 」 ・・・
「 月見の献立は、どうしようか? 」 と、思った時に閃きました。
熊本産のとろろ芋を使った献立を!
これなら、変色したとろろもいけるんじゃあないか。
先ずは、田舎系のそばを茹でます。
弾きぐるみ系の黒っぽい蕎麦です。
色が白い更科系のそばでは、この場合不都合でしょう。
色の濃ゆいソバを、蓋つき炊き合わせ風な器に盛ります。
盛りながら中央を少し窪ませます。
そこに、とろろを注ぐのですが、この時が問題です。
とろろの量のコントロール加減をどうするのか?
意外にむつかしい。
最初、カネの真菜箸を両手に持って、先の部分をクルクル回しながら、
適量のとろろを巻き取って、スルッと凹みに落とし入れました。
やがて量に慣れると、片口の尖った鍋にとろろを入れ、用心しながら傾けます。
適量のタイミングで、とろろを真菜箸で挟み切る(!)のです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/4d/7e5be5251fea5998fec2d5f66fd5c22d.jpg)
しかし、このままでは、凹みのトロロはまる見え。
色黒を隠す(?)必要があります。
で、そのトロロの中央に、うずらの卵を落とすのです。
見た目は、月見に。
うずらの卵の底辺をスパッと切るのは、若干の技術が必要かもしれません。
もみ海苔とワサビを横に添え、蕎麦つゆを注いで出来上がり。
コース料理の中ほどに出す、 “ 山かけ月見ソバ ” と云う趣向ですネ。
ウケも良い。
なんて事もない献立に見えますが、そこそこに仕上げるには、ある程度のレベルが必要かも。
とうとう、新・田園で提供できるチャンスはおとずれませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/6e/cd0f857a46ec76cfba74dd5b6e4bbc8e.jpg)
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京都でお目にかかる “ まる芋 ” 。
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或いは、 “ 伊勢芋 ” みたいな大きさ形です。
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早速、すりおろすと、粘りの力がスゴい。
卵と合わせ出しで伸ばしても、充分なリキがあって、味も悪くない。
しかし、アクが強いのでしょうか? 変色も早い。
薄い灰色と云うか、見た目がワルい。
ストレートに小吸い物で提供するには、ためらいがあります。
「 何とか使えないか!? 」 と考えるヒゲ。
そんな機会が、偶然にもおとずれます。
九月に入り、「 中秋の名月が近いなぁ。 」 ・・・
「 月見の献立は、どうしようか? 」 と、思った時に閃きました。
熊本産のとろろ芋を使った献立を!
これなら、変色したとろろもいけるんじゃあないか。
先ずは、田舎系のそばを茹でます。
弾きぐるみ系の黒っぽい蕎麦です。
色が白い更科系のそばでは、この場合不都合でしょう。
色の濃ゆいソバを、蓋つき炊き合わせ風な器に盛ります。
盛りながら中央を少し窪ませます。
そこに、とろろを注ぐのですが、この時が問題です。
とろろの量のコントロール加減をどうするのか?
意外にむつかしい。
最初、カネの真菜箸を両手に持って、先の部分をクルクル回しながら、
適量のとろろを巻き取って、スルッと凹みに落とし入れました。
やがて量に慣れると、片口の尖った鍋にとろろを入れ、用心しながら傾けます。
適量のタイミングで、とろろを真菜箸で挟み切る(!)のです。
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しかし、このままでは、凹みのトロロはまる見え。
色黒を隠す(?)必要があります。
で、そのトロロの中央に、うずらの卵を落とすのです。
見た目は、月見に。
うずらの卵の底辺をスパッと切るのは、若干の技術が必要かもしれません。
もみ海苔とワサビを横に添え、蕎麦つゆを注いで出来上がり。
コース料理の中ほどに出す、 “ 山かけ月見ソバ ” と云う趣向ですネ。
ウケも良い。
なんて事もない献立に見えますが、そこそこに仕上げるには、ある程度のレベルが必要かも。
とうとう、新・田園で提供できるチャンスはおとずれませんでした。
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