EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

音楽専科 1974年 7月号

2016-10-19 14:27:36 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
音楽専科 1974年 7月号



グレッグ・レイクがキース他界時に述べていた追悼の翻訳の中に、

「人生で最も良い時を一緒に過ごしました。」

という言葉があったように思います。

音楽専科誌のこの号も、
その時を象徴させるカラー頁が1枚あります。

1頁でありますが、
表紙をめくると半ページの目次の上に、
いきなりカールが出現します。



そして、
目次の半ページをめくると、
3人のステージの配置が解る写真が載っているという具合です。



当時の熱心はEL&Pファンは、

「なんだ!この1頁で終わりか!」

と思ったのかも知れないし、

頁をめくるなり、
本誌を携えてレジに向かった人もいた事でしょう。

私の中高生の頃は、
田舎という事もあったかも知れませんが、
中高生が、
小遣い銭から、一月(ひとつき)に、
ミュージックライフ誌と音楽専科誌の両方を買うという事は、
ほぼあり得なかった事です。

好きなミュージシャンが、
どちらに掲載されているかをよく見て、
どちらを買うかを決めている感じでしたね。

また、他に洋楽の情報誌が店頭にないという事もあり、
好きなミュージシャンが載っていなくても、
どちらかを購入して楽しんでいた覚えがあります。

(中学2年の秋ごろから、ザ・ミュージックという洋楽専門誌が、小学館から創刊されていましたね。
毎月の販売か隔月の販売だったかは、しっかりと覚えておりません)

ラヴ・ビーチの後になって、
ロッキンオン誌を田舎の書店でも見かけるようになりましたが、
それまでは、どの音楽誌のカラーグラビアでも、
必ず説明文が載っていたので、
ロッキンオン誌の説明無しカラーの頁は独特の印象がありましたね。

いずれにしましても、
私がEL&Pのカラー頁が掲載された音楽誌をリアルタイムで購入したのは、
1977年からです。

そのため、グレッグのいう「人生で最も良い時」に、1977年が含まれていなければ、
私は「良い時」には間に合わなかったという事になります。

私より後に熱心なEL&Pファンになった人には、
ラヴ・ビーチをリアルタイムで聴く事ができなかった方もいらっしゃるかと思います。
そう考えると、頭脳改革には間に合いませんでしたが、
1977年にEL&Pファンになれたのは本当に幸いでした。

以上。

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