EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ニューミュージックマガジン 1973年4月号

2016-08-08 13:12:57 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
ニューミュージックマガジン 1973年4月号



このブログで取り上げたニューミュージックマガジン誌は、
EL&Pファンにとっては、衝撃的とも言える、
EL&Pに関する否定的な内容が記されている号でしたが、
本号は、どちらかと言うと、結果からすると肯定的な事柄になるかと思います。

音楽誌や音楽本等で、
ポップスやロックのアルバムのベスト100みたいな企画をするとした場合、
あくまでもその時点でのベスト100という事になりますよね。



そのため、
この1973年の春頃の「新・ロックアルバム100選」には、
クィーンやプリンスのアルバムは取り上げられていません。

EL&Pが「タルカス」や「展覧会の絵」等の傑作を、
世に放っていた頃の事になりますね。

ピンクフロイドのモンスターアルバムと称されている「狂気」も、
まだこの世に存在していないわけです。

本号の企画は、1970年に同じ企画を試みた時に、
すこぶる評判が良くて、
入手困難なバックナンバーになってしまったようです。

それを踏まえての
「新・ロックアルバム100選」ですね。

1つのミュージシャンにつき、1点だけにしようという編集方針を、
取っているわけではないようで、
ザ・ビートルズなんかは、5枚ぐらい掲載されていますし、
クラプトン関連もソロや、クリームやデレク&ドミノスも含めて数枚あります。

EL&Pは、「タルカス」と「展覧会の絵」の2枚。



今では、プログレッシヴロックの範疇で、同様の企画をしたとしても、
EL&Pは、
選者によっては、100枚のうちの1枚に入るのかどうかも、
あやしいものがありますが、
当時は、ロック全般の100の中で、2枚も入っているのですから、
このような古雑誌を見ると、有無を言わせない圧倒的な勢いだったのだなと、
容易に想像する事ができますね。

以上。

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