http://members.jcom.home.ne.jp/t-rocks/party/9/party9a.html
10月27日(土)T☆ROCKS9周年イベント詳細(TOSHIさんも演奏)
http://fosterk-onlive2012.jimdo.com/
11月4日(土)(TOSHIさんB&Voバンド)NITE-RANGER、府中Flight公演
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新選組関係の小説ではなく、マンガ版を読むといつもどうしても我慢できない部分がある。
全部がそうだとは言わないけど(大体マンガ方面はほとんど知らない)、大体似てる気がする。
何がイヤだって?そうね~、全員が全員、美少年だから?・・いやいや、それもどうかとは思うけど
まあいいや。やたら強いから?・・近いけど、ちょっと違う。史実と違うから?・・まあ、フィクションが
入るのは小説だってそうだからしょうがないでしょ。沖田と藤堂がLOVEだから?・・そんなのあるのか?
いやいや、冗談はこのくらいにして、正解は「命に対する緊張感がない」である。
まず、すぐに刀を抜く、すぐに戦闘に入る、あげく強敵と戦っているときに、劣勢になった味方を
助けようとすると止めに入ったりする。「今、助けたらあいつのためにならん」とか言っちゃったりして・・・。
面銅籠手を付けて竹刀で打ち合ってるんじゃないんですよ。良くてかたわ、最悪は死亡です。
刀を抜きあって面と向かって戦うなんて、尋常ならざる行為なんだけど全然ひるむことなく、
沖田に至っては楽しんでたりする。その辺が小説と違うなあって思う。小説もそういうのがないとは
言わないけど、マンガ方面ほどはない。やはり、斬りあいは相当ビビっている。
実際の新選組も相当腕の立つ剣客がそろっていたのは事実だけど、後世に名を残せたのも
執念深く勝ちにこだわったからである。池田屋事件などを除けば、大体において、多勢に無勢で
戦っている。土方の戦法とされているけど、徹底的に調べ上げて念には念を入れて、
相手の倍くらいの人数で殺しにかかっている。酔って裸で寝ている芹沢たちを暗殺するのに、
土方、沖田、原田、井上、山南・・・相当の剣客であたっているし、伊東亡き後の高台寺党の残党を
暗殺する場合も大勢であたっている。
でもこれが事実なんだよね。これがリアリティ。そりゃそうだよね、失敗した、また今度!ってわけには
いかないもんね。
だから刀を抜く行為、あるいはその前の鯉口を切る・・・って行為は相当の覚悟がないと出来ない
行為なんだけどさ、マンガだといともたやすく抜く、抜く。
新選組の生き証人、永倉新八の手記によると、やはり刀で斬りあう行為は相当残虐で、
池田屋事件の時などはそこら中に切り落とされた指や腕、髪の毛のついた頭部の一部とか、
色んな体の部位が落ちていたと言う・・・。
そうなんだよね、TVの時代劇みたいに一太刀で綺麗に絶命・・・だとまだいいかも知れないけど、
その中途半端な状態になる可能性もすごく多いよね。想像するだけで恐ろしい。
ま、そんな恐ろしい行為をマンガだといとも簡単にやりあってるのがどうも腑に落ちないわけ。
絵にするわけだから、そこが一番の見せ場なんだろうけどねえ・・・。もうちょっと怖がってる描写
なんかもあってもリアルでいいんじゃないかな・・・と。