さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくこと Part①女系天皇・女性天皇とは

2019-05-20 | 天皇・皇室


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『これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり,相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう,そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくことをひとえに念じ,ここに私の気持ちをお話しいたしました』

このおことばは、平成28年8月8日、上皇さまが天皇として私たち国民に向けておっしゃったおことばです

上皇さまは

『象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくこと』

こをひとえに念じ、とおっしゃったわけですが、現状はどのような状況なのでしょうか


皇室典範第一条

『皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する』

これに従えば、愛子さまは天皇としてご即位いただくわけにはいかず、現在『皇太子不在』という非常に『不安定』な状況になっているということになります

また過日、秋篠宮さまが、ご自身のご即位について否定的な見解をお示しになられていることもあり、将来的に悠仁さまがご即位されるころには、皇位を継承できる方が一人もいらっしゃらない、という日本国として危機的な状況になる可能性がある状態ということです

上皇さまが願われた『安定的に』というおことばとは真逆の状況だということになります

私たち国民は、この問題に対し真剣に向き合い、ともに考えて行かなくてはなりません

このような『安定的に』とはほど遠い状況を解決するためには、現行法を改正し、女系天皇、女性天皇を認めるほかなく、女性宮家を創設し、女性皇族のみなさまがご結婚後も皇籍を離れず残れるようにしようという論が以前より取り上げられてきたわけです

これに対し、皇統は神武天皇以来、一貫して男系によって継承されてきたのであり、その伝統を変えるということはあってはならない、日本と言う国を変節せしめてしまう、という論も強く主張されております

この男系継承を継続すべき、と主張する方々も今の『安定的に』とはほど遠い状況をわかっていないわけではなく、解決策として、過去に皇籍を離脱した旧宮家の方で、かつ男系の血筋の方に皇籍に復帰願おうという案を述べているわけです

さて、このような正反対の議論を考えていく前に、先日、ある調査において、多くの国民が女系天皇と女性天皇の違いがわからない、という結果が出た、という記事を目にしました

私の周りにも大勢いらっしゃいます

戦後の教育、国のあり方がどうであったかを思えば致し方ない結果のようにも思います

しかしながら事は日本国の存亡に関わる大事と考えます

ぜひとも、ともに学び、考え、感じて頂ければ幸いであります

この男系・女系についてのわかりやすい説明として、最近サザエさん一家を例えに説明している方々がいらっしゃいます

本ブログでも取り上げてみたいと思います




磯野家の家長を『波平』とします

磯野家の家訓に

『磯野家の家長は男系の男子が相続する』

とあったとします

この場合、波平のあとに家長を継ぐことができるのは、波平一家に限って言えば『カツオ』のみとなります

磯野家の家長についての家訓が

『男系の男女』

であったとしたら、『サザエ』、『ワカメ』も候補となりますが、『タラちゃん』は、磯野家の血筋とはおそらく関係のない『フグタ家のマスオ』と、磯野家の男系女性『サザエ』の子であり女系になりますのでだめだということになります

『ノリスケ』も、おそらくは磯野家の血筋とは関係のない男性と結婚した波平の妹である『なぎえ』の子になり『女系』になりますのでやはり家長にはなれません

つまり、女系というのは、母方だけに磯野家の血を引く人を言います

さて、皇位の継承は、本来であれば我々ごときがあれこれ言うことではありません

上皇陛下、天皇陛下、そして皇室のみなさまでお決めいただくことが望ましいことでありますが、現行法、制度に基づきそれはかないません

であるならば、皇室の未来、つまりは日本の未来について私たち国民が真剣に向き合い最善を考えなくてはならないと思います


しかしながら今、当ブログの標題通り、この皇位の継承についても男系継承の継続、女性宮家の創設、と、正反対の主張がぶつかっております


何が正しいことなのかはわかりませんが、次回、私の考えを述べてみます

『和を以て貴しと為す』

共に考え、感じてまいれれば幸いに存じます






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