EL&P図書室3号

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恐怖の頭脳改革 国内初シール帯盤 その2

2016-06-18 18:24:14 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
恐怖の頭脳改革 国内初シール帯盤 その2

恐怖の頭脳改革のシール帯は、
向かって左側(トレイ部)が黒い色が基本であるという事を、
「恐怖の頭脳改革 国内初CD シール帯分離」のところで記しました。

EL&Pの恐怖の頭脳改革のシール帯は、
EL&Pコレクターにとっては必須アイテムの1つかも知れませんが、
その欲望を狙った出品者が、
結果として粗悪な品物を出品した事を取り上げてみます。

シール帯CDと称して出品されていた品物を見てみましょう。

プラケースCDを開けようとすると、
このように、
プラケースのフタ(リッドと呼称するらしい)が歪曲してはずれるという現象が生じます。







この原因を探ってみました。

1.本物のシール帯はプラケースにフタの部分を開ける時に、フタがはずれて歪曲する事はない。

2.傷があるプラケースを取り替えた時点で、密着シール帯のオリジナル価値は失われるわけであるが、プラケースを取り替える場合でも、プラケースのトレイ部が黒い色のものを使用して、シール帯をオリジナルプラケースに沿った貼り方をする事により、オリジナルに近い仕様は保つ事ができる。

2.この品物の場合、プラケースが透明なので、オリジナルとは別の物を使用しているのは明らかであり、シールの貼り替えが解るわけであるが、傷があるプラケースを取替した状態との記述はなかった。

4.加えて、プラケースがフタを開ける時に、歪曲してはずれるという大惨事を巻き起こす。

但し、これは出品者も意図していなかった事であると推定しています。

オリジナルのプラケースCDの場合、
トレイ部の黒い部分に縦線の溝が無数に入っており、
これによって、その部分へのシールの完全密着を防いでいるわけです。
そのため、フタを開ける時に、シールが剥がれて、
スムーズに開封できるという仕組みのようです。

ところが、プラケースを入れ替えてシール帯をオリジナルに近い形で貼付ようとしてはみたものの、
その部分に縦線の溝が無数に切られていないトレイ部を持つプラケースに入れ替えた事により、シール部分がトレイ部に完全に密着してしまい、
フタを開ける時に、フタが歪曲してはずれるという事になるようです。


この縦の溝はシール帯に不可欠だったようです

このような品物を「シール帯仕様」とか言って、平気で出品する人達も、
存在するという事をお伝えしておきます。

結果としてマニアを狙った悪質な品物になってしまうわけですね。

以上。

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