週五日記

ボチボチがんばります

金融のからくり

2012-04-26 05:11:12 | Weblog

東大のポッドキャストで

公開講座を視聴。

金融のからくりのような内容。

まくらのお話も刺激を受ける。

『日常の経済』は、『目に見えない』し、非常に『流動的』である。

ところが、危機が訪れると、途端に『非日常の経済』となり、『非流動的』

になると。金融『危機』の場合であれば、国の経済破綻や、大規模な起業の

倒産など。

 

『信用経済の発達』という言葉遣いを個人的にしていたが、私の場合は『掛取引の発達』

のようなニュアンスで使っていたが、経済における『信用』は、『日常の経済』が

『流動的』に流れる上で、非常に重要であるということは考えたことはなかった。

つまり、一企業の視点でなく企業間のつながりも含めて、マクロ的に考えるならば

掛取引をはじめとして、『信用』は『経済』の基本であるといえる。

 

たしか、『信用』の要素には、『時間』・『不確実性』・『空間』といわれており、

『空間』というのが、いまいちピンとこなかったが。

『信用』というのは、有形無形を問わず、『将来の可能性』までも、『信用を付与する根拠』

とすることが出来る。つまり、いまキャッシュ的に貧乏でも、将来、キャッシュ的にリッチに

なるのであれば、信用を付与することが出来る。そう考えると、『信用』とは、『尊い』

ことなのだといえる。よく知らないが、貧しい人たちへの小口の貸付を行った

グラミン銀行の発想は、欲にまどわされないで『信用』の本質を捉えて事業を行っている

気がする。

 

そのほかにも、

銀行は、『銀行―顧客』の『タテの流れ』と、

『銀行―銀行』間の『ヨコの流れ』でお金を融通しあったりという

整理が刺激を受ける。

 

『金融』の本質は、リスク分散?ではないか、と、ふと思う。

 

あと、アメリカのBIS規制に関する話の中に、

BIS規制して、金融の安定をはかろうとしたのに、

『逆機能』して、金融がグラグラする場合があると聞いて

金融も、理論だけでなく、実証研究が大事だなと思った。

 

 

コメント
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