EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

Respighi Pines of Rome, the Birds, Fountains of Rome

2016-05-27 09:45:35 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
Respighi 
Pines of Rome, the Birds, Fountains of Rome




レスピーギのCDを取り上げるのは2度目になりますね。

EL&Pのライヴアルバム「レディース&ジェントルメン」ですが、
熱心なファンは、この「ピアノ・インプロヴィゼイション」を聴き倒しており、
キースのピアノによる全てのメロディーを脳裡に焼き付けていると思います。
ちなみに私はその境地にまでは到達しておりません。

その境地を目指しているわけではありませんが、
ところどころの印象的なフレーズは、覚えています。

このCDには、レスピーギの代表的な組曲が収録されているのですが、
「ピアノ・インプロヴィゼイション」の終わりの部分で演奏されているメロディーが、
収録されています。

全5曲からなるレスピーギの組曲「鳥」の、
1曲目の「前奏曲」と、
5曲目の「カッコウ」の終わりの部分に収録されている音がそれにあたります。

最初に曲名を知ったときに、よりによって「カッコウ」かと思いました。

「カッコウ」は子供の頃から知っていた鳥の一つでしたが、

小学校低学年の時に、
「カッコウ」は、「他の鳥の巣に、自分の卵を産み付けて、他の鳥の卵を巣の外に追い出して、他の鳥に自分の雛を育ててもらう」というのを図鑑で見たからですね。

なんてヒドイ事をする鳥かと思いました。

他の鳥にしてみれば、気の毒な事であり、
一方的に犠牲になっているわけです。

孵化と育て方の手法は、「カッコウ」という鳥の本能のようですから、
その本能も生態系の一部を担っているという事なのでしょう。

「カッコウ」に限らず、
何かを達成するには、誰かが何らかの犠牲をともなう事もあるかと思います。

オルガンをなぎ倒して、ナイフを突き刺したら、
オルガンを制作・販売する側にとっては、気持ちのよいものではないでしょうね。
実際、キースは、「当時、どこのメーカーも、オルガンを売ってくれなくなった」と、
何かのインタビューで述べていました。

過激なアクションは、伝説にはなったわけですが、
キースの場合は、そのリスクを自分自身で背負う事になったという事ですね。

以上。

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