1996年当時の外から見た熊本県のイメージを、前ブログで紹介しました。
今の時代なら、「 まさかネ~? 」と思うような事だったかもしれませんね。
では今日は、1970年頃にイメージされた熊本をご紹介します。
70年春、京都・河原町近くの学生向きの宴会場。
男だけの文化部の新人歓迎会に参加しているヒゲは、
「 なんや、シケた宴会やなあ~ 」 とクサっています。
なにしろ、提供される酒が少なく、チビチビしか飲めないからです。(笑)
やがて、恒例(?)の余興が始まります。
《 ヒゲは寅年 》
先輩からの新人いじめセレモニーですわ。
新入生は、お猪口一杯で、大仰にひっくり返ります。
続いて、先輩が問います。 「 九州男児はいるか? 」
M吉くん「福岡でーす」と、ヒゲが「熊本でーす」と手を挙げます。
九州モンには、福岡も熊本も同じ九州島(?)ですから差はありません。
しかし、京都の人たちからすると、大違い。
福岡と言うと、菅原道真公が住まはった太宰府が在り、馴染みが少しはある。
だが、熊本は、熊襲の末裔が棲む(!)未開の地。
冬には、クマが徘徊する?
こんなイメージを抱かれます。
今の熊本には、くまモンがあちこちに出没しますが ・・・ (笑)
で、M吉くんが終わり、先輩が両手にお銚子持ってヒゲの席に来て問います。
「 お前、熊本ならショーチュウで鍛えているから、酒はイケるんやな? 」
「焼酎は飲みません」なぁんて、説明するのは面倒ですから、ハイと答える。
先輩はニッコリして、新入生ヒゲにすき焼き用の卵入れの丼を持たせます。
そして、その丼にお銚子二本分の日本酒を注ぎ込ンだ。
「 ホイ、飲め!? 」 ヒゲは、我が目を疑った。 😲
思わず、熊本弁がひっと出る。 「 コギャン飲んで、ヨカっですか? 」
先輩も引きづり込まれ 「 うん、ヨカッですたい😁 」
渇ききっていたヒゲの喉が鳴ります。😉 なんて美味いんだ~😋
《厄晴れの時》
ゴクゴクと腑に収めたヒゲ ・・・
「 あの〜先輩! もう一杯頂いても、宜しいでしょうか? 」 と。
熊本には熊襲の子孫が居ることを、理解(?)してもらった瞬間でした。
当然ですが、以降いっさい、先輩連からヒゲに献杯することはありませんでした。
《 誕生日に 》
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