さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

移民受け入れ反対! 本当ですか?

2016-10-20 | 社会・経済


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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です


本日は巷でまことしやかにささやかれている我が国の

「移民政策」

について考え、感じてみたいと思います

そもそも何で日本で「移民」を受け入れなくてはならない、とかって話になるんでしょうか

それはこれから先、我が国は人口の減少が急激に進み、超高齢化社会となり、社会保障費は増え続けながらもそれを支える世代が少なくなる

これまで「経済成長」によって支えられてきた日本の社会が、その成長が止まり、減退し、支えきれなくなる危機を迎える

ってなことから、その成長を継続させるため、世の中に投入できる「労働力」を維持、もしくはさらに増やす、その「労働力」並びに「社会保障の下支え」を外国人に頼らざるを得ない

現在そのような状況であるってことのようです

「移民反対!」「外国人の単純労働者受け入れ反対!」

多くの人たちがそう言ってます

小平次だって「移民の受け入れ」なんて断固反対です

ですが、今の状況をみなさんわかって言っているのでしょうか

そもそも「外国人の単純労働者受け入れ反対!」については、前にも申しましたが、我が国は「技能実習制度」によって、すでに20万人近くの「外国人の単純労働者」を受け入れております

これについては後日あらためてお話させて頂きます

さて、上記のことから小平次が今思うこと

私たちが今の価値観のまま、生活水準、生活様式を維持したいと願うのであれば、これまで通り世の中がいかに物であふれようと「経済成長」をとめるわけにはいきません

しかしながら今のままでは確実に人口減少、それにともなう超高齢化社会は一気に進んでいくことでしょう

これが何を意味するか

今の生活水準、生活様式を維持したいけど

「移民は反対」

「外国人労働者の受け入れも反対」

なんていう身勝手な道理は通らないってことではないでしょうか

つまり

「移民は反対」

「外国人労働者の受け入れも反対」

というのであれば、経済成長なき社会の維持、そのために価値観を変えること、生活水準の低下、生活様式が大きく変わること

それを覚悟した上で言わねばならないということです

最近ではそういうことを受けて

「経済成長なき社会発展、社会維持は可能か」

といったことを論じる人も増えてきております

「経済成長なき社会発展、社会維持は可能か」

難しそうな話です

難しそうな話ですが、そのために必要なのは、まずこれまでの価値観を変えること、これが第一ではないでしょうか

変えるというよりも

「取り戻す」

と言った方が良いかもしれません

小平次の盟友である「以和為貴ブログ」のゆぅすけさんが度々とりあげられていらっしゃるのですが、例えば二宮尊徳先生は「経済と道徳は一体」であることを説かれております

道徳なき経済活動は、利益のためには何をしても良い、全てを自由競争にして強いものだけが勝ち残れば良い、そのような考え方に直結していきます

私たちの先人たちは、二宮尊徳先生はもちろん、敗戦後の早い時期までは松下幸之助さんや本田宗一郎さん、理念を持った経営者が大勢いらっしゃいました

物のない貧しい時代、水を使うように電気を使えるようにできないだろうか、1リットルのガソリンで少しでも遠くに行けるバイクが作れないだろうか、その理念には利益だけではない社会に貢献する、という想いがこめられていたと思うのです

今、現代はどうでしょう

物はあふれているにもかかわらず、これでもかこれでもかと経済成長を維持すべく、何でもあり、強いものだけが勝ち残れば良い、労働者なんて誰でも良い、ダメなら入れ替えれば良い、足りなければどこの国の人間だってかまわない

みなさん疲れちゃってませんか?

あらゆる障壁を取り払い、人も物も自由に移動できる、全てを自由競争の中におく、それは全くの弱肉強食の世界であり、そのような価値観が主要な先進国を中心に蔓延し、我が国も経済成長を維持するために追従しています

そこから何が生まれるかなんて全くお構いなし

イギリスのEU離脱は、まさにこういった価値観に対する拒否反応でしょう
(もともとはイギリスやアメリカがこのような価値観の言いだしっぺ)


さて我が国は今後どう歩むべきでしょう

一つ言えるのは

「移民は反対」

「外国人労働者の受け入れも反対」

を叫ぶのであれば、それなりの覚悟が必要だということだと思います

それについて私たち日本人一人一人、日本人だからこそ考え、感じるべきことがある、我が子のため、子々孫々のために真剣に考え、感じるべき時がもう来ている、ということだと思うのです



御免!


コメント (2)
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