風の記憶

the answer is blowin' in the wind

ニリンソウの思い

2009-04-16 | 

Nikon D200  TAMRON SP90□□
山形県遊佐町上蕨岡□□

 

ニリンソウ(Anemone flaccida)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草、春山を代表する花のひとつです。一つの茎から二本の花茎をのばして二つの花を咲かせます。
この花もカタクリなどと同じく、早春にいち早く花を広げて初夏には葉を枯らし地上から姿を消してしまう早春植物「春の妖精」です。
Anemone(アネモネ)は、ギリシャ語の「風」が語源、つまり「風の花」と言うことでしょうか。

山間の傾斜地にひっそりと咲くニリンソウ。
春の心地よい風が、可愛らしい二つの花を揺らして吹き渡ってゆきます。

白く清純な花を早春のいっときだけ風に揺らし、ニリンソウは何を思って咲いているのでしょうか。

花言葉は、思慕。


























































いのちは見えるよ (いのちのえほん)
及川 和男
岩崎書店

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4 コメント

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Unknown (伊藤)
2009-04-28 12:01:33
ニリンソウ、私も大好きです。SpringEphemeralの中では比較的地味な感じがしますが、二つの花が寄り添って咲いている様は、本当に健気で可愛らしいですよね。毎年必ず撮影してしまいます。

でも、ふうまさんのところと同じで、こちらのこのニリンソウの大群生地も年々数が減ってきています。今年は特に数が少なくて、今回撮影に行って愕然としてしまいました。
やはり盗掘なんでしょうね。腹立たしいです。
花は野にあって美しいのに・・・、悲しいことですね。
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Unknown (ふうまmufk)
2009-04-27 20:17:48
良いですね~、ニリンソウ。僕も大好きなSpringEphemeralのひとつです。
首を傾けて寄り添う姿が何とも清楚で健気で・・沢山撮ってあげたくなる花ですね。

先日5年ぶりにカタクリの大群生を見に行きました。
以前は足の踏み場もなかった群生だったのに踏み跡が至る所に出来ていて花の数も1/4程度に減ってしまい大群生とは言えなくなってしまっていました。
他に探していた花もあったのですが、隈なく探してもかけらも見つかりません。他の撮影者に聞くと、昨年かなり酷い盗掘があって根こそぎ持っていかれてしまったそうです。
登山客に踏まれて折れた花が沢山横たわって・・花の名山は悲しい惨状でした。
返信する
Unknown (伊藤)
2009-04-20 17:54:51
nekoさん、こんにちは。(^^)/お久しぶりです。

ニリンソウは本当に可愛らしい花ですよね。
この時期、一気に花開き、実をつけて、後は地下で増殖して群生しますが、スミレやアマナなんかと一緒に咲いているのが良いですよね。まあ、本人達は生きるために競争しているわけですが、寄り添って咲いていると仲が良さそうに見えてほほえましいです。

>ニリンソウやキクザキイチゲの方がちょと好きなのではないかと・・・
やあ、よく分かりますねぇ。その通りなんですよ。
カタクリは春の妖精の女王ですが、それよりも何気なくひっそりと目立つことなく健気に咲いているイチゲやニリンソウが好みです。(^o^)

そんな春植物たちの季節も過ぎて桜も満開の盛りを過ぎようとしています。
早いです~、季節の流れ。
(^^)/
返信する
潤いますね (neko)
2009-04-19 22:44:26
nekoです。こんばんは。

可愛らしいニリンソウ。
背景の感じとか、瑞々しい派の緑が見ている気持ちを潤させます~。
最後の写真、違う花とのツーショット、いいですね♪

カタクリも可愛らしいけど、きっと伊藤さんはニリンソウやキクザキイチゲの方がちょと好きなのではないかと感じてしまう写真たちでした。
勝手に想像してごめんなさい。(^^;
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