田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

今日(1/30)は、何の日?!

2009-01-31 18:17:02 | 2人3脚チンタラ道中
とにかく、楽しい一夜でした。 田園時代に帰ったようで ・・・
集まって頂いた皆様方、有難うございました。
友達 (勝手に思っています。すみません。) って、良いもんですね。
一年前の今日は、複雑な思いが絡み合って、ぐっと涙をこらえる瞬間もあった
一日でしたので、今年は格別なものがありました。

        

一番乗りの彼女は、時間つぶしにチョローッとお出掛けしてなかなか帰ってきません。
なんと、稼ぎまくって 『 止められない! 止まられない! 』 だったんです。
千円で、三万七千円超 !!
彼女・真子ちゃんは、大先輩なのですが、同級生感覚でお付き合いさせてもらってます。
パワーを有難う! いつまでも、 「 真子ちゃん 」 と呼ばせてくださいネ。

原ちゃん、“ 笑い ” の効果を再確認させてもらって有難う!
免疫療法に取り入れられているもんね。
自分も元気になるし、周りにも元気のお裾分けができるし、大いに笑いましょう。
 
           

浪ちゃん、ケーキおいしかったよ~。
辛党の私も、最近 『 甘いものが食べたぁ~い! 』 とよく口にでるんですよ。
でも、浪ちゃんのパパには負けると思うよ。

 

ダンディなT先生から、毎年頂く 『 白いバラ 』 に、今年は特別なものを感じました。
一本一本が、とても大事に思えます。 帰宅後、花瓶に挿しながら、シャッターを切りました。
あと三年間は必ず生き延びます。 先生もですよ。 
「 三年ではダメだぁ~! 俺が先だぁ! 」 と、ヒゲが ・・・ 

コガちゃん、貴方の笑顔に弱いんです。 
すすめられると、つい甘えてしまうんです。 ( 内緒の告白? )
ヒゲもコガちゃんの事を好きだから、許してくれるかな。

誕生日が二日違いの妹さん、姉思い(!)の貴女に、いつも感謝していますよ。
姉夫婦を、これからも宜しくね。 おまけのニャン子・トンもね。頼りにしています。

        

中野さん、智ちゃん、ヒゲの足が快復するまで、おしゃべりに付き合って貰って、ありがとう!
おかげ様で、肩を貸すだけで歩けましたよ。

花に囲まれて、皆さんに頂いた幸せにひたっています。  感謝の57歳です。 
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めでたさも中くらい ~ 違和もの

2009-01-30 14:29:20 | ヒゲの毒舌
我らがヒーロー (ヒールか?) 朝青龍、決定戦を制して大御満悦。
ヒゲも、そして多くの(?)日本人も期待していた “ 悪役猿がでんぐり返る ”
瞬間が露と消えた。  もう来場所は見ない。


ドラマ 『 相棒 』 、こだわりのシチュエーションで、人気続く。
ショット・バーのシーンでは、シングル・モルト等の銘柄にも注意が!
ああ、それなのに、あの美人女将の小料理屋のお酒は、“ 黄ぃ~ザ~クラ ♪~ ”
「 いつもの、こだわりの右京さんとも思えませんねェー? 」 
何で、地方の小蔵元の名もない日本酒じゃないのかな? 
                    

               「 それと、もうひとついいでしょうか?
                あの酒は、スポンサーさんが必ず飲めとおっしゃたのですか?
                その点が気になりまして。 」


熊本伝統野菜を使った有名シェフの試食会。
工夫してある熊本野菜の中央にあるステーキは、 “ エゾ(北海道)鹿” だった?!
なんで、熊 (球磨) シカを使わなかったのか??
熊本郷土料理屋のくせ、全国の地酒の田園ヒゲが言うことではないが!

       

TBS 『 本日も晴れ、異常なし 』 
“ 沖縄離島 ” が背景なのに、出てくるビールは、ア○ヒB。
なんで地ビール (オリオンとか?) は出ないのか?
ト○タのトップみたいに、 「 変な事言うと、スポンサー降りるぞ。 」 と
恫喝されたか。
今、テレビ局も苦しいから、銭持ちさんの言うまましかない。
誰か、 「 ライバル社の製品も撮影に使っていいよ!! 」 と言うような、
そんな太っ腹なスポンサーを是非見てみたい。
次の日、そのデカ腹社のもの、買いに行きまっせ! 
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お客様お問い合わせ ~ アンサー編

2009-01-28 16:47:00 | よもやま話・酒編
開店して3年程たった頃です。
今時分は、一合弱 = 350円の燗付けが結構でてました。
カウンターのヒゲと浪やんは、目の前のお客様との会話、天ぷら揚げ、酒の燗付け等、
バタバタと仕事に追い回される日々でした。

   

そんなある日、某データ社のコガちゃんが、4人で小上がり席の雪に。
何度か、酒の燗付けをお待たせしたこともあるお客様です。
燗酒好きの酒飲みにとって一番辛いのは、相手に酌した時に1~2滴しか残ってない時です。

コガちゃん達も、ビールから燗酒に変わりました。
そして、空(カラ)になったトックリを持ち上げた (酒がないよ、お代わり) 瞬間でした。
田園のサービス嬢が、ニコッとして、二本のお酒を持って行ったではないですか!!

やがて、ヒゲも飲み方に巻き込まれます。
コガちゃん 「 マスター、何で酒の無くなったのが解ったつね? 」
ヒゲ 「 よ~く見ていると、 トックリの “ 傾き具合 ” で残量の解っとですよ。
     お銚子が水平に近い頃に付け始めると、ちょうどよかごたるですよ。 」
・・・ 盛り上がりは最高潮に ・・・ ヒゲ 「 浪やぁん、 お酒ないよぉ!!」

こうして、今まで後手に回っていた仕事を、先手、先手と走る事が出来始めました。
店のおやじ(店主)がこうした気遣いをすると、ようしたもので、サービスの女性も、
コマメに部屋をのぞいて、飲み物の “ 切れ ” にも注意を払うようになりました。


「 田園の代わりに使えるような店を教えて。 」 とよく問い合わせがあります。
「 料亭ほどのサービスは要らないが、軽く接待したい事が多くある。
  居酒屋さん風が増えて、焼酎も自分達で作らなんし、話が途切れるもんね。 」 と。
なかなか、思い当たりません。 

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食品偽装

2009-01-27 15:22:54 | よもやま話・料理編
先日(1/21)又も、キャセイ食品・社長、食品偽装で逮捕。
熊本の老舗・熊本缶詰も、竹の子偽装で閉店。
まァ、我々から言わせて貰うと、安い缶詰の竹の子は中国産に決まっているのに。
国産と信じる方が、おかしい。
だいたい昔は、そんなものダマされる方が悪かったのですが。

昨年の食品偽装で、特に目立ったのが 『 吉兆 』
あのササヤキ女将の船場店でした。
昔は、決してあのような店ではなかった。
今日は、そんな昔の本当の ( 銭もうけに走らない ) 吉兆を御紹介しましょう。

今から、35年程前の7月22日。
松山閣の女将さんに連れられ、調理場(ヒゲも)全員で向かいました。
まだ、先代の御主人の指揮の時代だった 『 京都・吉兆 嵐山本店 』 に。

     

薄暗い部屋に通され、最初の前菜が運ばれ、我々は目を疑った。
砕氷を敷き詰めた箱の上に、細竹で格子状に組んだ竹垣が立ててある!!
そして、竹垣には本当の朝顔のつるがからんでいる!
さらに、格子の空間には朝顔の花の形の器が三個、配置されている!
それぞれには ・・・ 
  すっぽんの煮氷り、 山桃のワイン漬、 ひすい銀杏(なんと早いはしり物)
我々は、声までも失った。

       《 その時のヒゲのメモ 》

中略して、次は焼き物のお話を ・・・
笹でおおわれた焼き物が一盛りになって出て来た。
底の方には、保温に炭火が置いてある。
笹を取ると、軽く煙が上がり、 “ 稚 ” アユが一人一匹(!) 現れた。
尾ビレにも化粧塩がない塩焼きだ。
タデ酢は、たっぷりのタデが使ってあって、色が濃い。
食べ終わるタイミングを計って 「 もう一匹、お代わりを焼きましょうか? 」
と尋ねて来る。
どこぞの店の、焼き魚の “ 使い回し ” 等とは、180度違うのだ!!

  
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人工衛星・まいど一号 飛ぶ!

2009-01-26 19:29:11 | ヒゲの盤上の世界
ヒゲがまだ元気な頃のある日、カウンター横の席・桜に予約が入った。
E産業のイケちゃんからだ。 大阪のお客さんを連れて来ると。

「 まいど! 」 と言いながら、玄関をまたがれました。 ノリのいい方です。
やがて、ヒゲも飲み方に巻き込まれ、盛り上がり始めます。
大阪のお客も本調子になり 「 ワイはな、こう見えても浪花では一番の将棋指しやで。 」
話は大盛り上がり。
と、その時、イケちゃんが 「 ねェ、マスター、ここは将棋盤置いてないの? 」
「 ありますよ。 」   「 持って来てよ。 」
「 はい、どうぞと。 」 と運びました ・・・
「 マスター、こちらのお客さんとやってみてよ。 」  「 ハ? はあ~ 」
お客さんが 「 ワイは、かまへんでェ~ 」
                          
駒を並べ終わって、ヒゲはいきなり自軍の  『 飛車 』   と   『 角 』    を
抜いてしまいました。
イケちゃん 「 マ、マスター! こちらは浪花イチの方やで、解ってるの? 」
ヒゲ 「 そんなスゴイ方だから、 “ 香車 ” は抜きませんでした!? 」
そして、目の前で 「 あっと言う間に (イケちゃんの言葉)」 終わったのでした。
三人はさらに盛り上がり、銀杏通りの二次会へ。

小さなスナックに移って、ヒゲがトイレに入って閉めようとした時です。
後からドアをこじ開けて、イケちゃんがチン入して来ました。
小さい所だから、大小共用の和式が一台しかありません。
「 どうぞ! 」 と譲ろうとすると、 「 一緒にしよう! 」 と。
二人の野郎はポロンと出して放尿したので御座います。
次の日から、お出でになると 「 マスターのチ○ポコは太かー!? 」 と
大声で叫ばれて、恥ずかしいやら、イヤハヤ???
まいど、まいどのお話でした~ 
                          
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ドン底! 日 本

2009-01-25 20:36:15 | よもやま話・料理編
ソニーも、赤字転落。 そして、奥の手は、正社員希望退職つのる。
当然ながら、ハケンの次は正社員切り。 内部留保は、保留して。
いよいよ、日本もドン、ドン底か? ドン底日本は、何をなすべきか?


ヒゲが、栄通り田園を継いだ時も、ドン底だった。
毎日、ボウズ ( ゼロ客の事 ) を、クリア出来るかどうかばかり。
0から10人の間を行ったり来たりのザマで、ヒゲもどうしようか迷いました。
取り敢えず、自分で出来る最善を、毎日やってみよう。
そして考えたのは、確実に出す “ 付き出し ” 10人前にベストを尽くそうと。
その当時の熊本での付き出しは、おざなり扱いでした。

そこを、ヒゲはまるで単品 ( アラカルト ) を作るイメージで行いました。
煮物は湯気が出ている物、和え物はすり鉢から和え立て、揚げ物は揚げたてを。
時刻を工夫すれば、出来るんです。

その内、付き出しが減るのが早い事に気付きました。
なんと、お客さんが “ お代わり ” なされ始めたのです。
取り敢えずは、 “ 付き出し ” だけは旨い店になりました。
そして、ちょうど今頃の時季 ・・・
焼き豆腐の中央を “ 升型 ” に切り抜き煮物にし、その中に五目豆を入れ、
青みは走りのピース塩茹で。  柊の葉を添えて。
                                 
そしたら、ある日、近くのクラブのママさんが 「 これ10個、ゆずって下さい!? 」
  え、えぇ~っ ???
そうか、ちゃんと最善を尽くしていると、お客さんも解るんだな!!
よし、次は “ 刺身 ” 物を考えよう。  その次は “ 飲み物 ” を。


ドン底日本も、これはこれでしようがない事として、小泉・竹蔵らの
 “ グローバル分業 ” とかの、日本人が美句(?)の英語に弱い所に
付け込まれた事を反省する時ではないでしょうか。
何でも人件費の安い中国・インドに物を造らせて、日本人は手を汚さず
アブク銭を稼いだ事を見直す時だ。
ちゃんと、 “ 良い品 ” をコツコツ作り上げる “ メードイン・ジャパン ” の
物造りの原点から、やり直すべきではないでしょうか。

    


《 P.S 》  ヒゲより
  今度の金曜日(1/30)、6:30頃から海王丸(旧田園)にて、
  田園ママの誕生日にかこつけて、飲み会でもしようかという話。
  カウンターと小上がり席で、三々五々ボツボツ集まって ・・・
  会費は、4~5千円。(大酒飲みは5、遅く来た人は4かな?)
  賛同者は連絡(手段はお任せ)をちょうだい。 お店の都合もあるので。 
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メビウスの輪

2009-01-24 20:34:09 | ヒゲの盤上の世界
今年になって、やっとお礼の手紙を書く時間が出来た。
ヒゲが38年前に、チェス関係でお世話になった 東 公平先生 にだ。
その当時の先生は、朝日新聞の学芸員をなさっていた。
名人戦の観戦記などの仕事も。 著書も多い。
4年前には、遠出できないヒゲの我がままで、多忙な先生を熊本まで
呼びつけてしまった。


      

先生の著書 『 升田幸三物語 』 に記載がある、昭和43年に熊本で開催された
将棋名人戦にふれ、 “ 加藤一二三・八段 ” から頂いた色紙、
対局場所だった料亭 ・ おく村 (我家の今度の祝い事に予定している)、
大盤解説場所・鶴屋などの話題をしたためた。
巡り巡った縁を “ メビウスの輪 ” のごとくと。
そして、御返事の葉書がやって来た。 
    

葉書の届いた二日後、熊日新聞に発表があった。
『 熊本城で、四月に将棋名人戦 』  ( 1/21 付 )
なんと、再びメビウスの輪がまわって来た。
今度は、ヒゲの遊び場だった所だ。  熊本城 ( !? ) で。
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リハーサル

2009-01-22 19:28:08 | ヒゲの毒舌
1/20 (火)    時々 

~ 朝 ~
いつも寝ぼ助のくせに、干し物作りの時だけは、ちゃんと早起きしてしまう。
仕事人の時の性(サガ)が残っているのだろう。
今は、光が差し込む時間が短いから、干し物返しが大変。
今日は、トンの大好きなアジだぁ~。
前回のカマスをする時に気付いたのだが、商売用ならお頭(カシラ)がないといけないが、
我が家用なら、最初から頭・カマを落として、水洗いして開けば簡単だ。
なんだ、そうか、こだわりが盲点だった。

~ 夕 ~
娘の婚礼の為、慣れないおベベを着こなすのが、今日のヒゲのテーマだ。
寒さでカジかんで、ワイシャツのボタン掛けが上手くいかない。
ベルトで締めるズボンも同窓会以来だ。 上着を着たら、もう休憩タイム。

タクシーを呼んで乗ると、“ シィー・シィーおっちゃん ” 運転手だ。
しょっぱなから “ 運が悪い日 ” の予感 !? 
一生懸命 「 しぃー・ひぃー 」 言って追い抜いて、少しでも早く着こうと
努力 ( 怒力か? ) してくれる方だ。
時々、 “ けたくりブレーキ ” で車はガクンがくん 。
車が着いた時には、ヒゲはもう “ パンチ・ドランカー ” でヨレヨレでした。

~ 夜 ~
「 今日は、何ですか? ネクタイ姿は! 」 と、海王丸の智ちゃん。
「 今日は、見合いタイ?? 」
2000円肴コースで行くゾー。
 《 長崎産酢カキ・生アミの辛味ソース・小茶碗蒸し・鰯の刺身・エビちり 》
・・・ 母ちゃんの妹がやって来た。 今日は、お疲れの顔 ?
相棒が出きると、燗酒になる。 八海山・本醸造で。
話はあっちこっちいワープする。
「 英は、今そるどころじゃない。自国の大手銀行がアップアップしとるのに。 」
「 兄ちゃんの衣装は、結納には地味じゃなかろうか? 黒白の方がようはなかね? 」
「 今日は、私がお御馳走するよ。 」
おごってくれるなんて、ヒゲも幸せもんだ。 良い妹をもって!

TVが、サッカーに変わった。 周りを見渡すと、旧田園のお客様がずらり。
嬉しいな! ありがとうございます!
そうこうしていると、T先生の登場。
「 アレ? 今、先生の姿をテレビで探しよったですよ!? 」
「 イエメン戦を観るより、マスター(ヒゲ)のネクタイ姿を見た方がおもしろいと思いまして! 」
母ちゃんとT先生が衣装の話をしている時、ヒゲは軽い貧血モードに。
やばい、慣れないべべでエコノミー症候群に。
ちょっと失礼して、部屋で横になる。 すぐに直って、再びカウンターに。

~ 深夜 ~ 
どうにか、歩いて帰れる。 母ちゃんは、ホッとしてタクシーへ向かう。
「 あぁたのお友達が来てるよ。 」
すぐに、王手飛車を喰らう将棋好きなM運転手さんだ。
「 どちらまで? 」
「 オバマ大統領就任式会場まで急いでくれ。 呼ばれているんだ?! 」
「 ヘイ 」
「 Mさん、防護板は着けんとね? 」
「 私んごたる年寄りは金ば持たんけん、狙われんですよ。
  はい、会場に着きました。 オバマに宜しく! 」

今夜は珍しく、トンカツが玄関までお出迎えしていた。
 
                
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天然物 ~ 刺身盛り合せ

2009-01-20 14:08:50 | よもやま話・料理編
皆さんもそうでしょうが、ヒゲも和風の店に入ったら、刺身盛り合せを注文します。
ビールを一杯だけ飲んだ後に刺身が出て来ると、そこで、日本酒の燗(又は冷)を
頼むのが、酒飲みの楽しみのひとつ。


さて、今日は大相撲も九日目(1/19)。 熱戦が期待される取り組みが多くて嬉しい。
相撲を観ていて盛り上がるのは、 “ 一直線の花電車の押し出し ” や
“ 豪快な上手投げ ” ばかりではありません。
下位力士どうしの二転三転する攻防戦など、特に拍手が多い。
客が一番 “ シーン ” とするのが、 “ 肩透かしとかハタキこみ ” 等の
“ 汗をかかない ” 取り組みだ。


ヒゲの注文の盛り合せが出来上がってきた。
あァー、・・・ ヒゲにツライのは、その中に “ 輸入サーモン ” の切り身が
入っているのを見た時だ。
サーモンを見たら、ガッカリする。 その御店じたいにも。
ヒゲにとって、サーモンは “ 油の味 ” はあっても “ 汗の味 ” を感じないのだ。
                                        

ヒゲの主張はこうだ!
サーモンを必ずしも否定するものではない。
これは、シケの日とか夏の種類が少ない時に使うのは、仕様がない。
しかし、ここは長野県の山中ではない。 豊富な海の幸がある熊本県なのだ。
今の時季なら、白身を中心に、
                           寒サバ
          ひいか、 生アミ、 貝類、

                   サヨリ、
          コノシロ、 ふのこ海老  ・ ・ ・

どれか一品でも入っていると、熊本らしい盛り合せが出き上がる。
これらの中には、たった一晩限りの物も多いし、何よりも手がかかる。
まさに “ 汗まみれ ” の味だ。
電話一本で片が付いて、鮮度も脂の乗りもサイズも気を使わないサーモンは、
誰でも使いたがる。
そこをグッとこらえて、市場に出て、寒風に手をかじかませて選んでこそが、
仕事ではないでしょうか。
そんな店をなくしてしまって、 お客様、 ゴメンナサイ。



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親芋 ~ 母ちゃんの補足

2009-01-19 20:15:29 | よもやま話・料理編
TBS 『 ガイアの夜明け 』 の、売れない野菜を活かす仕事人のシーンで、
二束三文の大袋入り親芋を大量に買い叩くものがあった。
どうするのかと見ていたら、皮をむき荒千切りにして、乾燥機にかけたのだ!
それを、粉状にする訳だ。 考える奴らがいたもんだ。

      

阿蘇地方でも、親芋は放る物で、食用としては省みられる事はなかった。
12/9 のブログ   http://blog.goo.ne.jp/tonkatu_2008/d/20081209
『 親芋のつくね蒸し 』 には、実はオリジナルがあった。

親芋の欠点は、軟らかい所とガジガジした所が混在している事だった。
それならば、茹でてすり潰せばどうかと言うのが “ 親芋のつくね揚げ ” 。
つぶした芋にメリケン粉を混ぜ、ひと口のつくね大に揚げて、辛子味噌で供する。
これは、これで、油の効果で頂ける物でした。
しかし、ヒゲが困ったのは、コース料理の “ 揚げ物 ” が限定される事でした。
揚げ物に合う食材が、他にあった時は、片方使えません。
それで考え出したのが、つくね蒸し。

ミンチを炒め ( これが油の補充 ) 、戻したキクラゲ、青葱と具はシンプルが良い。
さて、上から掛けるアンは、吸い地アンに 『 豆鼓みそ (中華料理でよく使う)』 を加えた物。
これで、グ~ンと風味がアップする。
最後に、やや軟らかく溶いた辛子をポトリ。

誰か、この数少ない熊本郷土料理をコピーして、引き継いでもらいたいものだ。

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