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こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です
しばらく更新をさぼってしまいました
いくつか記事にしたかったことや、神功皇后紀のシリーズとか、更新したかったんですが、まあ忙しくて忙しくて…
さて、先日NHKのニュースを見てましたら、今回の記事のタイトルの通り、日本は欧米に比べて女性の管理職の割合が著しく低く、世界的に見てもずっと下の方だ、みたいなことが伝えられておりました
で、そのニュースをまとめたのが以下の記事(抜粋)
『ILO=国際労働機関は女性と仕事についての報告書をまとめ、管理職に占める女性の割合が世界全体では27%余りなのに対し、日本は12%で、先進国の中でもひときわ低くなっている実態が改めて浮き彫りとなりました。世界全体では27.1%と推計され、国別に見ますと、G7=先進7か国ではアメリカが39.7%と最も高く、イギリスが35.9%、カナダが35.3%と続き、日本は大きく離され12%で最下位でした。上場企業の役員に占める女性の割合は2016年の時点で、G7ではフランスが37%、イタリアが30%、イギリスとドイツが27%と続き、日本は最下位の3.4%となっていて、日本の水準が先進国の中でもひときわ低くなっている実態が改めて浮き彫りとなりました。ILOの担当者は「女性の機会や扱いを平等にすることにとどまらず、結果の平等を実現するための積極的な法律や政策が必要だ」と話しています。』
のだそうです
なんかしっくりきません
小平次の回りを見ますと、まず女房殿が、所属組織の責任者ですし、仕事仲間にも大勢管理職の女性がいます
なんか今話題の『統計』の採り方がおかしいんじゃないですか?
ですが、小平次の女房殿は、家庭の事情が許されるならば専業主婦でいたいと願っていますし、仕事仲間の女性も、別に管理職なんてなりたいわけじゃない、ただ自分のするべき仕事に責任を持って取り組みたい、って人も大勢います
もちろん世の中には組織のリーダーとなって働きたい、って女性も大勢いるんでしょうけど、まあ、小平次の回りの女性だけなのかもしれませんが、出世することよりも、自分のやるべき仕事を責任もってやりたい、って人が多いように思います
その点に関しては、小平次なんか男より、はるかにそういう女性の方が責任感が強いなあ、と感じることもしばしばです
何が言いたいかってもうしますと、前述のNHKニュースの結び
『女性の機会や扱いを平等にすることにとどまらず、結果の平等を実現するための積極的な法律や政策が必要だ』
こんなことは上記の数字だけで単純に言えることじゃないだろうってことです
さも、その割合の低さから、日本は欧米に比べ遅れている…
みたいな感じで報道されておりますが、それがなんだってんだ、ってことです
日本が低いってったって
欧米だって30%台ではないですか
一応お話ししておきますと、小平次はですね、理由もなく『女にはまかせられない』とか『女には無理だ』とか、そういうのは大嫌いですよ
でも、世界全体でいまだその割合が低いってのは、それは、女性蔑視とか、そういう次元の事ではなく、人間も動物である以上、男女のやるべき役割の違いってもんがどうしようもなく存在するからじゃないんですかね
また、日本の場合、例えば、ちょっと古いニュースですが(2013年)
『専業主婦になりたがる日本女性 海外からは疑問の声が 』
「15〜39歳の独身女性の3人に1人が専業主婦になりたいと望んでいる、という厚生労働省が行った若者への意識調査の結果に、海外メディアが注目している。仏フィガロ紙は「日本人女性は働くということを思い描かず、若者のわずか4分の1しか海外で働きたいと思わない」と伝え、「世界の一方の果てでは“女性は家にいて、男は仕事をする”という図式が良き時代として流れている」と報じた。」
で、この仏フィガロ紙の読者の反応が以下
・もしフランス女性が日本人男性と暮らしたら上手くいかないだろうな。企業は女性の職場環境改善にもっと努力すべき
(小平次の声)職場環境の改善は必要だろうが、フランス女とうまくいくかいかないかは余計なお世話だ
・(このような結果になるのは)日本女性に社会進出に対して強いプレッシャーがあると信じたい。だけど場所の東西や男女に限らず、人々は会社を自己実現の場所と異常なほど思い過ぎていないか
(小平次の声)当たっている面もあるかな
・日本は男性優位の文化だから仕方ないよ
(小平次の声)皇祖神が女性だっつーの
・どこの国でも男性に昇進の機会が多いのは変わらない。日本はそれが強いだけ
(小平次の声)そうかもしれない
・主婦になりたいという理由は一部で理解もできるけど、(各人の)独立はもっとも大事でしょ。日本は専業主婦になることが 常にクールだと思ってるんだ。何も将来が無くて、人が多ければいいけど……日本は少子化なんでしょ
(小平次の声)専業主婦だから独立心がないということにはならんだろ
・女性がいまだ1950年代の価値観に立っているのはとても悲しい
(小平次)専業主婦になりたいというのは罪悪なのか?
以上の仏紙報道に対し、日本の厚生労働省の調査では、61%の女性が「女性には家事や子育てなど、仕事をするよりもやるべきことがあると思うから」と答え、29%は「夫がしっかり働けるようにサポートするのが妻の役目だから」と回答した。
さてさて、どうなんでしょ
小平次の女房殿が言います
『旦那(小平次)の稼ぎだけで普通に暮らせる世の中にならなきゃダメなんだ』
フランスなんかは、専業主婦希望率は0%だそうですが、出生率は上がっています
そういうことに学ぶべきことはあるかとも思いますが、今の日本、女性が家にいて家庭を護りたいって思っても、経済的事情がそれを許さない
女性が家にいて家庭を護りたいって思っても、先のフィガロ紙読者の『女性がいまだ1950年代の価値観に立っているのはとても悲しい』といった価値観が世界的潮流となりそれを許さない
多様な価値観を受け入れよう、なんて世界中で言いながら『女性がいまだ1950年代の価値観に立っているのはとても悲しい』と、女性活躍社会だと、女性の管理職割合や役員就任率が低いから遅れていると、専業主婦の希望率が高いのが遅れた価値観だと、なんだかこの問題に限らず、ありとあらゆることが世界共通の価値観みたいに画一的方向に向けさせられ、これまで育んできた文化や習俗、価値観も飲み込み押し付けようとする
働きたい女性が働ける、それは素晴らしいことですし、そういう環境づくりは大切だと思います
同時に、家を護りたいと考える女性がそうできる世の中のしくみづくりを考えることも大切なんじゃないでしょうか
ちょっと記憶だけの事なので間違っているかもしれませんが、アメリカの殺人犯、猟奇殺人犯なんかの育った環境を見ると、幼いころに母親から引き離されて育ったケースの割合が高いというデータを見た記憶が…
もちろんそれも一概には言えないでしょう
ですがね、女性活躍社会とか言って、無理やり家を護りたいと願う女性まで引っ張り出すこたないだろ
子供が小さいうちはできるだけ家でそばにいてやりたいって思う母親を無理やり引っ張り出すこたないだろ
良いと思うところは学ぶべきでしょうが、なんでもかんでも欧米に比べて、とかいうのもうやめにしましょうよ
ちなみに、女性の就業率だけで言えば日本の方がアメリカより若干高いというデータもあるそうですよ
女房殿が最後に一言
『これ以上女が強くなってどうする!』
だそうで…
御免!