資本主義(あるいは、市場)と道徳(他者に優しくすること)
の関係性は、相反するものでなく、
無関係なものであるという趣旨の文章が
印象に残る。
あと、社会保障は、財源の観点で、『経済』とリンクしており、
いい悪い関係なく、経済状況の変化とともに、社会保障の
あり方も考え直さないといけいないと思う。
『グローバル経済』があるにもかかわらず、
『グローバル社会』が無いではないか?というソロスさんの問いは、
グローバル社会の成立を目指すのであれば、主権国家が一部の権限を
放棄しなければならないとあり、かなり大変な問題だと気づく。
あと、国際関係については、重要であるにもかかわらず、学問体系が無いというのも、目からうろこ。
そのことと関連して、地政学的現実主義?も、国際的潮流において重要とのこと。
その重要さの例としては、アメリカ国民がベトナム戦争に反対しているにもかかわらず、
アメリカという『国』が、戦争を『せざるを得ない』という現実は、地政学の視点から
いけば、当然のことではないか?とのこと。なるほど。